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エコキュートリースのデメリットを徹底解説!購入と比較して後悔しない選び方

オール電化 2026年01月05日更新
エコキュートの導入を検討する際、「初期費用0円※」のリース(※注釈:設置状況により別途工事費が必要な場合があります)は非常に魅力的な選択肢に見えます。しかし、安易に契約すると、長期的な総支払額で購入時より数十万円の差が出たり、解約時の高額な解約精算金に悩まされたりするリスクがあります。本記事では、住宅設備業界の知見からエコキュートリースのデメリットを深掘りし、購入とどちらが本当にお得なのかを明らかにします。
エコキュートのリースは「一時的な支出を抑えたい」場合には有効ですが、経済合理性や資産性を重視するなら「購入(一括・ローン)」の方が有利です。

  • 総支払額は購入(工事費込)よりも高くなる傾向がある
  • 10〜15年の契約期間縛りがあり、中途解約には高額な解約金が発生する
  • 補助金の受給権利がリース会社側に帰属する場合が多く、の恩恵が薄い

第1章:エコキュートリースの仕組みと選ばれる理由

初期費用の負担をなくし、月々の定額支払いで最新設備を利用できるサブスクリプション型のモデルです。故障時の修理無償サービスが大きなメリットとされています。

エコキュートのリースとは、リース会社が製品を購入し、ユーザーが毎月一定の料金を支払ってその設備を借り受ける契約形態です。一般的に10年から15年の長期契約が基本となります。

多くのユーザーがリースを選ぶ最大の理由は「初期費用の安さ」です。エコキュートの購入には、本体代と標準工事費を合わせて40万円〜70万円程度のまとまった資金が必要ですが、リースであればこれを0円に抑えることができます。また、契約期間中の修理費用が無料になる「長期保証」が標準付帯している点も、突発的な出費を避けたい層に支持されています。

しかし、この「目先の安心感」が、長期的な経済損失を隠してしまっているケースが少なくありません。次章では、具体的なデメリットについて詳しく見ていきましょう。

簡易まとめ:初期費用0円と修理無料は魅力的だが、その分月額料金にコストが転嫁されている点を理解する必要があります。

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第2章:知っておくべきエコキュートリースの決定的なデメリット

総支払額の増大、契約の柔軟性の欠如、資産にならない点など、リース特有の制約が家計に長期的な負担を強いる可能性があります。

1. 総支払額が購入代金を大きく上回る

リースの月額料金には「機器代」「標準工事費」「金利」「保険料」「メンテナンス費」「リース会社の利益」が含まれています。10年間の総支払額を計算すると、一括購入した場合の1.5倍〜2倍近い金額になることが珍しくありません。金利に換算すると非常に高い手数料を支払っている状態と言えます。

2. 中途解約が事実上困難(高額な解約精算金)

リースは原則として契約期間中の解約ができません。引越しやリフォーム、あるいは他製品への買い替えを希望して解約する場合、残りの期間のリース料を一括で支払う「解約精算金」が発生します。これが数十万円にのぼることもあり、ライフスタイルの変化に対する柔軟性が著しく損なわれます。

3. 契約終了まで「自分のもの」にならない

リース期間中、所有権はあくまでリース会社にあります。そのため、設備の処分や移設を勝手に行うことはできません。契約満了後に無償譲渡されるプランもありますが、その頃には機器の設計標準使用期間(耐用年数)が近づいており、結局は再リースか買い替えを迫られることになります。

4. 補助金の恩恵を受けにくい

現在、国が推進している「給湯省エネ事業」などの補助金は、利用者が購入する場合に直接的な還付を受けられますが、リースの場合はリース会社が申請者となるケースが多く、月額料金への微々たる還元に留まったり、そもそも対象外となったりすることがあります。

簡易まとめ:リースは利便性と引き換えに、高い金利負担と長期的な契約の縛りを受け入れる仕組みです。

第3章:購入 vs リース コストシミュレーション

実際の市場価格と一般的なリース料金を比較すると、10年後には30万円以上の開きが出ることがわかります。

以下の表は、一般的な460Lタイプ(家族4〜5人用)のエコキュートを導入した場合の費用比較です。

比較項目 一括購入(ネット販売・工事込) 一般的なリース契約
初期費用 500,000円 0円
月額費用 0円 7,500円
10年後の総額 550,000円(※1) 900,000円(※2)
所有権 本人 リース会社
補助金活用 8万円〜13万円(全額受領) 限定的または還元のみ
※1:本体+工事費50万円、10年延長保証5万円で試算。
※2:月額7,500円×120ヶ月。メンテナンス込を想定。
※数値は参考目安。地域・メーカー・工事条件により異なります。

表から明らかな通り、10年間での差額は約35万円に達します。この差額があれば、10年後の買い替え費用をほぼ賄えてしまう計算です。リースが「無料」と謳うメンテナンス費も、実際には購入時に「延長保証」に加入(約3〜5万円程度)すれば、同様の安心をはるかに安価に得ることができます。

「月々の支払いが安いから」という理由だけで決めていませんか?無料でプランの妥当性をチェックして、総支払額を最小限に抑える方法を確認しましょう。
※シミュレーション条件により最適な選択は異なります。

簡易まとめ:延長保証付きの購入と比較しても、リースのコストパフォーマンスは低いと言わざるを得ません。

第4章:補助金制度と賢い契約のポイント

2024年以降も継続される省エネ補助金を最大限活用するには、リースよりも購入が有利な場合が多いです。

現在、経済産業省が主導する「給湯省エネ2024事業」では、高効率なエコキュートの導入に対して、1台あたり最大13万円(撤去費用等含む)の補助金が交付されています。

この補助金制度において注意すべきは、「リース契約の場合、補助金の受取人がリース会社になるケースが多い」という点です。リース会社によっては月額料金から数百度円を割り引く形で還元しますが、ユーザーが直接現金で10万円単位の補助金を受け取れる「購入」に比べると、メリットを実感しにくいのが実情です。

業者選びと見積もりのチェックポイント

  • 本体価格と標準工事費、追加工事費の内訳が明確か
  • 「10年延長保証」の有無とその範囲(24時間受付など)
  • 撤去費用や諸経費が含まれているか

出典:給湯省エネ2025事業【公式】

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※補助金は予算上限に達し次第終了するため、早めの確認が推奨されます。

簡易まとめ:国や自治体の補助金をフル活用するなら、購入を選択するのが最も効率的です。

第5章:エコキュートリースで失敗しないための最終チェックリスト

どうしてもリースを選ぶ必要がある場合でも、以下の条件をクリアしているか必ず確認してください。

「現金一括は厳しいが、ローンを組むのも抵抗がある」という理由でリースを検討される方もいます。その場合は、以下のリスクヘッジを徹底しましょう。

  1. 全期間の総額を計算する:「月々○円」に惑わされず、120回〜180回分の総支払額を算出してください。
  2. 中途解約条項の確認:万が一の解約精算金が、経過年数ごとにいくらになるか書面で確認してください。
  3. 修理範囲の限定:「どこまでが無料修理か」を確認。配管の凍結や落雷などの自然災害は対象外となるケースが多いです。
  4. 契約満了後の選択肢:機器を譲り受けるのに費用がかかるのか、撤去費用はどちらが負担するのかを明確にします。

訪問販売などで「今だけのキャンペーンでリース料が安くなる」といった勧誘を受けた場合は、その場での即決は厳禁です。エコキュートは一度設置すると10年以上使い続ける住宅設備であり、契約の重みが家電とは異なります。

簡易まとめ:リースの契約は「借金」に近い性質を持ちます。慎重に、かつ他社比較を行った上で判断してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. エコキュート リースのデメリットで最大のポイントは?

最大のデメリットは「経済的な損失」と「契約の拘束力」です。月額料金の積み上げにより、購入よりも30万円以上高くなるケースが多く、かつ期間中の解約には高額な解約精算金が伴います。また、所有権がないため、家を売却する際やリフォームの際にもリース会社の承諾が必要になるなどの制約があります。

  • 総支払額が購入価格の約1.5倍〜2倍に膨らむ
  • 10年以上の長期契約縛りがあり解約の自由がない
  • 所有権が得られず、資産価値に寄与しない

※金利や手数料の計算は各リース会社により異なります。必ず契約書を確認してください。

Q2. エコキュート購入に補助金は併用できる?

はい、併用可能です。国(環境省・経済産業省)の「給湯省エネ事業」に加え、お住まいの自治体が独自に実施している補助金制度を重ねて利用できる場合があります。リースと異なり、購入者は補助金を直接受給できるため、初期費用の実質的な負担を大幅に軽減できます。

※最新年度の募集要項や、予算の残数を各公的機関のサイトで確認してください。

出典:家庭の省エネポータル(環境省)

Q3. エコキュートの設計標準使用期間は何年くらい?

一般的に、エコキュートの耐用年数は10年〜15年程度とされています。リースの契約期間(10〜15年)が終了する頃には、ヒートポンプユニットの基板やコンプレッサー、貯湯タンクの劣化が進んでいるため、譲渡を受けてもすぐに故障するリスクが高い点に注意が必要です。

出典:日本電機工業会(JEMA)

Q4. 業者選びの注意点は?

リースを強く勧めてくる業者の場合、手数料によるバックマージンが目的である可能性があります。以下のポイントをチェックし、信頼できる業者か判断しましょう。

  • 一括購入・ローン・リースの3パターンで比較提案してくれるか
  • 自社施工で、アフターメンテナンスの体制が整っているか
  • 補助金の申請代行をスムーズに行ってくれるか

出典:国民生活センター(給湯器の勧誘トラブル)

Q5. リースでトラブルになった例はありますか?

「無料設置」という言葉で訪問販売を受け、後から高額な月額料金に気づいたものの、解約しようとしたら50万円近い精算金を請求されたという事例が報告されています。また、故障してもリース会社提携の業者しか呼べず、修理までに日数がかかったという不満も散見されます。

出典:消費者庁

 

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【参考文献・一次データ出典一覧】

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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