オイルヒーターの電気代が高すぎる理由【節約法や選び方を紹介】

• オイルヒーターの電気代はいくら？
• メリット、デメリットが知りたい
• オイルヒーターの電気代を抑える方法

上記のことをメインにオイルヒーターについてご紹介します。

記事の最後に目的別のおすすめ機種を解説しているので、上記の内容と合わせてご覧下さい。

オイルヒーターの電気代はいくら？【他の暖房器具と比較した結果】

他の家電製品と比較してみると、一ヶ月の電気代は2倍以上の差があります。

毎日一時間、温度設定を「強」で使い続けた場合、1000円を超えてしまう可能性が高いでしょう。

オイルヒーターを活用するメリット

オイルヒーターは、他の暖房器具より、電気代が高いイメージですが、優れた点もあります。

ここからは、オイルヒーターのメリットを解説します。

オイル交換が不要

オイルは容器の中で、完全に密閉されているため、 酸化せず使用できます。

使用時は、外の空気に触れることもなく、オイルを燃やして利用する訳ではないので、交換や補充の必要がありません。

また、オイルヒーターは、オイル抜きをしないと処分できない場合があります。

処分の手間を掛けたくない場合は、自治体の粗大ゴミとして出すか、アフターサービスが充実しているメーカーに回収してもらうようにしましょう。

温風が出ないので火傷・乾燥を予防

オイルヒーターは、「石油ファンヒーター」や「石油ストーブ」のような燃焼タイプではないので、火傷や乾燥のリスクが少ないです。

温風を出さずに部屋を暖めるので、一酸化炭素中毒の心配がなく、床のホコリが舞い上がらずに使用できます。

そのため、乾燥肌やアトピー肌の方でも、安心して利用できるでしょう。

部屋全体の温度を一定に暖められる

オイルヒーターは、電気でオイルを温めて、部屋全体を一定の温度まで暖めます。

冷気が出やすい窓際に置くと、お部屋をムラなく一定の温度で暖められます。

輻射熱による柔らかな暖かさのため、設定温度より体感温度が高く感じる場合があります。

希望の設定温度より、2℃〜3℃低くして使うことで、消費電力が高くなるのを予防できます。

オイルヒーターを導入するデメリット

オイルヒーターのデメリットについて解説します。

悪い点も見つつ、オイルヒーターの導入を検討していきましょう。

設置コストが高い

オイルヒーターは、安くて1万円以上、高くて8万円台からあります。

他の暖房器具より、費用が高いため導入するのに悩む方も多いでしょう。

また、安く導入したい場合は、インターネットから購入するのがおすすめです。

独自のポイントサービスやクーポンを併用したり、メーカーを問わなかったりするとお得に買えることもありますよ。

室内が暖まるまで時間がかかる

部屋が暖まるまで、30分〜1時間ほどかかり、暖房効果を得るまで時間がかかります。

オイルヒーターは燃焼タイプではないため、本体のオイルを温める必要があります。

出入りの多い部屋は、暖めた空気が外に逃げてしまう場合もあります。

置き場所によって、室内が暖められず、電気代が高くなることも考えられます。

部屋の出入り口から遠い場所に設置すると、温度を下げずに暖房効果が期待できます。

サイズや重さがある

オイルヒーターは、3kg〜10kg程度の重さがあり、対応畳数によってサイズが大きくなります。

選び方のポイントは、お部屋の広さに合わなかったり、通路の邪魔になったりするサイズは選ばないようにしましょう。

部屋に合ったものを選ぶことで、転倒防止や火災のリスクが下げられるため、オイルヒーターの縦・横・高さのサイズや重さを確認して下さいね。

オイルヒーターの電気代を抑える4つの方法

オイルヒーターの電気代を抑える方法について解説します。

ご紹介する対策方法を日常に取り入れて、電気代を軽減していきましょう。

タイマーを利用する

オイルヒーターは電源を切った後も、部屋がしばらく暖かいため、タイマーを使うことで電気代の削減に効果があります。

タイマーは、好きな時間に設定ができ、30分単位でセットが可能です。

例えば、起床時間の1時間前にONにしたり、就寝時間あたりにOFFにしたりすることで暖かく電気代が抑えられるでしょう。

ドアや窓付近に置く

ドアや窓付近に設置することで、外の冷たい空気の侵入を防げたり、暖かい空気を逃さなかったりする効果があります。

冷たい空気を入れずに暖かい空気を使って、室内をしっかり暖める役割があります。

また、窓やドアがない場合は、壁際に置くことで、壁からの冷気を防ぎつつ、部屋全体が暖まるでしょう。

断熱カーテン・シートを取り付ける

窓やドアに断熱カーテンやシートを貼ることで、隙間風が入りづらくなり、設定温度を上げる必要がなくなります。

窓の遮熱性が低いと、暖かい空気が外に逃げてしまい、消費電力が高くなるため、電気代が上がる原因になります。

電気代を抑えるためにも、冷たい外気を入れない環境を作ることが大切です。

断熱カーテンやシートを利用することで、遮熱性能が高まり、効率的に暖房効果を得ることができるでしょう。

省エネ機能を活用する

省エネモードを使うことで、暖かさを維持しつつ暖め過ぎを防止する効果があります。

設定温度に達した時は、温度をキープして部屋全体を暖め続けるので、電気を使いすぎる心配がありません。

またオイルヒーターの中でも、デロンギの「QSD0915-BL」は、通常時の運転より約20%の省エネ効果があり家計に優しい構造です。

省エネ機能があれば無駄な電力を消費せず、お家で心地良い一時を過ごせるでしょう。

最適なオイルヒーターの選び方

ここからは、最適なオイルヒーターの選び方について解説していきます。

部屋の広さを確認する

各メーカーによって、適している部屋の広さが決まっており、自分の部屋の特徴に合うものを選ぶのがポイント。

• 狭い部屋で使う場合 → 適応畳数の小さいもの
• 広い部屋で使う場合 → 適応畳数の大きいもの

建築年数が古い建物の場合は、断熱性能があまり高くないので、自分の部屋より適応畳数の大きいものがおすすめです。

ただし消費電力が増えるため、置く場所や広さなどの条件を確認して選ぶようにしましょう。

目的にピッタリな機能を選ぶ

生活スタイルに合わせて機能を選ぶことで、子供やペットのいる家庭でも安心して活用ができます。

• 小さなお子さんがいる場合：「チャイルドロック」ボタン操作による誤作動を防止
• ペットなどがいる場合：「転倒時自動電源オフ」転倒した時に自動で電源OFF
• 電気代を抑えたい場合：「省エネモード」部屋の設定温度をキープ

機能付きのオイルヒーターは、火災や事故が予防できるため、目的にピッタリ合うものを選んでみて下さいね。

省エネ機能が高いもの

省エネ機能が高いものは、電気代の削減に効果があります。

温度調整を弱〜強に上げると、消費電力が2倍以上増えるため電気代が高くなります。

オイルヒーターの省エネ機能を使うと、通常運転より20%近くの節電が可能です。

中でもデロンギの「RHJ35M0812-DG」は、暖房の出力に合わせて設定温度をコントロールするため、暖めるまでの時間が短くなり電気代が抑えられますよ。

保証やサポートがあるもの

オイルヒーターの保証は、1年〜3年の保証があります。

メーカーによっては、最長5年まで保証期間の延長をすることも可能です。

また、期間中に無償点検ができたり、不具合の修理をしてもらえたりします。

オイルヒーターの寿命は、メーカーで公開していませんが、約6年〜10年が目安です。

寿命に近づくと、オイル漏れや基盤の断線などの故障が起こることもあります。

保証期間が長いほど、無償修理が受けられるため、長期間の保証があり、故障などのサポート対応ができるオイルヒーターを選ぶようにしましょう。

オイルヒーター目的別おすすめ9選

それぞれの目的に合った機種をご紹介します。

オイルヒーター選びの参考にしてみて下さいね。

デザイン性を重視したい方

安全機能や便利機能もあるので、デザインと機能性のどちらも叶えたい方におすすめです。

デザイン性に優れた3機種をご紹介します。

• エスケイジャパン(SKjapan) オイルヒーター SKJ-SE120ROT
• アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)POH-505K-MD 木目ブラウン
• DeLonghi（デロンギ） JR0812

エスケイジャパン(SKjapan) オイルヒーター SKJ-SE120ROT

スタイリッシュなデザインなので、インテリアにもこだわりたい方におすすめです。

また24時間タイマーの設定ができるため、つけっぱなしの防止になり、起床時や外出期間に合わせて電気代を節約できます。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)  POH-S1208M-W

3種類の木目調から選べるため、部屋の印象に合わせたい方におすすめです。

カラーは、ナチュラルブラウン・ダークブラウン・ホワイトがあります。

また安全効果や省エネ効果に期待できる3つの機能があったり、キャスター付きで持ち運びしやすかったりと、家全体でフル活用できます。

DeLonghi（デロンギ） JR0812

安全性とデザイン性の両方を取り入れたい方におすすめです。

「2015年グッドデザイン賞」を受賞したお洒落でエレガントなイタリアンデザイン。

24時間のタイマー機能があり15分刻みで時間設定ができるため、タイマー、通常、一時停止の設定が簡単にできます。

軽量でコンパクトなサイズを希望の方

持ち運びしやすく、場所を取りたくないという方におすすめです。

3機種のオイルヒーターについてご紹介します。

• アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ミニオイルヒーターPOH-505K-MD
• ユーレックス(eureks) オイルヒーター VFシリーズ VF8BS
• ユーレックス(eureks) オイルヒーター VFシリーズ VF8BS

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ミニオイルヒーターPOH-505K-MD

設置場所を取らず、気軽に使用したい方におすすめです。

重さ3kgの軽量タイプのため片手で持ち運びやすく、洗面所やデスク下など簡単に暖めるのに最適なサイズ感です。

ユーレックス(eureks) オイルヒーター VFシリーズ VF8BS

シンプルで軽量タイプのデザインにしたい方におすすめです。

適応畳数は8畳まで対応のコンパクトサイズですが、1200Wの高出力で部屋全体をしっかり暖めます。

フィフティ(FIFTY) ミニオイルヒーター FL-MOL1

小さく軽いため、移動して使うことが多い方にはおすすめです。

電源スイッチと熱量調節ダイアルが別なので、切り忘れしにくい利点があります。

また転倒防止モードがあるため、うっかり倒してしまった時も安心です。

安全性にこだわりたい方

安全性にこだわりたい方に向けて3機種をご紹介します。

それぞれの仕様や特徴について見ていきましょう。

• ユーレックス(eureks) オイルヒーター LFXシリーズ LFX8BH
• ディービーケー(DBK) オイルヒーター ハンガー付モデル DRC121
• 山善(YAMAZEN) ミル オイルヒーター 1200W YAB-H1200TIM

ユーレックス(eureks) オイルヒーター LFXシリーズ LFX8BH

ご家庭に子供やペットがいる方にはおすすめです。

運転時にヒーターの熱で異常が出た場合は、強制的に電源が切れるため、ケガや火災のリスクが軽減され長時間お家に居る方も安心です。

また、24時間を1時間ごとに温度設定ができるため、ボタン一つで賢く節電が可能です。

ディービーケー(DBK) オイルヒーター ハンガー付モデル DRC121

安全に家事を済ませたい方にはおすすめです。

タオルハンガー付きのため、部屋を暖めつつ、洗濯物も乾かすことが可能です。

タイマーを使えば消し忘れの心配がなく、安全に使用ができます。

山善(YAMAZEN) ミル オイルヒーター 1200W YAB-H1200TIM

転倒防止やタイマー機能があり、火災のリスクを削減できます。

また、コンセントを抜いて拭き上げることで、掃除が簡単です。

ノルウェイのモダンなデザインで、お洒落にしたい方にもおすすめです。

オイルヒーターを上手に使えば電気代を抑えることも可能！

オイルヒーターを適した場所に置いたり、目的に合った機能を上手く使ったりすることで電気代が削減できます。

ぜひ今回ご紹介した選び方や節電方法を参考にしてみて下さいね。

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