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京セラ蓄電池の価格や特徴は?メリット・デメリットも詳しく解説!

2024年01月04日更新

「大容量の蓄電池が欲しい!」という方でも、どれくらいの容量がベストなのかは悩みどころですよね。

価格も安くない蓄電池は、購入後の「容量が足りない・多すぎる」といったトラブルは避けたいものです。

そこで本記事では、5kWhずつ容量を追加できる「エネレッツァ」をはじめ、大容量ラインアップが豊富な「京セラ」蓄電池について詳しく解説していきます。

京セラ蓄電池価格や性能、安全性やメリット・デメリットまでご紹介しますので、興味のある方はぜひ目を通してみてください。

【余裕の大容量】京セラ蓄電池の特徴は?独自の強みを解説

はじめに、京セラ蓄電池ならではの特徴や強み、京セラを選ぶべき人について詳しく解説していきます。

京セラ蓄電池の特徴

京セラの蓄電池は「容量が大きいモデルに強い」という特徴があります。
業界に先駆けて12kWhの大容量モデルを発売した企業としても知られ、2020年度の新商品「エネレッツァ」シリーズも最大15kWhまでの拡張が可能です。

また、世界初の「クレイ型電池」を採用し、従来の蓄電池が抱える問題である、ショート時の火災のリスクが軽減されています。
クレイ型電池は製造工程が大幅に簡略化されるためコストも安く済み、結果として5kWhモデルで165万円という手頃な価格を実現しました。

京セラ蓄電池ならではの強み

新商品・エネレッツァだけの強みとして、「後から容量を追加できる」という特徴があります。
5kWhの蓄電池3台まで同時に稼働できますので、最大15kWhという、家庭用蓄電池の中では最高クラスの電池容量を手に入れられます。

「どれぐらいの容量を選べばいいか迷っている」人も、とりあえず1台導入してみて、足りなければ増設するといった柔軟な使い方もできますね。
また、京セラ蓄電池コンパクトで薄型のモデルが多く、室内設置も可能なため、屋外に設置スペースがなく導入を諦めていた方にもおすすめできます。

京セラ蓄電池はこんな人におすすめ

京セラ蓄電池は、太陽光発電や電気自動車をすでに導入しており、積極的に電力運用したい方に特におすすめです。
余裕の大容量を活かしてフル充電しておけば、家族全員が家電製品を使っていても日中は蓄電池からの電力だけで生活できます。

停電時も安心ですし、夜間のお得な電力や太陽光発電から充電すれば、電気代を大幅に節約できますね。
余った豊富な電力を売電することもできますので、購入資金の元を取ることも充分に可能です。

【選べる5機種】京セラ蓄電池の価格とラインアップを紹介

2021年現在、京セラ蓄電池容量5kWhから15kWhまで、5種類の機種から選べます。

それぞれの価格や性能、おすすめポイントを確認していきましょう。

京セラ蓄電池の価格と性能を比較

現時点で購入できる京セラ蓄電池5機種の価格とスペックを一覧表にまとめました。

品名

電池容量

価格

1kWhあたりの価格

横×縦×幅(mm)

重量

EGS-LM0500

5.0kWh

165万円

33万円

485×562×280

65kg

LBN-0650

6.5kWh

297万円

45.7万円

452×656×120

52kg

EGS-LM1000

10.0kWh

330万円

33万円

485×562×280(2台)

130kg

EGS-LM1201

12.0kWh

407万円

33.9万円

1060×1260×300

226kg

EGS-LM1500

15.0kWh

495万円

33万円

485×562×280(3台)

190kg

EGS-LM0500、EGS-LM1000、EGS-LM1500の3機種は別々のモデルではありません
EGS-LM0500を2台設置したものがEGS-LM1000、3台設置したものがEGS-LM1500という品名で扱われています。

それぞれのおすすめポイントは?

EGS-LM0500は京セラ蓄電池の中でも一番コスパが高く、室内に設置してもかさばらないサイズ感も特徴的です。
容量が足りなくなった場合でも2台、3台と追加できる拡張性の高さもおすすめポイントですね。
何台も蓄電池を設置するスペースがない方には、1台で大容量が確保できるEGS-LM1201を選択するとよいでしょう。

比較すると割高感があるLBN-0650ですが、唯一「マルチDCリンク」に対応しており、電力の変換ロスが非常に少ないという特徴があります。
太陽光発電の電力を家庭で使う場合、直流(DC)から交流(AC)に変換する電力ロスが生じるのが一般的ですが、LBN-0650なら変換なしで使用できるため、エネルギーをムダなく活用できます。
幅120mm、重量52kgというコンパクトさも魅力的であり、クローゼットや押入れなどに入れても目立たないのもポイントです。

【信頼性抜群】京セラ蓄電池を選ぶメリット・デメリットは?

最後に、数ある蓄電池の中から京セラを選ぶメリットや、確認しておきたいデメリットについて解説していきます。

京セラ蓄電池を選ぶメリット

京セラ蓄電池の多くは滋賀県の自社工場で生産されており、動作の安定性や信頼性が非常に高いというメリットがあります。
火災の可能性が少ないクレイ型電池の開発や、内部でショートしない「ユニットセル構造」を採用するなど、安全性に対する熱意は他社を大きくリードしています。

また、クレイ型電池は従来の蓄電池に比べて寿命が長いため、10年、20年と長期間に渡って安定した性能を発揮します。
大容量の蓄電池は価格も高くなりますので、せっかく買うなら故障や事故のリスクが少ない、信頼できる京セラ製を選ぶ価値はありますね。

京セラ蓄電池を選ぶデメリット

新商品・エネレッツァのデメリットとして、複数台設置するとスペースが余計に必要になるという点が挙げられます。
1台ごとに土台を設置しなければならないほか、壁や機器同士の間隔を空ける必要があるなど、カタログスペック以上に実際は場所を取ってしまうでしょう。

「屋外に2〜3台の蓄電池が並んでいる」という外見に抵抗感がある方にも、エネレッツァは不向きと言えるかもしれません。
機器自体のサイズは非常にコンパクトで邪魔にはなりませんが、屋外をスッキリさせたい方は別の機種を選ぶことも考えましょう。

デメリットへの対処法は?

屋外に何台も蓄電池を設置したくないであれば、室内に分散させて設置するという対処法もあります。
1台は屋外の壁際に設置し、他は倉庫や押し入れに設置することで、電池容量を確保しつつもゴチャゴチャした印象を避けることができます。

ネックとしては、工事の手間が余計にかかってしまうため、費用が余分にかかる可能性があることが挙げられます。
購入する販売店によってサービス内容や工事料金も違いますので、何件か見積もりを取って一番お得な業者を選ぶとよいでしょう。

【まとめ】京セラ蓄電池は容量の大きさと豊富なラインアップが魅力!

京セラ蓄電池容量の豊富なモデルが多く、オール電化や電気自動車など、大量に電気を消費する家庭との相性は抜群です。
新商品・エネレッツァなら最大3台、15kWまで容量が増やせますので、予算や使用状況に合わせて1台ずつ追加購入していくといった運用方法も考えられます。

火災の信頼が少なく、寿命も長いクレイ型電池を採用しているのは京セラだけですので、安全性を重視する方にもおすすめですね。
地方自治体の助成金制度などをうまく活用すればお得に購入できますので、大容量の蓄電池に興味がある方は京セラを検討してみてはいかがでしょうか?

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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