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【主要メーカー徹底比較】IHクッキングヒーターの正しい選び方

オール電化 2024年01月04日更新

電気の力を使って食材を加熱するIHクッキングヒーター。

すべての熱源を電気で賄う「オール電化住宅」の増加に伴い、出荷数は年々増加傾向にあります。

今回は、そんなIHクッキングヒーターのかしこい選び方について解説していきます。

ガスコンロとの違いや、各メーカーがそれぞれ力を入れているポイントなどを網羅的に紹介しているので、はじめてIHクッキングヒーターを購入しようと検討している方は、この記事を読んでみてください。

利用シーンで決めよう!IHクッキングヒーターの正しい選び方

まず最初に、IHクッキングヒーターを選ぶ際のポイントについてご紹介します。

IHクッキングヒーターは、機器によって性能や搭載されている機能が大きく異なるので、決して価格だけで決めてしまわないように注意してください。

最大火力

IHクッキングヒーターにおいて、最大火力は調理時間を左右する大事なポイントです。
現在発売されているIHの火力は1.5kW~3.0kWがメイン。
最近では日立やパナソニックで3.2kWの機器が販売されるようになっています。

火力が弱いと調理時間がかかってしまうだけでなく、料理の仕上がりも悪くなってしまう場合があるので、ご自宅で頻繁に調理をする方は可能な限り高火力の製品を選ぶとよいでしょう。

また、2口以上のIHは最大火力だけでなく、同時に使用できる合計の火力についても制限があります。
3口コンロの場合、合計の最大火力は4.8kWもしくは5.8kW

こちらに関しても、複数の調理を並行しておこないたい、という方はなるべく高出力の製品を選ぶことをおすすめします。

ヒーターの口数とサイズ

コンロの数は、家庭用の場合は1~4口程度となっています。
複数の料理を同時に進めたい方は、コンロの数は少なくとも3口以上のものを選ぶと良いでしょう。

なお、IHクッキングヒーターはコンロ毎に使用できる調理器具のサイズが異なる場合があります。
実際の調理場面を想定して、問題なく使用できる商品を選ぶようにしてください。

搭載されている便利機能

IHクッキングヒーターには、日々の調理を楽しくするさまざまな補助機能が搭載されています。

加熱時間を設定することができる「タイマー機能」

揚げ物などの調理に便利な「温度調節機能」

湯沸かし時の吹きこぼれを防ぐ「自動湯沸かし機能」

IHクッキングヒーターを導入する際は、価格だけでなく、機器に搭載されている補助機能も意識して選ぶようにしましょう。

なお、高齢者やIHクッキングヒーターをはじめて利用される方は、ガイド機能が搭載されている機器から導入を検討することをおすすめします。

IH主要メーカーの「特徴」を徹底比較してみました

IHはガスコンロと違い、電気を動力に動く「家電」です。

開発のタイミングでさまざまな機能を搭載したり、性能の向上を図ったりと手を加える余地が大きいため、メーカーによってその性能に差が出ることがとても多いです。
なので、IHクッキングヒーターをこれから選ばれる方は、どの製品にしようか検討する前に、まずは「メーカー選び」をおこないましょう。

ここでは、IHの主要メーカーとして「三菱」「日立」「パナソニック」「アイリスオーヤマ」の4社について紹介していきます。

いずれのメーカーも、価格や特徴に大きな違いがあるので、そのあたりに着目しながら読み進めるようにしてください。

メーカー選びのコツ(金額・ラインナップ・保証)

IHクッキングヒーターのメーカー選びで重要なポイントは大きく分けて次の3点。

  • 金額
  • 強み・弱み
  • メーカー保証

「価格」に関しては、みなさん気にするポイントですよね。
IHクッキングヒーターの価格をメーカー毎に比較する場合は、差がはっきり分かるように、なるべく性能が近い製品で比較するようにしましょう。

また、各メーカーごとに「強み・弱み」が存在しています。
ご自宅で料理を頻繁にされる方は、ぜひこの部分にも注目してメーカーを選ぶようにしてください。

購入後一定期間内の交換や修理を無償でおこなう「メーカー保証」も、チェックして欲しいポイントです。
IHのメーカー保証について調べる際は、有償の「延長保証」や販売店独自の長期保証についても見てみると良いかもしれません。

三菱

三菱電機株式会社は、東京都に本社を構える大手総合電気メーカー。
IHクッキングヒーターを含む家電製品の他に、重電・人工衛星などさまざまな電気機器を製造しており、多くの商品で国内トップの販売数を誇っています。

三菱製IHの強みは、加熱部を5つに分割することでエリアごとの加熱制御を可能にした独自技術「びっくリング加熱」と、熱を風に通して循環させることで短時間でムラの無い調理ができる加熱方法「熱風循環加熱式」を採用している「びっクリアオーブン」です。

商品のラインナップも豊富に用意されているため、多くの方のニーズに合った商品を見つけることができるでしょう。

日立

株式会社日立製作所は、茨城県日立市にルーツを持つ大手電気メーカーです。
日立では、IHを含む家電や空調機器の販売以外にも、保守サービスやデジタル技術を活用したあらゆる商品を提供しています。

IHクッキングヒーターとしてはビルトイン型で火加減の自動調整機能が特徴である「火加減マイスター」シリーズが人気です。
最大火力が他社とくらべて10%ほど強い3.2kWとなっており、短い時間で調理をしたい方に非常におすすめとなっています。

設置時に選択する色として、人工大理石の台所に非常に適した「パールホワイト」が用意されている点も魅力のひとつですね。

パナソニック

パナソニック株式会社は、大阪府に本拠を置く大手電気機器メーカー。
実業家としても有名な松下幸之助氏によって1935年に創業され、現在では東南アジアなど世界各地で多くの商品が利用されています。

パナソニックが製造するIHクッキングヒーターの強みは、その「使いやすさ」にあります。
たとえば、パナソニック社のIHクッキングヒーターは火力調整に「ダイヤル式」を採用しており、ボタン操作より直感的な操作が可能です。

また、操作手順を音声ガイドで知らせてくれる「はじめてガイド」機能を搭載しているため、IHでの操作になれていない方でもスムーズに調理を進めることができるでしょう。

アイリスオーヤマ

アイリスオーヤマ株式会社は、宮城県仙台市に本社を構える家電メーカーです。
もともとは生活用品の製造・販売業が中心でしたが、2000年代に入ってからは生活家電分野にも力を注いでおり、現在もっとも勢いに乗っている家電メーカーのひとつといえるでしょう。

アイリスオーヤマ社が開発しているIHクッキングヒーターの特徴は「価格」と「デザイン」です。
底面をIHヒーターとしても利用することができる炊飯器など、ユーザーのニーズを考え抜いたユニークな商品が多くラインナップされています。

製品のラインナップは1口コンロから用意されていて、豊富な選択肢から自分のニーズに合ったIHクッキングヒーターを購入することができます。

性能や価格をしっかり比較し、ニーズに合った商品を選びましょう

今回は、IHクッキングヒーターを選ぶ際のポイントについて紹介しました。

IHクッキングヒーターはガスコンロと違い、搭載されている機能や最大火力に大きな差があることが多く価格だけで決めてしまうと失敗してしまうおそれがあります。
これからIHクッキングヒーターを購入される方は、IHの特徴を理解したうえで、自分のニーズに合った機器を選ぶようにしましょう。

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この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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光熱費削減コンサルタント

中田 萌
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