千葉県長生郡白子町は千葉県東部に位置します。九十九里浜に面する外房地方の町で漁業や温泉の町として知られます。
町域のほとんどが平地です。九十九里浜に面した部分は起伏がほとんどなく、見通しが良い地形です。
九十九里浜といえばイワシ漁が有名でしたが、白子町は江戸時代にイワシ漁がはじまった場所だといわれます。
明治時代になり大型漁船が使われるようになると、地引網中心だった白子町のイワシ漁は衰退します。
かわって町の経済を支えたのが観光でした。九十九里浜には海水浴場がつくられ、広く平坦な地形はテニスコートとなり、観光客を引き付けました。
太平洋側の気候に属し、夏は高温多湿となります。冬は沖合を流れる黒潮の影響で非常に温暖です。観光業はこうした白子町の気候を最大限生かせる産業として発達したのです。