鹿児島県肝属郡南大隅町は鹿児島県南東部に位置します。南大隅町は大隅半島の先端部分を占め、日本本土最南端の佐多岬を有します。
町域の大半が肝属山地に占められているため平野はわずかです。そのわずかな平野は錦江湾沿いにあり、旧根占町や旧佐多町の中心市街地もそこにあります。
南西諸島の気候に属し、夏は高温多雨で亜熱帯性植物が多数みられます。佐多岬周辺にはソテツの自生地があります。
南大隅町の特産品は亜熱帯性の気候を生かした作物。タンカンやデコポンといった柑橘類をはじめ、びわの葉から作るびわ茶や鹿児島特産のきびなご、”極楽鳥花”として知られるストレリチアや龍眼やレイシといった亜熱帯性の果実など珍しい産物が目白押しです。