スマートライフプランって何?基本情報や他プランとの比較も徹底紹介
スマートライフプランというネーミングを聞くと、なんだか家計に優しそうな気がしますよね。
電力プランの一種であるスマートライフプランですが、どのような特徴がある電力プランなのでしょうか。
今回の記事では、スマートライフプランの概要、基本情報や他プランとの比較を紹介します。
目次
スマートライフプランとは?
まずは、スマートライフプランはどういうものなのか具体的に解説していきます。
東京電力が提供している電力プラン
スマートライフプランは、東京電力エナジーパートナーが提供している電力プランの一つです。
プラン内容は、日中の電力単価を割高にする代わりに、深夜の電力単価を割安にしてくれるというもの。
つまり、深夜の割安電力を溜めておける機械(エコキュートや蓄電池など)を所有している家庭に向けた電力プランです。
スマートライフプランには、異なる3つの種類が存在しています。詳細は以下の表をご覧ください。
名称 | プランの特徴 |
スマートライフS | 一般家庭向けの電力プラン(10A~60A) |
スマートライフL | 漏電遮断器などの主開閉機器の容量に応じた契約 |
スマートライフプラン | 過去の電力使用量に基づいた契約(新規加入停止中) |
ちなみに、どの契約を結んだとしても、月々の最低料金235.84円は支払う義務があります。
数か月単位で家を不在にするなど、長期に渡って電気の使用がない場合は注意が必要といえるでしょう。
オール電化家庭にメリット多数
スマートライフプランの最大の特徴は、オール電化家庭にメリット多数という点です。
既述の通り、スマートライフプランは日中の電力単価を割高にする代わりに、深夜の電力単価を割安にしてくれるもの。
したがって、これまでと同じような電力使用でも、電気代の大幅節約が期待できるのです。
オール電化家庭は、すべて電気に頼る生活をします。
だからこそ、電気代の減少を期待できるプランの存在は嬉しいですよね。
また、電気のピーク時間外の電力を使うので、需要の面でも安心できます。
一般的には、電気のピーク時間帯は日中。
そして、電力の需要過多が過ぎると停電が発生してしまいます。
ところが、スマートライフプランで深夜の割安電力を蓄電池などに溜めておけば、周囲が停電していようと電力を使うことができるのです。
安心できますよね。
魅力はなに?スマートライフプランの基本情報をチェック!
続いて、スマートライフプランの基本情報をチェックしていきましょう。
ここでは、一般家庭に向けた「スマートライフS」の電力プランの基本情報を紹介します。
基本料金について
まずは、スマートライフSの基本料金を紹介します。
契約アンペア数 | 基本料金 |
10A | 286.00円 |
15A | 429.00円 |
20A | 572.00円 |
30A | 858.00円 |
40A | 1,144.00円 |
50A | 1,430.00円 |
60A | 1,716.00円 |
一般的な電力会社同様、契約アンペア数が高くなればなるほど基本料金が値上がりします。
電気代を少しでも抑えたいのであれば、契約アンペア数を今よりも低くするなどの対策が必要です。
電気料金について
続いて、電気料金を紹介します。1kWhあたりの電気料金は、以下の通りです。
- 昼間(午前6時~翌午前1時)…25.80円
- 夜間(午前1時~午前6時)……17.78円
つまり、蓄電池やエコキュートなどを所有している家庭は、夜間(午前1時〜午前6時)に効率的に電気を使うことが求められます。
そして、昼間(午前6時〜翌午後1時)は、電力会社からの買電を極力減らす努力が必要になります。
他プランとの違いは?スマートライフプランはどれくらいお得?
スマートライフプランは、特にオール電化家庭に特化した電力プランであることが分かりました。
では、東京電力エナジーパートナーが提供しているその他のプランと比べてどれくらいのお得感があるのでしょうか。
具体的に解説していきます。
東京電力が提供している他プラン一覧
まずは、東京電力エナジーパートナーが提供しているプランを紹介します。
東京電力エナジーパートナーが提供している電力プランは、以下の通りです。
プレミアムプラン | 電気使用量が多い家庭向けのプラン |
スタンダードプラン | 東京電力が提供している最も標準的なプラン |
夜トクプラン | 夜の時間帯に電力使用をする家庭向けのプラン |
スマートライフプラン | 主にオール電化家庭向けのプラン |
くらし上手プラン | 太陽光発電+おひさまエコキュート所有家庭向けのプラン |
アクアエナジー100プラン | 再生可能エネルギー電気を希望する家庭向けのプラン |
従量電灯BおよびC | 従来の電力プラン |
どの電力プランで契約を結べば良いのかは、各家庭によって異なります。
だからこそ、しっかり調べて無駄のない契約をしていきたいですね。
スマートライフプランと他プランの比較
最後に、スマートライフプランと他プランの比較をしていきます。
スマートライフプランと夜トクプランの違い
先ほどの表を見て、「スマートライフプランと夜トクプランの違いは?」と感じた方も多いかと思います。
スマートライフプランは、主にオール電化家庭向けの電力プラン。
したがって、エコキュートや蓄電池の所有が絶対条件になります。
一方で、夜トクプランは単身世帯など日中に家を空けることが多く、電気使用量のピークが夜間になる家庭向けの電力プランです。
したがって、電力を溜めておける機械の所有に関しては、特に定められていません。
スマートライフプランと夜トクプラン(夜トク8の場合)の料金の違いは、以下の通りです。
| スマートライフプラン | 夜トクプラン(夜トク8の場合) |
基本料金 | 286.00円~1,716.00円 | 214.50円~858.0円 |
電気料金 | 昼間…25.80円 夜間…17.78円 | 昼間…32.74円 夜間…21.16円 |
基本料金はスマートライフプランのほうが高いですが、電気料金単価はスマートライフプランのほうが安いですね。
以下は、スマートライフプランと夜トク8の昼間と夜間の時間設定を表したものです。
| スマートライフプラン | 夜トク8 |
昼間の時間帯 | 午前6時~翌午前1時 | 午前7時~午後11時 |
夜間の時間帯 | 午前1時~午前6時 | 午後11時~翌午前7時 |
スマートライフプランは、電気料金が割安になる夜間の時間帯が5時間と少々短め。
それに対し夜トク8は、名前の通り夜間の時間帯が8時間と比較的余裕を持てるのが特徴です。
スマートライフプランとくらし上手プランの違い
スマートライフプランとくらし上手プランの違いも、気になるところですよね!
スマートライフプランはオール電化向けの電力プランなので、そこに太陽光発電をプラスすることで、さらに快適なオール電化生活が実現します。
スマートライフプランとくらし上手プラン(くらし上手Sの場合)の料金の違いは、以下の通りです。
| スマートライフプラン | くらし上手プラン(くらし上手Sの場合) |
基本料金 | 286.00円~1,716.00円 | 2,500円/月 |
電気料金 | 昼間…25.80円 夜間…17.78円 | 120kWhまで…2,480円/月定額 120kWh以上…20.80円/kWh |
くらし上手プランは太陽光発電の設置が必須なので、電力会社の買電に頼る割合が減少します。
上の表を見ると、くらし上手プランの電力契約が割高に見えてしまいますが、実際のところはそこまで割高感を覚えることはないでしょう。
スマートライフプランはお得がたくさん!オール電化家庭は要検討!
この記事では、スマートライフプランの概要や基本料金など料金に関すること、他プランとの比較を紹介しました。
ざっと見てきた中で、スマートライフプランはとても魅力的な電力プランであることが分かりました。
オール電化家庭はもちろん、これからオール電化を検討しているご家庭の方も、ぜひ東京電力エナジーパートナーが提供しているスマートライフプランという電力プランを前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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