エコジョーズでなぜ後悔?デメリットや後悔しないポイントを紹介!
ガス給湯器の一種であるエコジョーズ。
従来のガス給湯器に比べて省エネといわれていますが、実は「エコジョーズで後悔した」という声が相次いでいるというのです。一体どういうことなのでしょうか。
そこで今回の記事では、エコジョーズの概要や魅力を紹介すると共に、エコジョーズのデメリットや後悔しないためのポイントを紹介します。
目次
エコジョーズで後悔するのはなぜ?エコジョーズの概要や魅力を紹介!
エコジョーズで後悔するといわれている理由は何なのでしょうか。
今回の章では、エコジョーズの概要はもちろん、エコジョーズの魅力を4つ紹介します。
エコジョーズの概要
エコジョーズは、従来のガス給湯器に比べて省エネ性能が高いといわれているガス給湯器です。
従来のガス給湯器は、200℃分の余熱を排熱として捨てていました。
しかし、エコジョーズは従来のガス給湯器で捨てられていた余熱を再利用してお湯が作れるシステム。
エコジョーズでは余熱の排出量が少なく済むので、従来のガス給湯器に比べて二酸化炭素の排出量を15%前後削減できるといわれているのです。
地球環境を考えたシステムを家庭に導入できるのは、嬉しいですよね。
エコジョーズの魅力
冒頭でお話しした通り、エコジョーズに切り替えると後悔する人が一定数いる事実があります。
ただ、エコジョーズには魅力的な特徴もあるので、まずはエコジョーズの魅力を見ていきたいと思います。
魅力①ガス代が安くなる
エコジョーズの魅力は、従来のガス給湯器を使用するよりガス代が安くなることです。
一概にはいえませんが、従来のガス給湯器からエコジョーズに切り替えた場合、年間で約3万円ほどのガス代が浮くともいわれています。
オール電化ではなく、ガス契約を残したまま節約を考えたい家庭にとって、とても有効なシステムだといえるでしょう。
魅力②湯切れの心配がない
エコジョーズは、瞬間的にお湯を湧かすシステムなため、湯切れの心配がないという魅力もあります。
電気給湯器の一種であるエコキュートという名前を、一度は耳にしたことがありますでしょうか。
エコキュートは、貯湯タンクの中にお湯を貯め、それを日中に使っていくシステムです。
したがって、お湯切れのリスクがあります。
しかし、エコジョーズは瞬間的にお湯を沸かすことができるので、お湯の使用量が多くなる冬場でも、湯切れを心配する必要がありません。
とても使いやすいと好評ですよ。
魅力③コンパクト設計
コンパクト設計というのも、エコジョーズの魅力です。
先ほどお話しした、貯湯タンクを必要とするエコキュートは、住宅の外に貯湯タンクを設置するスペースが必要になります。
しかし、エコジョーズは貯湯タンクを必要としないので、かなりの狭小住宅でも設置できるメリットがあります。
エコジョーズで後悔するのは何故?エコジョーズのデメリット4選!
続いて、エコジョーズにあるデメリットを4つ紹介します。
どのようなデメリットが原因で「エコジョーズは後悔する」といわれてしまっているのでしょうか。
デメリット①初期費用の負担が大きい
エコジョーズのデメリットは、初期費用の負担が大きいことです。
エコジョーズは、省エネ型のガス給湯器なため作りが複雑で、従来型のガス給湯に比べて5万円ほど初期費用が多くかかります。
ただ、従来のガス給湯器に比べてガス代を軽減できるので、初期費用が多くかかるのもそこまで大きなデメリットとはならないでしょう。
デメリット②ガス使用量の少ない家庭には不向き
ガス使用量の少ない家庭には不向きなのも、エコジョーズのデメリットです。
エコジョーズは、ガス給湯をすればするほど従来のガス給湯器とのガス代に大きな差が生まれます。
つまり、ガス使用量の少ない単身世帯や2人暮らし世帯では、エコジョーズの恩恵をそこまで実感できないでしょう。
デメリット③排水用配管の増設工事が必要
エコジョーズは、排水用配管の増設工事が必要というデメリットがあります。
エコジョーズを稼働させると、水蒸気が凝固したドレン排水というものを排出させます。
ドレン排水をそのまま放置しても体には無害ですが、コケやカビを繁殖させてしまう恐れがあり、自宅の景観はもちろん、近隣住民から苦情が入る可能性も。
したがって、エコジョーズを設置する際には必ず排水用配管の増設工事が必要で、そのための工事費用も必要になるのです。
デメリット④10年に1度のペースで大きな出費がある
10年に1度のペースで大きな出費があるのも、エコジョーズのデメリットです。
先ほど紹介したドレン排水は酸性なのですが、給湯器の内部にある中和器のおかげで中和されてから外部に漏れる仕組みになっています。
この中和器の寿命は10年前後といわれており、寿命を迎える前に15,000〜30,000円ほどかけて中和器の交換をしなくてはなりません。
ただ、エコジョーズの寿命は10〜15年といわれているので、中和器を交換するかエコジョーズ自体を交換するかの二択になるかもしれません。
エコジョーズで後悔したくない!後悔しないためのポイントは?
エコジョーズには、メリットとデメリットがあります。
ただ、これは従来のガス給湯器や、電気給湯器(エコキュートなど)にもいえること。
つまり、エコジョーズには後悔ポイントが多いといわれていますが、実は後悔ポイントが多いのはエコジョーズだけではないのです。
そこで最後に、エコジョーズで後悔しないためのポイントを3つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
ポイント①安易にエコジョーズに乗り換えない
エコジョーズで後悔しないため、安易にエコジョーズに乗り換えるのは止めましょう。
エコジョーズは紹介している通り、地球環境に優しく、従来のガス給湯器よりもランニングコストが良いです。
ただ、従来のガス給湯器より初期費用が多くかかることから、ガスの使用量が比較的多い家庭でないと元を取れないといわれています。
ガス代節約のためにエコジョーズに乗り換えようと安易に考えるのではなく、乗り換えた場合のメリットをしっかり考えてからエコジョーズの購入に踏み切るようにしましょう。
ポイント②定期メンテナンスや浴槽の掃除を怠らない
定期メンテナンスや浴槽の掃除を怠らないことも、エコジョーズで後悔しないためのポイントです。
浴槽の掃除を定期的に行うことで、配管が詰まってしまうリスクを未然に防ぐことができ、エコジョーズを長期的に使うことができる期待が高まります。
さらに、配管の掃除などを定期的に専門業者に依頼することで、エコジョーズの寿命を少し延ばせる期待が持てるでしょう。
ポイント③デメリットをきちんと把握しておく
エコジョーズで後悔しないためには、エコジョーズのデメリットをきちんと頭に入れておくことが大切です。
エコジョーズに限らず、どのようなシステムでもメリットとデメリットは必ずあるもの。
だからこそ、メリットとデメリットを天秤にかけ、メリットが勝っている場合に妥協して商品の購入に踏み切ることでしょう。
エコジョーズも同じで、残念ながら万人受けする商品ではありません。
だからこそ、デメリットをしっかり把握してから購入に踏み切ることで、ある程度のデメリットを許容できる可能性が高まるでしょう。
エコジョーズで後悔しないために!デメリットを頭に入れておこう!
今回の記事では、エコジョーズの概要や魅力とデメリット、後悔しないためのポイントを紹介しました。
エコジョーズは万人受けする商品ではないからこそ、デメリットをしっかり頭に入れた上で商品の購入に踏み切るべきです。
エコジョーズは従来のガス給湯器よりランニングコストが優れているので、オール電化にする勇気がない方は、ぜひエコジョーズへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。
▼関連記事はこちら
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!