売電単価が下がってきた人の「自家消費シフト」用蓄電池選び:損しないための見積もりチェックと製品知識

この記事は、太陽光発電の売電期間(FIT期間)が終了し、売電単価の低下に直面しているご家庭を対象としています。特に、蓄電池の訪問販売やリフォームの追加提案で見積もりを提示され、「自家消費シフト」の必要性は感じつつも、製品の妥当性や金額の適正性で迷いやすい方に向けて、後半でチェックリスト・ケース別の対処・FAQをまとめます。蓄電池の費用や補助金は年度や自治体で大きく変動するため、最新情報は公的機関のページもあわせてご確認ください。
目次
この記事でわかること
- 売電単価下落後になぜ蓄電池が必要になるか、その経済的メリット
- 蓄電池の見積書や説明のどこを見ればいいかという具体的なチェックポイント
- 自家消費に適した蓄電池選びのポイント(容量、機能、メーカーなど)
- 迷ったときに確認できる専門的な視点
なぜこのテーマが問題になるのか:卒FIT後の売電単価の現実
太陽光発電システムを導入した方の多くは、かつて1kWhあたり48円(2009年度)などの高額な固定価格買取制度(FIT)の恩恵を受けてきました。しかし、FIT期間(10年間)が終了し、いわゆる「卒FIT」を迎えると、売電単価は電力会社によって異なりますが、1kWhあたり7円〜11円程度(2024年時点の一例)まで下がります。
この価格差は大きく、以下の状況になります。
- 昼間に発電した電気を7円〜11円で売る
- 夜間に電力会社から電気を30円〜40円程度で買う
この状況では、売るよりも「自家消費」に切り替えた方が、電気代の節約効果を高められる可能性が高まります。蓄電池は、昼間に発電して余った電気を貯めておき、売電単価の安い夜間や朝方に、割高な電力会社からの購入をせずに自宅で消費することを可能にする、自家消費シフトの要となる設備です。
こうした自家消費シフトのニーズの高まりから提案が増えていますが、工事費の詳細が不透明なケースや、即決を迫られるケースもあります。金額の妥当性や製品仕様の適正性を慎重に見極めることが重要です。
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失敗しない蓄電池選びの3つのチェックポイント
自家消費シフトを検討する際の蓄電池選びは、「容量」「機能」「費用対効果」の3点が重要です。
1. 容量は適正か?「夜間の使用量」と「停電時の備え」を基準に
蓄電池の容量(kWh)は、大きすぎると導入費用が高くなり、小さすぎると自家消費効果が限定的になります。最適な容量の目安を確認しましょう。
- 夜間の電力使用量: 夜間の平均的な使用量をカバーできる容量を選べば、電力会社から電気を買う量を抑えやすくなります。
- 停電時のバックアップ: 災害時にどの家電を使いたいかを想定し、必要最低限の電力を賄える容量を検討します。
2. 接続方式・機能は自家消費と相性が良いか?「全負荷型」「ハイブリッド型」のチェック
✅ハイブリッド型蓄電池か
既存の太陽光パワコンが交換時期(10〜15年)であれば、蓄電池導入時に新しいパワコンと一体になったハイブリッド型を選ぶのが効率的です。電気の変換ロスが少なく、より効果的に自家消費に回せます。
✅全負荷型か特定負荷型か
停電時に家全体で電気を使える「全負荷型」か、特定のコンセントのみ使える「特定負荷型」かを選択します。生活スタイルに合ったものを選びましょう。
3. 見積もりの内訳は明瞭か?
金額の妥当性を判断するために、以下の内訳を必ず確認してください。
- 機器代: 蓄電池本体、パワコン等の機器別価格。
- 工事費: 設置工事や配線工事の費用。
- 申請代行費: 補助金申請などの代行費用。
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編集部見解:こういうときは一度立ち止まるべき
蓄電池は長期的な投資です。以下のような場合は、一度冷静に判断することをおすすめします。
- 即決を強く迫られる: 補助金や割引を理由に、その場での契約を強く求められる場合。
- 見積もりの内訳が曖昧: 機器の型番や工事費の詳細が開示されない場合。
- ライフスタイルが考慮されていない: 将来のEV導入予定などに合わせた提案ではない場合。
EVユーザーはV2Hも選択肢に
電気自動車(EV)をお持ちなら、EVのバッテリーを家庭用として使うV2Hシステムも検討価値があります。より大きな経済的メリットと安心を得られる可能性があります。
最適なパネルは? 費用対効果は? まずは専門家と確認
パネル選びは専門的な知識が必要で、お悩みの方も多いはずです。専門のアドバイザーがあなたの家の条件に最適なプランをご提案し、詳細な費用対効果を分かりやすくご説明します。
よくある質問(FAQ)
Q1. 卒FIT後に蓄電池を導入するメリットは何ですか?
A. 大きなメリットの一つは、昼間に発電した電気を夜間に使えるようになり、電力会社からの購入を減らせる「自家消費」の推進です。これにより、節約効果を高められる可能性が高まります。
Q2. 蓄電池の容量はどのように選べば良いですか?
A. 目安として、普段の夜間使用量をカバーできる容量、または停電時に最低限必要な電力を供給できる容量を検討します。シミュレーション等を通じて適切な容量を割り出すことを推奨します。
Q3. 蓄電池の導入費用を抑える方法はありますか?
A. 補助金制度を活用することが有効な手段の一つです。また、複数の業者から見積もりを取り比較することも大切です。
Q4. 訪問販売で蓄電池を勧められた際、その場ですぐに契約すべきですか?
A. すぐに契約する必要はありません。特に即決を迫られた場合は、他社と比較する時間を持つことが大切です。
Q5. V2Hとは何ですか?自家消費シフトに役立ちますか?
A. EV等の大容量バッテリーを家庭用蓄電池として活用するシステムです。より高度な自家消費と節電が期待できます。
出典・参考情報
- 経済産業省 資源エネルギー庁
- 消費者庁
- 国民生活センター
- (※補助金情報は自治体の公式Webサイトを直接ご確認ください)
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この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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