エネカリとは？特徴や価格・メリットやデメリットを徹底解説！

「太陽光発電や蓄電池に興味はあるけど、資金に余裕がない…」とお悩みの方にぴったりの、初期費用0円で設備が使えるサービス「エネカリ」をご存じですか？

本記事では、「エネカリの特徴や活用法」「支払料金の目安やメリット・デメリット」「エネカリがおすすめな人」についてくわしく解説していきます！

結論からいえば、「エネカリは利用中の修理保証や電話サポートなどが非常に充実しており、手軽に安心して省エネ設備を使いたい人に最適！」です。

記事の後半には「エネカリの月額料金をできるだけ安くする方法」についてもご紹介していますので、家計の節約に興味がある方もぜひご覧ください！

エネカリとは？設置できる設備や価格相場・サポートや保証をご紹介！

まずはじめに、エネカリのサービスの特徴や利用できる設備の種類、料金の目安や保証内容をわかりやすく解説していきます。

【サービスの特徴】初期費用0円で太陽光や蓄電池が設置できる

エネカリとは、「初期費用0円」で太陽光発電や蓄電池を設置・利用できるサービスのことで、東京電力グループの「TEPCOホームテック」が運営しています。

料金の支払いは「毎月定額」で上下することが無く、「10年〜15年」の支払期間を満了すれば「設備は無償で譲渡」されます。

支払期間中に太陽光発電でつくった電気は「自家消費しても売電してもOK」ですので、月額料金をまかないつつ、停電対策にも利用できるというメリットがありますね。

エネカリはかんたんにいえば「省エネ設備のリース契約」に近いですが、「期間満了後の残債が無い」ため、支払いを滞納しない限り追加請求などは発生しません。

【設備の活用例】エネカリで設置した設備でどんなことができる？

エネカリの初期費用0円サービスで設置できる省エネ・創エネ設備の種類と、便利な活用法を以下にご紹介していきます。

設置できる設備	活用例
太陽光発電	発電した電気を自家消費して電気代を節約でき、残りは売電も可能 発電中なら停電しても電気が使えて、蓄電池に充電すれば夜でも安心
蓄電池	深夜のお得な電気を充電し、昼間に使うことで電気代を格段に抑えられる 太陽光発電で充電すれば、昼間の外出が多い家庭でも夜に自家消費できる
V2H	電気自動車のバッテリーを「蓄電池」がわりに家庭で使える画期的なシステム 太陽光発電で電気自動車を充電できるため、通勤時の交通費も節約できる
エコキュート	深夜のお得な電気で水を加熱・保温し、翌日ずっと温かいお湯が使える 太陽光発電でお湯を沸かせば、毎日お風呂に浸かっても水道代だけですむ
IH調理器	ガスコンロに比べて「数倍」光熱費が安く、火を使わず安全に調理できる エコキュートと組み合わせれば、ガスを使わないオール電化が実現できる

【利用料の目安】エネカリで蓄電池を設置すると毎月いくらかかる？

エネカリの月額利用料は、設置環境や契約する時期によって上下するため、実際に問い合わせ・見積もりをするまでは正確な金額は表示されていません。

参考までに、TEPCOホームテックが紹介している利用料の目安を以下にご紹介していきます。

設備の種類	設備の詳細・スペック	月額料金(税込)	利用期間
蓄電池	京セラ / エネレッツァ / 容量5kWh	8,690円	15年
V2H	ニチコン / プレミアムモデル	13,500円	10年
エコキュート	タンク容量370L / フルオート角型 ※ガス給湯器との入れ替え工事費を含む	5,600円〜	10年
IH調理器	3口コンロ / オールメタル対応 ※ガスコンロとの入れ替え工事費を含む	2,100円〜	10年

【サポート・保証】24時間365日コールセンター対応で安心！

エネカリで設置したすべての設備には、利用期間中の故障を0円で修理する「機器保証」と、工事の万が一のトラブルを補償する「工事保証」が付いてます。

さらに、期間中に起きた台風や地震などの災害や、火災や落雷、車の衝突による設備の故障を保証する「自然災害補償」も付帯するため、保証内容は万全といえるでしょう。

また、使用中の不具合や設備の不明点にはコールセンターが「24時間・365日」対応してくれますので、急なトラブルが起きたときでも安心ですね。

エネカリで蓄電池や太陽光などを設置するメリット・デメリットは？

つづいて、エネカリで蓄電池や太陽光発電、エコキュートやIH調理器を設置するメリット・デメリットを解説していきます。

エネカリで「蓄電池」を設置するメリット・デメリット

エネカリを利用して蓄電池を設置するメリットは、一括購入なら「100万円〜300万円」もかかる初期費用を払わずに、停電対策や光熱費の節約に活用できることです。

「国や地方自治体の蓄電池補助金」が利用できる今なら「月々の支払額を減らす」ことも可能ですので、資金不足で諦めていた方にもおすすめできます。

反対に、エネカリで蓄電池を設置するデメリットは「本体価格が相場より割高」であることです。

リースの手数料やアフターサポートの料金が支払価格に上乗せされているのでしょう。

とはいえ、蓄電池の補助金制度がいつか終了することを考えれば、「多少高くても補助金があるときに買ったほうがお得」ですので、エネカリの利用価値は大きいと断言できます。

エネカリで「太陽光発電」を設置するメリット・デメリット

エネカリを活用して太陽光発電を設置するメリットは、月額利用料を自家消費で節約した金額でカバーでき、期間終了後は電気代がグッとお得になることです。

太陽光パネルの寿命は「20年〜30年」と非常に長く、10年間の支払期間が終われば「電気代0円」での生活も充分可能です。

総費用も蓄電池より割安な点も優秀ですね。

一方で、エネカリのサービスを利用できない販売店もあり、一括購入より「パネルや周辺機器の選択肢が少ない」点はデメリットといえます。

最近ではコスパ・性能ともに高い「海外製のソーラーパネル」も数多く上陸していますので、「初期費用をエネカリで抑えるか、多少無理しても総費用を抑えるか」じっくり検討しましょう。

エネカリで「エコキュート・IH」を設置するメリット・デメリット

エネカリを利用してエコキュートやIH調理器を設置するメリットは、「初期費用をかけずに、オール電化へのリフォームが実現できる」ことです。

太陽光や蓄電池とセットで設置すれば月額料金の管理も楽ですし、ガス契約を解約できるので「ガス基本料金がまるまるお得になる」メリットも見逃せません。

反対に、エネカリでエコキュートなどを設置するデメリットは、やはり「通常購入よりトータルで支払う金額が高くなりがち」なことが挙げられるでしょう。

近年では両方購入しても「30万円〜50万円」程度の安価なモデルも多いですので、太陽光や蓄電池にはエネカリを利用し、IH調理器などは購入するという手も有効かもしれません。

【新築・転居に最適】エネカリは「こんな人」におすすめ！

エネカリのメリット・デメリットを踏まえたうえで、「サービスの利用がおすすめな人」の共通点を以下にご紹介していきます。

• 新築や転居などでまとまった資金が必要であり、太陽光や蓄電池に多くのお金を使えない
• 今は資金に余裕はないが、国や自治体の補助金制度があるうちに設備を揃えておきたい
• 今後、同居する家族が増える予定があり、電気代の高騰対策として急いで太陽光が必要
• 太陽光を設置するなら、倒産の心配が少ない東京電力グループの長期サポートを受けたい

エネカリには「普通に購入するより割高」というデメリットはありますが、24時間365日の電話サポートや10年間の自然災害補償を考えれば充分「魅力的」です。

「今すぐ資金は用意できないが、なるべく早く設備を設置したい！」とお困りな方にとって、万が一の故障でも安心なエネカリは「理想的」と言ってもよいでしょう。

【裏ワザ】エネカリの月額料金を安くする方法をご紹介！

エネカリのサービスを利用しつつ、月額料金を抑える方法は「TEPCOホームテック以外の販売業者でエネカリを契約する」ことです。

実は、エネカリを実施している企業はTEPCOホームテックだけでなく、選べる設備のモデルや「最終的な支払額」も取扱業者ごとに違います。

できるだけ多くの取扱業者の見積もりを比較したうえで、一番安いところと契約すれば、毎月の支払額をかしこく下げることができます。

また、別の取扱店と契約してもエネカリの「電話や修理サポートはTEPCOが行う」というルールは変わらないため、単純に金額だけがお得になります。

もちろん、「比較したらTEPCOの方が安かった」という場合もありますが、いちどは「相見積もり」を試してみる価値は充分あるでしょう。

【まとめ】エネカリは初期費用0円で太陽光・蓄電池がお得に使える！

高額になってしまいがちな太陽光発電や蓄電池を「初期費用0円」で気軽に使い始められるエネカリは、新築や転居などで資金に余裕の無い方には最適なサービスです。

「通常購入するより少し割高」というデメリットはあれど、補助金も利用できることや、24時間365日の電話サポートなどを考えれば「高すぎる」とはいえません。

東京電力グループが施工するエネカリなら「販売店が倒産」する心配も少なく、安心して使い続けられますので、選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか？

▼関連記事はこちら

蓄電池
太陽光発電
パワーコンディショナ
エコキュート
IH
外壁塗装
ポータブル電源