【放置NG】エコキュート配管洗浄の正しい手順・タイミングは?作業の注意点も解説!

※本記事は、事業者から提供を受けた商品・サービスのPRを含む広告コンテンツです。
エコキュートを長く快適に使ううえで欠かせない「配管洗浄」ですが、ふだん見えない部分ということもあり、ついつい放置している方も多いのではないでしょうか?しかしながら、配管の定期的なお手入れを怠ると、雑菌の繁殖やお湯のにごりなど、さまざまなトラブルの原因となります。
さらに放置を続けると、配管の詰まりや給湯効率の低下、ヒートポンプの不具合につながる恐れもあり、修理費用が高額になるケースも珍しくありません。
そこで本記事では、家庭でできる「2種類の配管洗浄」の違いや正しい手順、配管メンテナンスを放置する「3つのリスク」や、各メーカーが推奨する洗浄剤の種類までわかりやすく解説していきます。
後半では、手動の配管洗浄を行う際の「3つの注意点」もご説明していますので、「せっかく買ったエコキュートをできるだけ長持ちさせたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
エコキュートの配管洗浄は「2種類」|自動・手動の違いを解説
エコキュートの配管洗浄は「自動」と「手動」の2種類。どちらも目的は同じく「配管内部を清潔に保つこと」ですが、かかる時間や洗浄効果、作業手順などに違いがあります。日常的には自動洗浄、定期的なメンテナンスとして手動洗浄を行うのが理想です。
まずはじめに、それぞれの洗浄方法の特徴や違い、正しい作業の流れを確認していきましょう。
①自動配管洗浄:入浴後に気軽に実施できる
エコキュートの「自動配管洗浄」とは、1日の終わりに浴槽のお湯を排水するタイミングなどに、貯湯タンクの水を使って浴槽や配管を自動で洗い流す機能です。お風呂に入った日に忘れず実施することで、配管の雑菌繁殖や詰まりを抑制し、衛生状態を保ちます。
多くのエコキュートに搭載されている便利機能であり、お風呂の栓を抜くだけで自動にスタートする機種や、マイクロバブルの力で洗浄力をさらに高めた機種も存在します。自動配管洗浄機能が搭載されていない機種では、リモコンで「ふろ配管洗浄モード」などを選択することで、同様の洗浄効果を得ることができます。
気軽に配管の清潔を保てる自動配管洗浄ですが、その効果はあくまで「日常的な簡易洗浄」に留まる点に要注意。配管の理想的な衛生状態をキープするには、次にご紹介する専用洗剤を使った手動洗浄も必要となります。
②手動配管洗浄:洗浄剤を使ってしっかり洗浄
エコキュートの「手動配管洗浄」とは、新しく水を張った浴槽に専用の洗浄剤を投入し、リモコン操作で洗浄することで、配管をしっかりきれいに保つメンテナンス方法です。皮脂や湯あか、入浴剤の成分などは自動配管洗浄だけでは落としきれない可能性があるため、定期的に手動洗浄ですっきり洗い流すことが設備の長持ちにつながります。
配管手動洗浄は「1〜2か月に1度」のタイミングでの実施が推奨されており、最長でも「半年に1度」は必ず行いましょう。毎日お風呂に入る家庭や、入浴剤をよく使う家庭では、特にこまめな洗浄を心がけたいところです。使用する洗浄剤は「各メーカーが販売する純正品」が確実ですが、「ジャバ(1つ穴用)」などの市販品で代用できるケースもあります。
③手動配管洗浄の正しい手順は?【初めてでもかんたん】
メーカーによってリモコンの操作手順などは多少異なるものの、多くのメーカーでは、以下の手順で手動配管洗浄を実施します。
- 水またはお湯を「ふろ循環アダプター」の約10cm上まで入れる
- 洗浄剤を投入する
- リモコンで「配管洗浄」ボタンを押す
- 洗浄が終わったら、お風呂の栓を抜いて排水する
- ①③④の手順を繰り返し、すすぎを行う
- 浴槽に洗浄剤が残っている場合、シャワーなどで流す
以上の工程は、合わせて「約30分」ほどで完了できます。慣れてしまえば取扱説明書を見なくてもかんたんに実施できますので、ぜひ休日や空いた時間を使って挑戦してみましょう。
参考:ダイキン工業
エコキュートの配管洗浄をしないとどうなる?放置する「3つのリスク」
各メーカーは公式ホームページなどで、エコキュートを長く快適に使用するため、ユーザーによる定期的な配管洗浄を勧めています。その大きな理由は、配管洗浄を怠ることで「お湯が不潔になる」「電気代が上がる」「本体に不具合が起きる」といった、無視できないトラブルにつながる可能性があるからです。
ここでは、エコキュートを配管洗浄せずに使い続けることで発生しやすい「3つのリスク」について、くわしく確認していきましょう。
リスク①:お湯が不潔になり雑菌繁殖・健康被害の原因に
エコキュートの配管洗浄の放置で起こるもっとも気になるトラブルは、「お湯の衛生状態が悪化する」ことです。定期的に洗浄していない配管の中には、入浴時の皮脂や入浴剤の成分などが少しずつ溜まってゆき、雑菌やカビが繁殖する原因となります。
以上の状態をさらに放置すると、お湯にぬめりやニオイ、にごりが出る可能性も。こうなると衛生的なお湯であるとは決して言えない状況です。雑菌の中には、「レジオネラ属菌」など、健康被害を引き起こす恐れのある種類も含まれます。
特に、小さな子どもやお年寄りと一緒に暮らす家庭では、定期的な配管洗浄でお湯を清潔に保つことは非常に大切です。家族の健康を守るためにも、ぜひ習慣化しましょう。
リスク②:お湯はりの効率低下で電気代高くなる
エコキュートの配管洗浄を長期間せずに放置すると、配管内に溜まった汚れや不純物が固着し、お湯のスムーズな循環を妨げる原因となります。循環ポンプの動きも悪くなり、お湯はりに時間がかかるようになるため、結果的にヒートポンプが余分に稼働し、「電気代が高くなる原因」にもなってしまいます。
また、循環ポンプや配管内にトラブルが起きると、追い炊きの温度が安定しづらくなり「いつまでもぬるい」「急に熱くなりすぎる」といった温度ムラが起こる可能性も。放置した見えない配管の汚れが、日々の快適さや省エネ性をじわじわと奪う原因となるのです。エコキュート本来の高効率な給湯性能を保つためにも、定期的な配管洗浄は欠かせません。
リスク③:詰まり・腐食によるエコキュート本体の故障
定期的な配管洗浄を怠り、配管や浴槽フィルターなどの詰まりが悪化すると、最悪の場合、エコキュート本体の故障や誤動作に発展する可能性もあります。特に、設備の導入から年単位で洗浄を行っていない場合、配管内に固着した不純物の層が厚くなっている恐れがあり、そのぶん循環ポンプや各部に負担がかかってきます。
配管洗浄の放置により不具合が起きると、本体のリセットを行うだけでは問題は解決しないケースが大半です。プロの点検・修理対応が必要となり、費用が状況に応じて「数万円〜十数万円」に及ぶケースもあります。
故障してから高額な修理費用で後悔するより、日頃の自動洗浄に加えて、1〜2か月に一度の手動洗浄で不具合を予防するほうが断然お得です。定期的なメンテナンスは、機器の寿命を延ばすもっとも手軽な方法といえるでしょう。
【メーカー別に解説】手動の配管洗浄に推奨されている洗浄剤の種類は?
エコキュートの手動配管洗浄に適した洗浄剤は、「メーカー純正の洗浄剤」と、メーカーが推奨する「市販の洗浄剤」の2種類です。メーカー純正の洗浄剤は、Amazonをはじめとする通販サイトや、メーカーサポートに問い合わせることでも購入できます。
今回は具体例として、エコキュートの主要5メーカーが推奨している、配管手動洗浄向けの洗浄剤を確認していきましょう。
| メーカー | 推奨洗浄剤 | 補足 |
| パナソニック | 純正「ふろ循環回路洗浄剤(品番 AD-3755A-2AH)」 | 「市販の給湯機用ふろ釜洗い洗剤(1つ穴用)」も使用可と記載あり |
| 三菱電機 | 純正「配管洗浄剤 (品番BJ-070L) | 「ジャバ1つ穴用(ジョンソン株式会社)」も使用可と記載あり |
| ダイキン工業 | 市販の洗浄剤「ジャバ1つ穴用(ジョンソン株式会社)」を推奨 | |
| コロナ | 純正「ふろ配管洗浄剤/クリーンエース(品番 UKB-53)」 | 「市販のふろ釜洗浄剤(1つ穴用)」も併用可と記載あり |
| 日立製作所 | 市販の洗浄剤「ジャバ1つ穴用(ジョンソン株式会社)」を推奨 |
参考:パナソニック / 三菱電機 / ダイキン工業 / コロナ / 日立製作所
エコキュートの手動配管洗浄で失敗しないための「3つの注意点」
慣れてしまえば取扱説明書を見ずに手軽に実践できる配管手動洗浄ですが、「誤ったやり方」で行うと洗浄効果が下がったり、配管やポンプを痛める原因となりかねません。特に、非推奨の洗浄剤を使ったり、実施タイミングを間違えると、せっかくのメンテナンスが逆効果になることも。
ここでは、初心者でもエコキュートの手動配管洗浄で失敗しないための「3つの注意点」を確認していきましょう。
注意点①:メーカーが推奨していない洗浄剤は避ける
「配管を洗浄するだけだし、洗浄剤はどれでも良いのでは?」と思う方は少なくないでしょう。しかしこの考え方は逆効果。配管の材質やゴムパッキンの耐薬品性はメーカーによって異なるため、指定外の洗浄剤を使うと腐食や変色、劣化の原因になります。
たとえば、塩素系、酸性、発泡タイプなどは洗浄効果が強すぎ、金属やゴム部品を傷める恐れがあります。かならず取扱説明書に記載された純正品、または公式で使用可とされている洗浄剤(例:ジャバ1つ穴用)を選びましょう。正しい洗剤選びが、エコキュートの配管を長く清潔に使うための安全策です。
注意点②:残り湯・入浴剤入りのお湯は使わない
配管の手動洗浄時に「お風呂の残り湯を使って節水したい」と考える方も多いことでしょう。しかしながら、これもおすすめできない方法です。お風呂の残り湯には入浴剤の成分や皮脂など不純物が含まれているため、洗浄剤の効果を弱める原因となってしまいます。
また、使用していた入浴剤によっては、洗浄剤と化学反応を引き起こし、配管やポンプの不具合につながる可能性もゼロではありません。面倒でも、手動洗浄にはかならず「新しいきれいな水」を使いましょう。さらに洗浄効果を高めたいなら、浴槽を一度シャワーなどで洗い流してから作業することをおすすめします。
注意点③:「1〜2か月おき」のタイミングで定期的に実施する
エコキュートの手動配管洗浄は、「一度やったらしばらく安心」ではなく、定期的に実施することが長持ちの秘訣。手動洗浄を実施しても、その後入浴や追い炊きなどを繰り返すうちに、配管内にはふたたび皮脂や入浴剤の成分などが蓄積していくからです。
大半のメーカーでは「1〜2か月に一度」のタイミングでの手動洗浄を推奨しています。最長でも、「半年に一度」はかならず実施できるよう、カレンダーやリマインダーなどを利用して忘れないよう工夫しましょう。
また、家族の人数が多い・入浴頻度が高い・入浴剤をよく使う家庭では、1か月ごとなど、より短い間隔での手動洗浄がおすすめです。定期的に洗浄を続けることで、お湯の清潔さだけでなく、省エネ性能や設備寿命の維持にもつながります。
まとめ:配管洗浄はお湯の清潔・省エネ効果を守るカギ!こまめな実施を心がけよう
エコキュートの配管洗浄は、お湯の清潔さ・快適さ・省エネ性能を保つために欠かせないメンテナンスです。入浴後に自動洗浄を行うだけでも一定の効果がありますが、1〜2か月に1回の手動洗浄を組み合わせることで、配管内部の不純物や雑菌をしっかり除去できます。
反対に、長期間洗浄せずに放置すると、雑菌の繁殖・お湯のにごり・ニオイの発生・電気代の上昇、さらには本体の故障につながる恐れもあります。メーカーごとに指定されている洗浄剤(純正品または「ジャバ1つ穴用など」)が異なりますので、かならず公式推奨品を使用しましょう。
定期的な配管洗浄を続けることで、家族全員が安心して快適にお風呂を楽しめます。「清潔・安心・省エネ」なエコライフのために、今日からこまめな配管洗浄を習慣化してみませんか?
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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