エコキュートから騒音がする!解決法を紹介します!
「エコキュートから騒音がするけど、どうやって解決したら良いかわからない。」
「エコキュートのトラブル事例を知りたい!」
このように考えている方はいませんか。
エコキュートを最近導入する方が増えましたが、使ってみて騒音問題に悩んでいる方もいると思います。
エコキュートは長く使うものなので、早めに解決する必要があります。
そこで今回は、エコキュートのトラブル事例や騒音問題の解決方法について紹介します。
目次
エコキュートでは騒音や水圧のトラブルが起こる?
まずはエコキュートで起こるトラブルを5つ見ていきましょう。
シャワーの水圧が弱い
1つ目は、シャワーの水圧が弱いことです。
通常のガス給湯器の場合、「水道直圧式」でお湯が出ます。
水道から出てくる水の勢いをそのまま利用しているので、水圧が弱まることなく使用できます。
しかし、エコキュートを使う場合は貯湯タンクの耐圧性を超えないようにするために、水道水を減圧弁で減圧する必要があります。
そのため、これまでのガス給湯器と比較して弱く感じる方もいらっしゃるでしょう。
ただ、この問題に関しては使っているうちに気にならなくなる方が多いです。
それでも気になる場合は低水圧や節水用のシャワーヘッドに交換しましょう。
また、現在ではいくつかのメーカーが高圧給湯タイプを出しているので、確認してみるのも良いですね。
勝手に水やお湯が出てくる
2つ目は、勝手に水やお湯が出てくることです。
浴槽には循環アダプターがついていますが、操作を何もしていないのに水が出てきて困っている方はいませんか。
この場合、すぐに故障とは決めつけないようにしましょう。
なぜなら、フルオートタイプのエコキュートの場合、自動配管洗浄機能が作動し、配管内の古いお湯を押し出して洗浄している可能性があるからです。
また、外気温が低い時、配管内部の凍結防止のために、貯湯タンク内のポンプが水を押し出していることも考えられます。
これらの場合は故障ではないので、安心して使用を続けられます。
しかし、上記に当てはまらない場合は注意が必要でしょう。
多量の水が勝手に出てきたり、止まらなかったりなど、明らかな異常が出てきた場合は修理が必要です。
購入店に問い合わせてみましょう。
足し湯で水しか出ない
3つ目は、足し湯で水しか出ないことです。
これが生じた場合、まずはお湯切れを疑いましょう。
エコキュートはタンクに貯めたお湯を使っています。
そのため、足し湯をしても水しか出ない時は、その貯めたお湯がなくなっている可能性が高いです。
日中に普段以上にお湯を使っていないか、設定を変えなかったか、などを確認しましょう。
十分にお湯が貯められているのに水しか出ない場合は基板自体が故障している可能性があります。
温度管理ができない状態にあるので、すぐに修理を依頼しましょう。
また、水すら出ない場合は凍結や断水の恐れがあります。
自分がどの段階に当てはまるのか確認して対応しましょう。
リモコンにエラーコードが出る
4つ目は、リモコンにエラーコードが出ることです。
エラーコードは対処が必要なトラブルが発生した場合に出てきます。
エコキュート内の不具合であった場合、EX149やF27といったように、コードとして表示されます。
この時は、取扱説明書をまずは確認しましょう。
取扱説明書にコードごとの対処法が記載されています。
対応した後、リモコンをリセットするとエラーコードが消えます。
それでも消えない場合は専門業者に修理を依頼する必要があるでしょう。
騒音で苦情が来る
5つ目は、騒音で苦情が来ることです。
この騒音問題についてはこの後詳しく説明します。
エコキュートの騒音トラブルの原因や解決法を紹介!
ここからは、エコキュートの騒音問題について、そのトラブル原因や解決方法について紹介します。
騒音の原因は低周波と深夜
まず騒音の原因ですが、低周波と深夜に稼働することが考えられます。
エコキュートを使用していると、ヒートポンプユニットから12.5Hz程度の低周波音が出されます。
この低周波は人によっては不快に感じ、眠りにくくなることがあります。
また、深夜にエコキュートが稼働することも原因として考えられるでしょう。
エコキュート自体の音はうるさいわけではありません。
しかし、深夜で周りの物音がしない時に音が出るので、近所の人が迷惑と感じることもあります。
騒音によって起こるトラブル
次に、騒音によって起こるトラブルを見ていきましょう。
深夜に起こしてしまう
まずは深夜に睡眠の阻害となってしてしまうことです。
低周波や小さな音によって、夜中に近隣の方を起こしてしまう可能性があります。
人間の耳には聞こえない音でも、騒音系で計測すると規則を超えていることもあります。
不眠は大きな問題で、苦情を対処しないと訴訟問題につながる可能性があるので注意しましょう。
家全体が揺れる感覚になる
次に、家全体が揺れる感覚になることです。
エコキュートの低周波音は12.5Hz程度で、木造家屋の固定振動数は4〜8Hzです。
数値が近いことがあり、共振を起こす可能性があります。
地震が発生した後しばらく頭がぐらぐらする経験をしたことがあると思いますが、あれと似た症状が起こることがあります。
人によっては立っているのも辛いので、違和感を覚えたら対処しましょう。
解決方法
最後にエコキュートの騒音トラブルについて、解決方法を4つ紹介します。
設置場所を変える
1つ目は、設置場所を変えることです。
隣家との騒音トラブルになりやすい場所はいかが挙げられます。
- 設置場所が隣家の寝室のすぐ正面(15m以内)
- 窓や通気口などの空気が出入りする隙間がある場所の近く(音は振動で伝わっていく)
- 壁や塀に囲まれた狭い場所(壁に反射して伝わる)
以上の場所には注意が必要です。
対処するには、道路側に設置するなどがあるでしょう。
「道路側となると見栄えが悪くなる」と考えている方もいると思いますが、トラブルが起こる方が面倒になります。
事前によく検討しておきましょう。
ヒートポンプをしっかり固定する
2つ目は、ヒートポンプをしっかり固定することです。
ヒートポンプがしっかり固定されていないと、運転させた時の振動が大きくなります。
振動が大きいと、もちろん生じる音も大きくなり、騒音問題へと発展します。
対処するためには、コンクリートなどの土台にしっかりとヒートポンプを固定することが大切です
まだ設置していない方は業者の方と相談をし、設置済みの方は固定されていないことが原因とわかれば業者に依頼しましょう。
定期的なメンテナンス
3つ目は、定期的にメンテナンスを行うことです。
扇風機などを使っているとわかると思いますが、電子機器は古くなると、運転音が大きくなったり、異音が発生するようになったりします。
これは内部の部品の傷みからくるものです。
そのため、定期的なメンテナンスが大切になります。
2〜3年に一度はメンテナンスを行い、騒音を防ぐとともに、エコキュート自体の故障の防止もしましょう。
防音シートをつける
4つ目は、防音シートをつけることです。
家庭状況によっては、どうしても狭い場所にエコキュートを設置する必要があるでしょう。
そういった場合は防音シートをヒートポンプに貼り付けたり、防振材を取り付けたりすることで騒音を抑えることができます。
すでにエコキュートを設置していて騒音問題が心配な方がすぐに取り掛かれる方法です。
【まとめ】騒音対策をしてエコキュートを使いましょう!
今回は、エコキュートの騒音問題について、原因や解決方法などを紹介しました。
エコキュートにはいくつか問題が生じることがありますが、騒音問題は近所に迷惑をかける可能性があります。
ここでは4つの解決方法を提案しましたが、どれか1つでも取り入れると問題は解決に向かうと思います。
状況に合わせて対応していきましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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