話題沸騰！リノベーションって実際どう？デメリットは？

今や、テレビなどでも話題になることが多い「リノベーション」。

この記事では、リノベーションとリフォームの違いからデメリットやメリットを、徹底的に解説していきます。

リノベーションってなに？リフォームとは違うの？

「リノベーション」という言葉をよく聞くけれど、リフォームとの違いがイマイチ分からない人も多いかと思われます。

リノベーションは、古くなった家やマンションの一室を購入し、間取りや内装、設備を一新し、価値を高めることです。

リノベーションとリフォームには、明確な違いはありませんが、大規模な施工を行う場合に「リノベーション」と呼ばれることが多いです。

違い①　「元に戻す」か「よりよくする」か

リノベーションとリフォームの違いは、施工する規模です。

リノベーションは、住宅設備だけではなく、間取りまで全て変更することも多く、リフォームに比べて大規模になります。

対して、リフォームは「今ある設備をよりよくする」ことを目的に行われることが多いです。

例えば、お風呂やキッチンなどの一部の設備を新しくする場合、リフォームと呼ばれます。

違い②　費用の違い

リノベーションとリフォームでは、施工の規模が違うことから、費用にも差が出ます。

リノベーションは、間取りを変更することも多く、建物の柱以外を全て取り払うスケルトン工事を行うことも多いです。

リノベーションは、規模が大きいことから費用も多く必要になります。

また、建物を解体してから問題が出てくることもあり、柱や基礎などに問題があると、追加の費用が必要になります。

対して、リフォームは住宅の一部を改装するので、スケルトン工事に比べて費用は安くなる傾向にあります。

違い③　施工期間の違い

リノベーションは、リフォームに比べて施工期間が長くなる傾向にあります。

建物をリノベーションする際には、施工に2.3か月かかることも多く、工事を初めてから工事が終了するまでは、住むことはできません。

対して、リフォームは自宅の一部を改装するため、そのまま住み続けることが出来る場合もあり、住めない場合でも1か月前後で改装が終わることが多いです。

【要注意】リノベーションにもデメリットはある？

リノベーションは、メリットに加えてデメリットが多いことが特徴です。

リノベーションを行う際には、メリットとデメリットをよく比較し、慎重に検討する必要があります。

デメリット①　予想以上に費用が高くなってしまう場合も

リノベーションは、リフォームよりも費用が多く必要になることが特徴です。

同じ場所に新築するよりも、費用は抑えることが出来ますが、大きな金額が必要になることを覚悟しておきましょう。

また、リノベーションをする時には新築する時に利用できるローンは使用できません。

リノベーションをする時には、リフォームローンを利用することになりますが、リフォームローンは住宅ローンの中でも金利が高いことが特徴です。

デメリット②　購入してから問題が発覚する可能性も

リノベーションの施工が始まった後、建物を解体して初めて問題が出てくる可能性もあります。

柱や基礎、配管の問題など、事前の調査では分からない問題もあり、問題があれば解決するための費用が必要になります。

住み続けるのに問題がないのであれば良いですが、大抵は修復が必要です。

特に、柱や配管の劣化は住宅の耐久性に関わるので、問題がある場合は必ず修復しなければいけません。

デメリット③　工事の期間が長くなってしまう

リノベーションは、大がかりな工事になることが多いので、住み始めるまでに時間がかかってしまいます。

住み始めるのが可能になるまで、2.3か月かかってしまうこともあり、その間は元々住んでいる家で生活するか、新しくアパートやマンションを借りなければいけません。

デメリット④　物件によってできない間取りがある可能性も

リノベーションは、物件によって出来ない間取りがある場合があります。

どうしても壊すことのできない柱や壁があると、間取りに制限が出てきてしまいます。

購入した物件をリノベーションして住みたい場合には、建物の構造上壊せない柱や壁はあるかどうか、しっかりと事前に確認しましょう。

もし、万が一壊せない柱や壁があったとしても、希望の間取りに影響がなかったり、あえて見せることが可能であれば、デメリットにはなりません。

デメリット⑤　築年数によっては耐久性が心配の種に

建物のリノベーションを考えるときに、心配事として出てくるのが建物の耐震性や耐久性ではないでしょうか。

耐震性は、耐震工事を行わない限り大きく向上させることが出来ません。

また、耐震工事を行う場合には、別途費用が必要になります。

特に、古い建物の場合は、耐震性能が現在の基準よりも低い可能性が高いです。

新築よりも耐震性・耐久性が落ちてしまう点は、リノベーションのデメリットと言えるでしょう。

デメリットを上回る？リノベーションのメリットは？

リノベーションは、デメリットも多いですがメリットも多いです。

特に、土地や建物の価格が高い都市部などでは、メリットが大きいと言えます。

その他にも、ゴミを減らすことが出来る点や、空き家問題の解決などに有効です。

メリット①　物件の価値が高くなる

リノベーションをすることによって、建物の資産価値が上がるケースもあります。

特に、築年数が経っている建物の場合、資産価値も上昇します。

現在では、リノベーション物件を賃貸として貸し出したり、中古住宅として販売していることも多く、賃貸や売家とすることも可能です。

しかし、資産価値が上がるリノベーションをすることによって、建物の固定資産税も上がるので注意が必要です。

メリット②　好みに合わせた設計が可能

リノベーションは、間取りを大幅に変更する工事を行うことが多く、好みに合わせた設計をすることが可能です。

お風呂やキッチンなどの住宅設備も自由に選ぶことが出来るので、家を建て替えるのと同様の変更が可能です。

あえて柱や壁を生かしたデザインやをすることも可能なので、唯一無二の住宅にすることが可能です。

メリット③　立地や条件のいい物件を選べる

都市部などでは、条件の良い空き地や中古住宅を見つけるのが大変です。

しかし、空き家となっている古い中古住宅をリノベーションをする場合、条件や立地の良い場所の物件を選ぶことが出来、選択肢が広がります。

立地などの条件を重視して住宅をきめたい人は、リノベーションを視野に入れることによって、よりよい条件の場所に住むことが出来る可能性が上がります。

メリット④　新築よりも低価格で住める場合も

建物の規模などの条件にもよりますが、リノベーションをする場合と住宅を新築する場合では、リノベーションの方が費用が抑えられます。

リノベーションをする時に、スケルトン工事を行えば新築と変わらない設備で住み始めることが出来るので、メリットに感じる人は多いのではないでしょうか。

メリット⑤　環境保護や空き家問題の解決にも

リノベーションは、空き家になっている中古住宅などを、買い取って行われることが多いです。

近年、空き家が増えていく一方ですが、リノベーションした空き家に住むことで、空き家を有効活用することが出来ます。

さらに、中古住宅の建て替えをする場合と、リノベーションする場合では、排出するゴミの量も異なります。

ゴミを減らすことができ、資源を有効活用出来ることから、リノベーションはエコな選択だと言えるでしょう。

リノベーションはデメリットを理解してから検討してみよう！

今回は、リノベーションのデメリットやメリットなどを解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

リノベーションは、住宅を新築するよりも費用が抑えられるだけではなく、ゴミや空き家を減らすことが出来る”エコ”な選択です。

デメリットも多くありますが、リノベーションがメリットとなる場合も多いです。

これからの新しい住宅の形としてのリノベーションをぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。

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