鹿児島県奄美市は奄美市は南西諸島のほぼ中央にある奄美群島の中心都市で、奄美大島の北部に位置します。
奄美大島は沖縄本島、佐渡島に次ぐ日本で三番目に大きい離島です。奄美市は中心市街地がある名瀬地区（旧名瀬市）と森林地帯の住用地区、奄美空港がある北部の飛び地の笠利地区の3地区から成り立ちます。
気候は亜熱帯性で一年を通じ高温多湿です。夏から秋にかけて、しばしば台風被害に見舞われるため、訪れる際は台風情報に注意が必要です。
奄美市は自然に恵まれた島で、国内屈指のマングローブ林や天然記念物であるアマミノクロウサギの生息地などがあります。
室町時代には琉球王国の支配下にありましたが、薩摩藩の琉球制服以後は藩の直轄地となり、黒砂糖の生産で知られるようになります。しかし、藩の課す重労働は島民に大きな犠牲を強いました。
奄美市の特産物は高級絹織物である大島紬と黒砂糖です。1300年の歴史を持つ大島紬は現在も高い品質を維持しています。