HEMSはいらない?【すぐ決めず後付け可能!?】
- そもそもHEMSってなんだろう?
- メリット・デメリットが知りたい
- 導入価格や補助金の目安はいくら?
上記のことをメインにお答えします。
今回の記事では、上記の内容とあわせてHEMSと相性のいい家電製品のメリットを紹介していきます。
目次
HEMSとは?【家中の電力をコントロール】
HEMSとは、家庭内の電力をムダなく賢く使えるシステムです。
HEMSを家電製品につなぎ、全ての電力使用量をモニターで見ることができます。
電力使用量が見えることで、節電の意識が強まり省エネ対策になります。
省エネ以外では、CO2も削減できるため地球温暖化対策の防止に役立っています。。
HEMS普及率【現状の認知度は低い】
2019年の一般家庭のHEMS普及率は、1.1%と認知度が低い現状です。
政府は2030年の省エネ見込みを、15%と予測しています。
2030年までに、全ての住宅にHEMSの導入を目指す取り組みが進んでいます。
HEMSの認知度が低い理由には、初期費用が高い、メリットがわかりづらい点が原因のようです。
HEMSを導入するメリットと必要性
オール電化が進む中、HEMSを導入するご家庭も少しずつ増えています。
HEMSを導入するメリットと今後の必要性について解説していきます。
外出先でも家電操作できる【切り忘れ防止】
HEMSを導入することで、エアコンや照明のつけっぱなしも、外出先から電源のON/OFFが可能です。
帰宅前にエアコン運転を開始することで、夏場は涼しく冬場は温かく部屋を快適に保ってくれます。
また帰りが遅い時は、照明を付けることでお家の防犯対策にも有効です。
スマホ1台で家中の家電製品をカンタン操作できるメリットがあります。
家全体の電力を見て確認できる【節電効果◎】
HEMSを導入すると、電力使用量、購入電力、売電をモニターから確認できます。
AI機能によって、毎日の天気や気候に合わせて最適な節約方法をお知らせしてくれます。
家中の電力使用量が見えることで、節電の意識はさらに高まり、電力のムダを減らすことができます。
また使用電力の上昇を抑える機能が搭載されており、使いすぎの防止にも役立ちます。
後付け可能
HEMSは既存住宅やリフォーム後の住宅にも、後付け設置できます。
設置から設定作業までにかかる時間は、およそ2時間ほどで取り付けが完了します。
既設住宅に後付けする場合、お使いの家電製品がHEMSに対応していない場合が多いです。
HEMSを導入する前に「ECHONET Lite」というHEMSの通信規格に対応しているのか確認しましょう。
太陽光発電なしでもOK
太陽光発電の設置がむずかしい場合でも、HEMSのみの設置が可能です。
水道とガスをモニタリング機能にする際は、水道メーターとガスメーターをパルス出力に対応できるようにしなければなりません。
パルス出力に切り替えることで、水道・ガスの使用量を計測することができます。
新築住宅の場合は、あらかじめ分電盤と各種メーカーをパルス出力できるようにしましょう。
HEMSを導入するデメリットと注意したいこと
後付け設置できるメリットがある反面、対応できる家電製品は限られています。
省エネ効果に期待できるHEMSを導入する際の3つのデメリットを紹介します。
導入コストが高い
HEMSの価格は、およそ10万~20万円ほどの費用が必要です。
- 本体:約4万円
- 分電盤+計測ユニット:約3万~10万円
- モニター:約8万~11万円
各メーカーによって、機能や値段は異なります。
設置費用は、本体価格に含まれない場合があるため、見積時に確認しましょう。
家電製品とは別にHEMSの費用が必要となるため、導入を諦めてしまう方も多いようです。
HEMS対応の電化製品が少ない
残念ながら、現在HEMS対応の家電製品は少ないのが事実です。
ご自宅に対応機器がなければ、HEMSを活用することができません。
HEMS普及に力を入れる政府としても、全世帯に導入する計画をしているわけですから、今後HEMS対応の機器は増えていくことが予想されます。
知名度が低い
知名度が低い理由には、以下のことが考えられます。
- 初期費用が高い
- 複数対応できる他社製品が少ない
- コストメリットが明確ではない
オール電化の住宅にしてから、HEMSを知った方も多いようです。
現状お金を払ってまで、HEMSを導入したいという方は少ないのが事実です。
国からの補助金が打ち切り【自治体は実施】
国の補助金制度は、2014年に打ち切りになっています。
政府は2030年までに全世帯に導入する計画を目指している点を踏まえると、国の補助金制度は再開される可能性も高いのかもしれません。
一部の自治体で補助金制度を実施しています。
太陽光発電と組み合わせるとで、助成額を多く受け取ることも可能です。
自治体によって、補助金制度が利用できない場合もあります。
HEMSを導入するために必要な機器3つ
HEMSを導入するためには、3つの機器が必要になります。
導入する際に必要な機器の特徴について紹介していきます。
HEMS対応分電盤
もともと付いている分電盤の一部を、変更することで使用することも可能です。
しかし、これからHEMSの普及率が高まる点を考えると、HEMS対応分電盤に切り替えることをおすすめします。
情報収集装置と電力測定装置
HEMSを連携するためになくてはならない装置「情報収集装置」「電力測定装置」です。
2つの特徴は以下のとおりです。
- 情報収集装置:インターネットと家電を無線LANでつなぐもの
- 電力測定装置:家電製品の消費電力を分電盤につなぐもの
電力測定装置は、各種家電の消費電力のデーターを把握します。
データーを情報収集装置が無線LANで受け取り、電力の使用量をモニターに表示させます。
クラウド型のHEMS対応のモニターであれば、スマートフォンやパソコン画面で操作が可能です。
HEMS導入費用の目安【平均10万~20万円】
HEMS導入費用の内訳は以下のとおりです。
無線LANがあれば、テレビ・スマートフォンが、モニター代わりになります。
備え付けの分電盤を一部変更して使用できますが、長く使うのであればHEMS対応の分電盤に切り替えましょう。
HEMSの取付時間は、およそ3時間ほどで設置が可能です。
商品によっては工事費が含まれず、本体と別に工事費がかかる場合があります。
本体+設置工事費でおよそ10万~20万円の費用が必要です。
【HEMSと相性◎】家電製品トップ3
HEMSと連携できる家電製品を紹介します。
HEMSを導入することで、家電製品のメリットをより活かすことができます。
組み合わせることで得られるそれぞれのメリットを見ていきましょう。
エアコンとHEMS連携【夏涼しく冬暖かい】
エアコンにHEMSを連携することで、エアコンの切り忘れもスマートフォンから電源のON/OFFの切り替え操作ができます。
エアコンの風量や風向き、温度変更などの操作が可能です。
わずかな時間の消費電力も、確認できるため電気代の節約に繋がりやすいです。
HEMSを使って一年中、心地よい空間をつくりだすことも可能です。
蓄電池とHEMS連携【停電対策になる】
HEMSと蓄電池を連携することで、1日の電力使用量をHEMSが学習します。
毎日の天気予報と電力量を予測してくれます。
電力のムダをなくして、必要な電力量を有効的に活用できます。
また、いざという時の停電対策にもなります。
HEMSは天気予報を予測すると、蓄電池に自動充電を始めます。
蓄えた電力をふだん使いの家電に活用できるため、長い停電も安心です。
エコキュートとHEMS連携【お湯の沸かしすぎ防止】
エコキュートにHEMSを連携することで、外出先でもお風呂が沸かせます。
スマートフォン1台で、帰宅時に合わせて沸き上げが可能です。
HEMSは、季節やお湯の使用量を学習して、効率的にお湯を沸かしてくれます。
HEMSを導入することによって、光熱費を大幅に抑えることができます。
HEMSは他社製に対応【幅広く接続できる】
現在HEMSの知名度は低く、消費者の関心は集まらないのが事実です。
またHEMSの導入費用が高かったり、自社製の家電製品に統一しなければ使用できない点も導入されづらい理由のひとつです。
近年、他社製品に幅広く接続できる家電製品が少しずつ増えてきています。
HEMSは後付けできるため、導入タイミングに合わせて設置が可能です。
機能や特徴をよく理解してから、導入を検討していきましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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