【要注意】太陽光発電の無料モニターとは？

太陽光発電は非常に高額な商品。だからこそ「無料モニターをやりませんか？」と提案されたら、二つ返事したくなりますよね。

しかし、仕組みを知らずに無料モニターに登録するのは非常にリスキーです。

今回の記事では、太陽光発電の無料モニター（モニター商法）の仕組みやデメリット、よくある騙しセリフを紹介します。

太陽光発電の無料モニターとは？モニター商法の仕組みを解説！

太陽光発電の無料モニターは、一見とてもお得です。

しかし、実際には「無料ではなくて騙された」というケースが相次いでいるのです。

太陽光発電の無料モニターとは、一体どういう仕組みなのでしょうか。

まずは、モニター商法の仕組みを具体的に解説します。

データを渡す代わりに太陽光発電が無料で使える

太陽光発電の無料モニターは、諸データを渡す代わりに太陽光発電を無料で使えるシステムです。

しかし、実際に蓋を開けて見ると、太陽光発電に関するすべてのものが無料になるわけではないため「悪徳商法の一つ」といわれてしまっています。

太陽光発電は初期費用に数百万円もかかるシステムですから、太陽光発電が完全に無料で使える無料モニターがあれば、もっとメジャーになっているはずですよね。

しかし、太陽光発電の無料モニターは、現在あまり有名になっていないどころか、逆の面で有名になっています。

昔は自治体でも行われていた商法

モニター商法と聞くと詐欺のイメージが強いかと思いますが、実は太陽光発電が普及する前は自治体でも頻繁に無料モニターが行われていました。

理由は、太陽光発電を大きく普及させるためです。

ちなみに、自治体が実施していた無料モニターは、当然の如く悪徳商法ではありません。

2023年現在は、太陽光発電が普及した影響で自治体による無料モニターは行われていないので注意しましょう。

太陽光発電の無料モニターは危険？！デメリットを紹介！

太陽光発電の無料モニターはお得なように見えて、実はデメリットが多いといわれています。

しかも、消費者は「全部が無料になるのなら契約します！」と細かい説明を聞かずに即決し、後々「何やら多額の請求が来た。これは騙されたってやつ？」と頭を悩ませてしまうのです。

今回の章では、太陽光発電の無料モニターの主なデメリットを紹介します。

無料の範囲が少ない

太陽光発電の無料モニターは、無料の範囲が少ないというデメリットがあります。

たとえば「工事費だけが無料」「太陽光モジュールの設置費用だけが無料」などというものです。

無料モニターをお願いされると、なぜか「太陽光発電にかかる費用がすべて無料」と勘違いしてしまう方も多いでしょうが、その消費者側の勘違いを喜んでいるのが悪徳業者なのです。

無料モニターとして契約する場合は、最低限「こちら側の費用負担はまったくの0円なのか」をしっかり確認するようにしましょう。

適正価格と比べて圧倒的高値で見積りを出してくる

太陽光発電の無料モニターでは、圧倒的な高値で見積りを出してくる業者が後を絶ちません。

太陽光発電で高値の見積もりが出される理由は、太陽光発電の相場を消費者が知らない場合が多いからです。

消費者が相場を知らないのであれば、販売側は「これが適正価格です。というより、かなり頑張って出した金額です！」と言ってしまえば良いだけ。

したがって、出された見積りを見て「太陽光発電ってこんなに高いの？」と感じるようなことがあれば、騙されている可能性があります。

まずは、太陽光発電に対する知識を付けるところから始めましょう。

通常より高い見積りを出して値引き額を多く見せる

通常より高い見積りを出して値引き額を多く見せるのも、太陽光発電の無料モニターでよくあることです。

太陽光発電の相場を知らない消費者が多いことにつけ込んで、元々通常よりも高い見積りを提示してきます。

そして、相場前後の価格まで大幅値引きをし、いかにも「いま契約したらこんなにお得ですよ」と、嘘の情報を流すのです。

家庭の利益がゼロどころかマイナス

太陽光発電の無料モニターは、営業マンが「太陽光発電を設置しないとは何事だ？！」という勢いで営業をかけてきます。

しかも「太陽光発電を設置すればメリットだらけ」「太陽光発電を設置すれば必ず利益が出る」と話してくるのです。

ところが、太陽光発電を設置してどれくらいの利益が出るのかは、住宅の立地や日照時間などによって異なります。

つまり、太陽光発電で必ずしも利益が出るとは限らないのです。

しかし、太陽光発電の無料モニターの営業マンは太陽光発電を売ることが仕事なので、各家庭の事情を考えず「太陽光発電を設置すれば必ず利益が出ます」と伝えてきます。

口車に乗せられて何も考えずに太陽光発電を設置してしまうと、利益がゼロどころか、太陽光発電の初期費用分がマイナスになってしまうことも。

注意したいポイントといえるでしょう。

太陽光発電の無料モニターは危険！よくある騙しセリフは何？

太陽光発電の無料モニターは、安易に手を出すと危険です。

最後に、太陽光発電の無料モニターでよくある騙しセリフを3つ紹介します。

「無料なのは今日まで」と即日契約を迫る

太陽光発電の無料モニターでは、頻繁に「無料なのは今日まで」と即日契約を迫られます。

即日契約を迫ってくる理由は、営業マンがとにかく契約数を伸ばしたいから。

つまり、営業マンがいう「無料なのは今日まで」というのは嘘なのです。

しかも、実際には太陽光発電に関するものがすべて無料というわけではないですから、営業マンの言葉すべてが嘘ということになります。

期間限定のお得なキャンペーンだと偽る

期間限定のお得なキャンペーンだと偽るのも、太陽光発電の無料モニターでよくある騙しセリフです。

とにもかくにも、太陽光発電は消費者側の知識が乏しいがゆえ、頻繁に「騙した」「騙された」があるもの。

「期間限定のお得なキャンペーン」といううたい文句に惑わされず、本当に太陽光発電が必要なのかをしっかり見極めましょう。

大手メーカーの者であると嘘の情報を流す

太陽光発電の無料モニターでよくある騙しセリフは、大手メーカーの者であると嘘の情報を流すことです。

太陽光発電の知識がない方は「太陽光発電で有名なメーカーってどこなんだろう？」と思ってしまいますよね。

営業マンは多くの消費者が感じている「？」を狙っていて、まったく関係ない会社にも関わらず「〇〇会社（誰もが知っている大手企業）の者です」と偽りの情報を流します。

「誰もが知っている大手企業の営業マンであれば、悪徳商法ではない」と考えてしまう消費者の気持ちを騙す手法です。

太陽光発電の無料モニターは危険すぎる！上手い話には気を付けて！

今回の記事で紹介した通り、太陽光発電の無料モニターは、基本的に無料ではありません。

かつては自治体が無料モニターを実施していた時もありましたが、太陽光発電が普及した今、無料モニターという上手い話しは絶対にないと思っておきましょう。

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