オール電化は後悔している人が多い！？対策と解決法を紹介！

安全性が高く、人気の高いオール電化住宅。

近年家を新築する際に、オール電化住宅を選択する人が多いですが、オール電化にして後悔している人もいます。

家をオール電化にする際には、デメリットをよく知っておくことがおすすめです。

オール電化で後悔している人が感じていることは？

オール電化住宅で後悔している人の意見としては、以下のようなものがあります。

• 電気代が高い
• 停電の時に不便
• エコキュートのメンテナンスが大変
• お湯切れが起こると面倒
• 初期費用が高額

それぞれ解説します。

後悔① 電気代が高い

オール電化住宅は、その名の通り「電気」で全ての住宅設備を動かしています。

ガスの代わりに電気でお湯を沸かしたり、料理を作ったりするので、ガス併用住宅に比べて電気代が高くなってしまいます。

その代わり、ガス代を支払う必要がないので、オール電化住宅とガス併用住宅、どちらの方がいいとは一概に言えません。

しかし、近年の電気代の高騰で、オール電化住宅が打撃を受けていることも事実です。

後悔② 停電が起きたら何も使えない

オール電化住宅では、停電が起こるとIH、エコキュートなどを含めた家電を使用することができません。

ガス併用住宅であれば、停電が起きてもガスを使用した給湯器やガスコンロを使用することができます。

停電が起きた時に住宅の設備が使用できない点は、オール電化住宅のデメリットだと言えるでしょう。

後悔③ エコキュートのメンテナンスが大変

エコキュートはガス給湯器とは異なり、エコキュートタンクのメンテナンスが必要です。

エコキュートのメンテナンスを怠ってしまうと、お湯が臭ったり、ゴミが浮いたりしてしまいます。

ガス給湯器にはないメンテナンスが必要になるので、オール電化住宅を後悔してしまう要因になってしまいます。

後悔④ お湯切れが起きると面倒

エコキュートはお湯切れが起きてしまった場合、再度お湯を作るまで数分から数十分待たなければいけません。

オール電化に住んでいる人の中には、エコキュートがお湯切れを頻繁に起こしてしまい、不便だと感じる人がいるようです。

後悔⑤ 初期費用が高額

オール電化住宅は、ガス併用住宅に比べて初期費用が高額になってしまいがちです。

特に、オール電化住宅になくてはならないエコキュートは、ガス給湯器よりも高額になってしまいます。

エコキュートは、タンク容量が大きい場合や機能がいいほど導入費用が高くなってしまう点には注意が必要です。

【要チェック】オール電化で後悔しないためにできる対策は？

オール電化住宅に後悔している人は一定数いますが、後悔している人の声を聞いて、対策を立てることが可能です。

これからオール電化住宅に住む場合には、後悔しないための対策をとっておくことがおすすめです。

対策① 太陽光発電・蓄電池の導入

太陽光発電システムや蓄電池を導入することで、停電時に住宅設備を使えない問題が解消されます。

太陽光発電システムを導入していれば、停電時でもエコキュートやIHだけではなく家中の家電を使用することが可能です。

さらに、太陽光発電システムを導入することで、大幅な電気代の節約にもなるでしょう。

太陽光発電システムと蓄電池を併用していれば、電気代の高騰にも耐えることができます。

対策② エコキュートのタンク容量やメンテナンス

オール電化住宅に住むにあたり、エコキュートは家庭に合ったものを選ぶ必要があります。

エコキュートのタンク容量は少し大きいものを購入しておくと安心です。

また、エコキュート購入時にメンテナンスについて聞いておくことも良いでしょう。

オール電化はどんな家庭に向いている&おすすめの家庭は？

オール電化住宅に後悔している人もいますが、家庭によってはオール電化住宅の方が向いている可能性があります。

特に、昼間に電気を使わない家庭では、大幅な電気代の節約が可能になるケースがあります。

おすすめ① 昼間に電気を使わない家庭

オール電化住宅は、昼間の電気料金が高く、深夜の電気料金が安いプランを契約することが可能です。

共働きなど、昼間の電気を使わない場合には、オール電化住宅にすることで光熱費を簡単に抑えることが可能になります。

おすすめ② 太陽光発電の導入を決めている家庭

太陽光発電システムの導入を決めている家庭では、オール電化住宅に住むことによって大幅な電気代の節約になります。

オール電化住宅と太陽光発電システムは相性が良く、光熱費削減だけではなく、停電対策としても有効です。

おすすめ③ ガスを使用したくない家庭

オール電化住宅は、ガスを使用しないので爆発やガス漏れが起こりにくく安全だと言われています。

また、IHはガスコンロよりもお手入れがしやすく、見た目がいいので、IHを導入したいと考える方も多いです。

家の安全性を高めたい家庭や、IHを使用したい家庭にはオール電化住宅がおすすめです。

オール電化に後悔したら辞めるには20万円以上の費用が必要！

オール電化住宅を辞めたい場合には、ガス給湯器や都市ガスの引き込み工事などが必要です。

ガス給湯器は、10万円程度で購入と取り付けをすることができます。

また、エコキュートの廃棄にも1万円程度の費用が必要になります。

さらに、都市ガスを引き込む場合には10万円から15万円以上の費用が必要になるので注意が必要です。

オール電化を止める場合には、20万円以上の費用が必要になる点は、覚えておくと安心です。

【費用も】オール電化に後悔したら設備を導入して解決を目指そう！

最後に、オール電化住宅に後悔した時のための解決方法を紹介します。

オール電化に後悔した場合には、新しい設備を導入することでデメリットをメリットに変えることができる場合があります。

それぞれ費用も紹介していますので、オール電化に後悔している方は、参考にしてみてください。

解決法① 太陽光発電・蓄電池の導入

太陽光発電システムや蓄電池を導入することで、電気代が高いという後悔や、停電時に何も使えなくなってしまうというデメリットを解消することができます。

また、今後電気代が上がってしまっても、電気代の高騰に耐えることが可能になるでしょう。

太陽光発電システムと蓄電池の導入費用は、それぞれ100万円から200万円程度です。

解決法② エコキュートの買い換え

エコキュートが頻繁にお湯切れを起こす場合には、エコキュートを買い換えることで、問題を解決することができます。

エコキュートの最適な容量は、以下の表の通りです。

エコキュートを買い換える場合には、今あるエコキュートの廃棄費用1万円程度と、エコキュートの本体費用＋工事費用で50万円程度必要になります。

ただ、エコキュートは機能やタンク容量によって大きく価格が変動するので、タンク容量を大きくする際には、少し多めの予算を設定しておくと良いかもしれません。

タンク容量	家族人数
370リットル	3〜5人家族
460リットル	4〜7人家族
550リットル	5〜8人家族

解決法③ 電力会社の乗り換え

電力会社を乗り換えることで、電気代を安く抑えることができるかもしれません。

オール電化住宅は電気使用量が多いので、電気料金が安くなれば電気代を大幅に節約することができるようになります。

ただし、電気代や燃料費が高騰している近年は、燃料調整額に注意が必要です。

燃料調整額の上限がない電力会社に乗り換えてしまうと、電気代が今よりも高くなってしまう可能性があるので注意しましょう。

【後悔しない対策を】オール電化はデメリットもある！

今回は、オール電化住宅に住んでいて後悔している人の声を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

オール電化住宅は、安全性が高い反面、電気料金の高騰の影響を受けやすいなどのデメリットがあります。

これからオール電化住宅に住む人は、オール電化住宅で後悔しないような対策を建てておきましょう。

また、すでに後悔している人は、新しい設備を導入するなどの解決法を実践することで、快適に暮らすことができるようになります。

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