【2023年】太陽光メーカーおすすめ8社の特徴・強みを徹底比較!
「今年こそ太陽光パネルを設置して、お得に電気を使いたい!」
そう思ってリサーチを始めても、メーカーが多すぎて迷ってしまった経験はありませんか?
そんな悩みにお答えするべく、本記事では以下の3つについて徹底解説していきます。
- 太陽光メーカーを選ぶ際の5つのポイント
- おすすめ太陽光メーカー8社の主力商品の比較
- おすすめメーカー各社の詳しい特徴や魅力
記事を読めば、あなたの家に最適なメーカーが判断できますので、太陽光発電の導入を検討している方はぜひ最後まで目を通してみてください!
目次
太陽光メーカーを選ぶコツは?5つのポイントを押さえよう
太陽光メーカーを選ぶ際にはは、以下の5つのポイントに注目しましょう。
- 発電効率はどの程度か
- パネルの耐久性が高いか
- コスパは良いか
- 屋根に乗るサイズか
- 悪天候でも発電できるか
ひとつずつ詳しく解説していきます。
①発電効率で選ぶ
メーカーによって太陽光パネルの発電効率にはかなり差があるため、各社のスペックをあらかじめ調べておくことが大切です。
一般的な太陽光パネルの発電効率は「13〜20%」ほどであり、20%を超えていれば高性能と考えて良いでしょう。
発電効率が高いほど「発電量が多い」ため、少ないパネル枚数でもたくさんの電気を生み出すことができます。
発電効率の低いパネルは「価格が安い」傾向がありますので、充分な設置スペースがある家ではコスパが良い場合もあります。
メーカー選びに迷ったら、発電効率とパネル価格のバランスの良さをみるのがおすすめです。
②パネルの耐久性で選ぶ
ソーラーパネル本体の耐久性が高いかどうかも、太陽光メーカーを選ぶ際の大事なポイントです。
パネルは常に屋外の過酷な環境にさらされているため、耐久性の低いパネルでは台風や強風などで破損してしまう可能性もあります。
太陽光パネルの寿命は「20〜30年」ほどと言われていますので、できるだけ長く活用するためにもパネルの強度が高いメーカーを選びたいですね。
また、雪国や海沿いにお住まいの方なら、
- 雪の重みに耐えられるか?
- 潮風に強い設計になっているか?
といった、単純な耐久性だけでは測れない強度についても考慮する必要があるでしょう。
③価格で選ぶ
あなたの予算に合った太陽光パネルを製造しているかどうかも、メーカー選びの基準になります。
シャープやパナソニックなどの超有名メーカーは、高性能で安心感もありますが、パネル1枚あたりの価格は少し割高になるケースも多いでしょう。
一方でカナディアンソーラーやQセルズといった海外メーカーは、一般的な知名度は低いですが、同程度のスペックでも低価格な商品も販売されています。
太陽光パネルの総費用は100万円を超えることも多いため、価格や信頼性、性能のバランスの取れたメーカーを選びましょう。
④サイズで選ぶ
太陽光パネルのサイズも各社さまざまですので、屋根や設置スペースに適したパネルを製造するメーカーを選びましょう。
限られたスペースで充分な発電量を生み出すためには、屋根のすみずみまでパネルを設置することが重要です。
- 一般的な日本の屋根に合わせたサイズ設計
- 屋根の端まで無駄なく使える「三角形」のパネル
など、発電効率を限界まで高める工夫を凝らしているメーカーもあります。
太陽光メーカーを選ぶ前には、設置スペースの寸法をあらかじめ調べておくとスムーズに決められます。
⑤悪天候時のパフォーマンスで選ぶ
曇りや雨の日でも安定した発電量を保てるかどうかも、太陽光メーカーを選ぶ際に忘れずに確認すべきポイントです。
- 梅雨(6〜7月)
- 台風(7〜9月)
- 秋雨前線(9〜10月)
など、日本は世界的に見ても天候が崩れやすい時期が長い地域と言えます。
ほとんどのメーカーは晴天時の日照量を基準にスペックを公表しているため、曇りや雨でもしっかり発電できるかは分からないのが実情です。
Qセルズのように悪天候時の発電量が自慢のメーカーもありますので、天候が安定しない地域にお住まいの方はぜひチェックしてみましょう。
太陽光メーカーおすすめ8社の主力商品をまとめてご紹介!
次に、国内で特に人気の高い大手8メーカーの主力ソーラーパネルをまとめて比較していきます。
メーカー | シャープ | Qセルズ | カナディアンソーラー | パナソニック |
商品画像 | ||||
型番 | NQ-254BM | Q.PEAK DUO-G9 355 | CS3L-375MS | VBM300EJ02N |
最大出力 | 254W | 355W | 375W | 300W |
発電効率 | 19.0% | 20.6% | 20.3% | 20.1% |
サイズ (縦×横×厚さ) | 126.5×105.5×4.6cm | 167.3×103×3.2cm | 176.5×104.8×3.5cm | 142.4×104.8×3,5cm |
重量 | 16.5kg | 19kg | 20.5kg | 17kg |
保証期間 | システム保証15年 出力保証20年 | システム保証15年 出力保証25年 | システム保証15年 出力保証25年 | システム保証15年 出力保証25年 |
参考価格 | 152,400円 | 257,730円 | 226,875円 | 198,000円 |
メーカー | 長州産業 | 東芝 | 京セラ | ソーラーフロンティア |
商品画像 | ||||
型番 | CS-333G51 | SPR-X22-360 | KK315P-5EL3EG | SFK190-S |
最大出力 | 333W | 360W | 315W | 190W |
発電効率 | 20.3% | 22.1% | 18.8% | 15.5% |
サイズ (縦×横×奥行) | 163.4×100.3×3.5cm | 155.9 ×104.6×4.6cm | 166.5×100.2×3.5cm | 125.7×97.7×3.5cm |
重量 | 17.7kg | 18.6kg | 18.5kg | 18.5kg |
保証期間 | システム保証15年 出力保証25年 施工保証10年 | システム保証15年 出力保証25年 | システム保証10年 出力保証20年 自然災害保証10年 | システム保証10年 出力保証20年 |
参考価格 | 238,150円 | 289,080円 | 235,620円 | オープン価格 |
おすすめ太陽光メーカー8社・それぞれの特徴や強みを解説
続いて、おすすめ太陽光メーカー8社の独自のセールスポイントについて、さらに詳しく掘り下げていきます。
豊富な実績と歴史を持つ「シャープ」
日本の太陽光発電を牽引してきたベテランメーカーのシャープは、国内販売実績No.2の信頼性・安定感が魅力です。
黒を基調としたデザインが印象的な「ブラックソーラー」シリーズを主力商品としており、新商品「ブラックソーラー・ゼロ」はパネルの繋ぎ目からセルに至るまで黒色で統一されています。
ほかにも、シャープが提案する「ルーフィット設計」により、
- 少し空いた屋根スペースも無駄にしない超細型タイプのパネル
- 日本の住宅に多い「寄棟(よせむね)屋根」にもフィットする三角タイプのパネル
といったユニークな形状のパネルをパズルのように組み合わせることで、屋根いっぱいに設置できます。
曇りでも発電効率が高い「Qセルズ」
ドイツ生まれの太陽光メーカー・Qセルズのソーラーパネルは、「曇りや雨の日でも発電効率が落ちにくい」という特徴を持っています。
「Q.ANTUMテクノロジー」と呼ばれる特殊なセルを採用しており、取り込んだ太陽光をパネル内で何度も反射させることで発電量を大幅にアップすることに成功しました。
また、Qセルズは「25年経過しても82.6%の出力を保証」している点も他社を大きく差をつける特徴です。
10年後の時点で「91.6%」の出力を保証しており、長期的に使用しても非常に高いレベルで発電量が持続することを証明しています。
海外メーカーながら日本の屋根サイズに合わせたパネルも発売しており、今後ますますシェアを伸ばすことが予想されています。
抜群の発電量が魅力の「カナディアンソーラー」
エコ大国・カナダの太陽光メーカーであるカナディアンソーラーは、非常に高い発電効率と価格の安さで人気を上げています。
全世界で150か国以上の導入実績を持っており、2019年の国内出荷台数「第2位」を記録するなど、日本での太陽光メーカーとしての知名度も定着してきました。
「出力375W・発電効率20.3%」という高性能ながら23万円を切る主力商品「CS3L-375MS」をはじめ、他メーカーより頭ひとつ抜けたコスパの良さが評判になっています。
年中無休で午後8時まで電話サポートを受け付けるなどアフターサービスも充実しており、海外メーカー特有の不安感が少ない点も魅力的ですね。
大手ブランドの安心感がある「パナソニック」
太陽光メーカーとして40年以上の歴史を持つパナソニックは、豊富な施工実績に裏打ちされた「安全性・信頼性」が最大の特徴です。
地震や台風の多い日本の環境に合わせて「風速60mでの台風試験」や「耐震試験」などの厳しい試験を行っており、耐久性の高さが証明されています。
また、パナソニックが認めた登録業者のみがパネルを設置できるシステムを導入しているため、施工後のトラブルの心配が少ない点も安心できますね。
太陽光パネル自体の性能も高く、パワコンや蓄電池の種類も豊富ですので、迷ったらパナソニックを選んでおけば後悔することはないでしょう。
国内製造で高品質な「長州産業」
1999年から太陽光パネルの製造を続ける長州産業は、製造工程のすべてを自社で手掛ける技術力に定評があるメーカーです。
鮮やかな青色が特徴的な主力商品「プレミアムブルー」は、
- 通常は取り込めない紫外線(UV)まで発電に利用できる
- 温度上昇を抑え真夏でも安定して発電できる
といった、長州産業だけのユニークな技術で「20.3%」の発電効率を実現しています。
また、無料で「10年の施工保証」が適用されることも、長州産業ならではの特徴です。
施工後の屋根のトラブルや「雨漏り」などにも無償で修理対応が受けられるため、長期間にわたって安心して利用できますね。
世界No.1の発電効率を誇る「東芝」
限られた屋根のスペースでとにかく多く発電したいなら、「22.1%」という世界一の発電効率が人気の東芝を選びましょう。
東芝のパネルはアメリカのサンパワー社のOEMを採用しており、電極をパネル背面に設置する「バックコンタクト方式」という独自の技術で非常に多い発電量を実現しています。
主力商品「SPR-X22-360」は、360Wの大出力ながら「高さ約156cm」と非常にコンパクトなため、小さな屋根でも充分な発電量を期待できますね。
海外製パネルを使用しつつも「出力保証25年」「システム保証15年」と保証内容も充実しています。
パネルの耐久性で選ぶなら「京セラ」
日本で初めて太陽光パネルを発売した京セラは、パネル自体の耐久性が高いことが人気の理由となっています。
1984年に自社に設置したパネルは現在も現役として活躍しており、京セラ太陽光の高耐久・長寿命を証明しています。
発電効率は19%ほどと一般的ですが、特殊な屋根にもすみずみまで設置できる「ルーフレックス」シリーズはトータルの発電量では他社に劣りません。
火災や落雷、台風などの被害を保証する「自然災害保証」が10年付いている点も独特であり、料金をプラスすることで保証期間の5年延長も可能です。
日陰でも安定して発電する「ソーラーフロンティア」
宮崎県の自社工場でパネルを製造するベテラン企業・ソーラーフロンティアは、悪天候や日陰でも安定して発電する独自技術が売りのメーカーです。
一般的なシリコン系パネルとは違う「CIS太陽電池」を採用しており、
- 高温になっても出力ロスが少ない
- パネルの一部が影になっても影響が少ない
- スペック以上の発電量が期待できる
など、「15.5%」という控えめな発電効率だけでは測れないポテンシャルを秘めています。
また、シリコン系パネルより価格も安い傾向があるため、設置スペースに余裕のある家には特におすすめです。
【まとめ】太陽光メーカーは発電量や悪天候時の安定性で選ぼう
太陽光パネルのメーカー選びで迷ったら、以下のポイントをもう一度確認してみましょう。
- 発電効率と価格のバランスが取れているか
- 曇りや雨でも安定して発電するか
- パネル自体の耐久性は充分か
- 屋根のスペースや形状に合っているか
- 保証内容やアフターサービスは充実しているか
本記事でご紹介したメーカー8社は、どれも国内で数多くの設置実績を誇る企業です。
メーカーごとの得意分野や特徴をしっかり理解して、あなたの家にぴったりの太陽光パネルを見つけてくださいね!
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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