エコキュートとエコジョーズとは？メリットデメリット・選定基準も！

エコキュートとエコジョーズという名前は、それぞれ耳にしたことがあるかと思います。

では、両者の違いは何なのでしょうか。

この記事では、エコキュートとエコジョーズの違い、それぞれのメリットとデメリット、賢い選び方のポイントについて解説します。

エコキュートとエコジョーズ！違いは何？

エコキュートとエコジョーズは同じ「給湯器」ですが、いったいどういう違いがあるのでしょうか。

まずは、エコキュートとエコジョーズの違いについてそれぞれ紹介します。

エコキュートについて

エコキュートは、電気でお湯を作る給湯器のことです。

エコキュートの一般的な使い方は、以下の通り。

1. 電力会社との契約を「深夜割安電力・日中割高電力」に変更
2. 割安電力の深夜帯にお湯を作りタンクに溜める
3. お湯を使う際は、タンクに溜めたお湯の残量を使っていく（お湯の残量がなくなったらお湯は出なくなる）

既存の電気給湯器との違いは、空気熱を利用してお湯を作る点です。
空気熱を利用することで、電気代を節約できる特徴があります。

エコジョーズについて

エコジョーズは、ガスでお湯を作る給湯器のことです。
既存のガス給湯器との違いは、排気熱を利用してお湯を作るシステムを採用していること。
ガスの使用量を極力抑えながら、効率的にお湯を作ることができます。

エコジョーズには、「瞬間湯沸かし器」という別名があります。
その名の通り、使いたい時に必要な分だけのお湯を瞬間的に作ることができるので、寒い時期でも安心して暖かいお湯を使うことができます。

エコキュートとエコジョーズ！それぞれのメリットとデメリットは？

続いて、エコキュートとエコジョーズのそれぞれのメリットとデメリットについて紹介します。

エコキュートとエコジョーズのメリット

エコキュートとエコジョーズの主なメリットは、以下の表の通りです。

エコキュートの最大のメリットは、ガス爆発などの発生確率がないことです。
とはいえ、事故が絶対に起こらないわけではないので、安全確認を怠るような使い方はやめましょう。

エコジョーズの最大のメリットは、お湯切れを起こす心配がないことです。
たとえば、突然の来客により普段以上にお湯を使う場合でも、上限を気にすることなく、安心してお湯を利用できます。

エコキュートとエコジョーズのデメリット

エコキュートとエコジョーズの主なデメリットは、以下の表の通りです。

エコキュートの最大のデメリットは、2m近い巨大なタンクを設置しなくてはならない点です。
設置場所の確保ができず、エコキュートの購入を断念せざるを得ないケースも考えられます。

エコジョーズの最大のデメリットは、従来の給湯器と比べてお得感が低いこと。
エコジョーズというだけで、従来の給湯器よりも購入費用が割高になり、工事費や修理費も高額になるデメリットがあります。

エコキュートとエコジョーズ！賢い選び方のポイントは？

最後に、エコキュートとエコジョーズそれぞれの賢い選び方について紹介します。

それぞれ選ぶべきおすすめの人を紹介するので、参考にしてみてくださいね。

エコキュートを選ぶべき人

エコキュートを選ぶべき人は、以下の通りです。

• ランニングコストを抑えたい人
• オール電化を検討している人
• 常に使える非常水を用意したい人

エコキュートを選ぶべき人は、とにかくランニングコスト重視な人です。
エコキュートの平均的な年間ランニングコストは、4〜6万円とされています。

一方、エコジョーズの平均的な年間ランニングコストは6〜10万円。
数年使い続けることを考えると、エコキュートのほうが圧倒的に有利になります。

また、エコキュートは基本的にオール電化家庭で使用するもの。
したがって、最低限、これまで支払っていたガスの基本使用料分は家計が浮きます。とてもお得ですよね。

さらに、エコキュートはタンクに貯湯するシステムなので、断水が発生した場合でも、タンク内にお湯さえ残っていれば、そのお湯を非常水として利用できます。
とはいえ、飲料水としては使用できないので注意しましょう。

エコジョーズを選ぶべき人

エコジョーズを選ぶべき人は、以下の通りです。

• 初期費用を安く済ませたい人
• お湯切れの心配をしたくない人
• 設置場所の心配をしたくない人

エコジョーズを選ぶべき人は、とにかく初期費用を抑えたい人です。
エコジョーズの初期費用の平均額は25〜40万円。対して、エコキュートの初期費用の平均額は45〜85万円です。
エコジョーズはエコキュートの半額、もしくは半額以下で設置が完了するので、経済的に見てお得感を得られることでしょう。

また、エコジョーズは瞬間湯沸かし器なので、エコキュートのようにお湯切れを心配する必要はありません。
来客が多い・使用する湯量が日々変わる・お湯の残量を気にせずに使いたいという人は、エコジョーズがおすすめです。

さらに、エコジョーズはとてもコンパクトなので、設置場所に対する心配は必要ありません。
近隣住宅と密接している場合など、エコジョーズを検討してみてください。

エコキュートとエコジョーズはそれぞれ違いが！家庭に合う物を選ぼう

この記事では、エコキュートとエコジョーズの違いについて紹介しました。
共通しているのは「給湯器」ということですが、お湯を作る工程が「電気」なのか「ガス」なのかで、色々変わってくることが分かりました。

この記事で紹介した通り、両者にはそれぞれ一長一短あります。
だからこそ、より家庭に合った給湯器を選んで購入したいですよね。

それぞれのメリットやデメリットをしっかり調べ、妥協できる範囲内での購入をおすすめします。

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