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エコキュートの寸法で失敗しない選び方|角型・薄型の必要スペース、搬入経路の注意点を解説

オール電化 2025年11月17日更新

エコキュートの導入を検討する際、給湯コストの削減効果に目が行きがちですが、「寸法(サイズ)」の確認不足が原因で設置できない、あるいは想定外の追加費用が発生するケースが後を絶ちません。

エコキュートは従来の給湯器と異なり、大型の貯湯タンクとヒートポンプの2台を設置する必要があり、その寸法確認は極めて重要です。

この記事では、エコキュートの寸法選びで失敗しないために、以下の3つのポイントを専門家の視点で徹底解説します。

  • タンク容量の選び方:家族構成やライフスタイルに最適な容量の目安。
  • 設置タイプ(角型・薄型):設置場所のスペースに応じた機種の寸法比較。
  • 設置・搬入スペース:機器本体の寸法だけでなく、搬入経路やメンテナンススペースの重要性。

ご自宅に最適なエコキュートを選び、スムーズな導入を実現するため、ぜひ最後までご確認ください。


エコキュートの寸法(サイズ)を決める2つの機器構成

【この章の要旨】

エコキュートは「貯湯タンクユニット」と「ヒートポンプユニット」という2つの機器で構成されています。設置スペースを考える際は、この2台分の寸法と、さらに作業・点検用の「メンテナンススペース」が必要になることを理解するのが第一歩です。

エコキュートが従来のガス給湯器や石油給湯器と大きく異なるのは、その機器構成です。設置スペースの確認には、まずこの2つのユニットの役割とおおよその形状を知る必要があります。

貯湯タンクユニット

ヒートポンプで沸かしたお湯を貯めておくための、文字通りの「タンク」です。エコキュートの設置スペースの大半を占めるのが、この貯湯タンクユニットです。

形状は、主流の「角型」と、奥行きがスリムな「薄型」の2種類があります(詳細は後述)。高さは1.8m〜2.2m程度、重量は満水時で400kg〜600kg以上になるため、頑丈なコンクリート基礎(エコベース)の上に設置する必要があります。

ヒートポンプユニット

空気中の熱を集めてお湯を沸かす、エコキュートの心臓部です。形状はエアコンの室外機によく似ており、実際に寸法も同程度です。

貯湯タンクの近くに設置するのが一般的ですが、エアコンの室外機と同様、運転中(主にお湯を沸かす深夜)はファンが回り、運転音(低周波音含む)が発生します。そのため、隣家の寝室窓の近くなどを避けるといった設置場所への配慮も必要になります。

【この章のまとめ】

エコキュートの設置には、大型の「貯湯タンク」と、エアコン室外機大の「ヒートポンプ」の2台を置くスペースが必要です。寸法確認では、この2つの機器サイズを足し合わせた上で、さらにメンテナンスや搬入経路を考慮しなくてはなりません。


失敗しない「タンク容量」の選び方【家族人数別】

【この章の要旨】

タンク容量(貯湯量)は、エコキュート選びの重要な寸法(仕様)の一つです。家族人数を基本に、お湯の使い方や将来の変動も見越して選ぶ必要があります。「大は小を兼ねる」が基本ですが、大きすぎると設置スペースを圧迫し、価格も上がるためバランスが重要です。

エコキュートは深夜電力でお湯を沸かし、タンクに貯めたお湯を翌日に使う仕組みです。そのため、タンク容量が家族のお湯の使用量に対して小さいと、日中に「湯切れ」を起こし、割高な日中の電力で沸き増しが必要になり、電気代節約効果が薄れてしまいます。

家族人数別|タンク容量の目安

タンク容量は「L(リットル)」で表記され、主に370Lと460Lが主流です。一般的な目安は以下の通りです。

家族人数(目安) タンク容量 主な用途
2~3人 300L 夫婦のみ、または子供が小さい家庭
3~5人 370L 最も一般的なサイズ
4~7人 460L 家族が多い、またはお湯を多く使う家庭
5~8人 550L~ 二世帯住宅、お湯の使用量が特に多い家庭
※あくまで目安です。お湯の使用状況によって最適な容量は異なります。

お湯の使用量が多い家庭は「大きめ」を推奨

以下のようにお湯の使用量が多いご家庭は、家族人数の目安よりもワンサイズ大きい容量を選ぶと安心です。

  • シャワーの使用回数が多い(特に朝シャンなど)
  • 毎日湯船にお湯を張る
  • 部活動などで帰宅時間がバラバラ、シャワー時間が分散する
  • 来客が多い

また、現在は子供が小さくても、将来的に成長して使用量が増えることや、親との同居なども見越して、迷った場合は「やや大きめ(例:3人家族でも370L)」を選ぶのが、長期的に見て失敗の少ない選択となります。

【この章のまとめ】

タンク容量は、現在の家族人数だけでなく、お湯の使い方や将来のライフスタイルの変化も考慮して選びましょう。湯切れを防ぐためにも、容量選びで迷った場合は大きめのサイズ(370Lまたは460L)を検討するのが基本です。

「うちに必要な容量は?」「この機種で大丈夫?」 専門家が無料で診断します

「370Lと460L、どちらが最適かわからない」「お湯の使用量が多いけど、どの容量なら安心?」 タンク容量選びは、電気代と快適性に直結する重要な判断です。すでにお持ちの見積もりや、ご検討中の機種が本当にご家庭に合っているか、専門のアドバイザーが無料で診断します。設置スペースや費用対効果も含め、後悔しない機種選びをサポートします。

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【角型 vs 薄型】設置タイプ別の寸法と必要スペース

【この章の要旨】

貯湯タンクの形状には「角型(標準タイプ)」と「薄型(スリムタイプ)」があります。設置場所のスペース、特に「奥行き」によって選ぶべきタイプが異なります。機器本体の寸法に加え、点検・修理のための「メンテナンススペース」を必ず確保する必要があります。

タンク容量が決まったら、次は設置場所のスペース(主に幅と奥行き)に合わせて、タンクの形状を選びます。

角型(標準タイプ):最も一般的で安価

幅と奥行きがほぼ同じ(約60cm〜75cm四方)の、文字通り四角い形状のタンクです。最もラインナップが豊富で、価格も薄型に比べて安価な傾向があります。

戸建て住宅の裏手や、ある程度のスペースが確保できる場所に設置されます。高さは容量によって異なりますが、370L〜460Lクラスで1.8m〜2.2m程度が一般的です。

薄型(スリムタイプ):狭小地やマンション向け

奥行きが非常にスリム(約45cm前後)に設計されているタイプです。その分、幅が広め(約1.1m程度)になります。

「隣家との間が狭い」「通路にしか置けない」といった狭小地や、マンションのベランダ(※管理規約の確認必須)などに設置されることが多いタイプです。角型に比べて機種の選択肢が少なく、価格もやや高くなる傾向があります。

メーカー・タイプ別|貯湯タンク寸法(目安)

主要メーカーの代表的な寸法例(370Lクラス)を見てみましょう。

メーカー タイプ 容量 高さ (mm) 幅 (mm) 奥行 (mm)
パナソニック 角型 370L 1,810 600 680
パナソニック 薄型 370L 1,843 1,078 440
三菱電機 角型 370L 1,820 630 760
三菱電機 薄型 370L 1,900 1,120 430
ダイキン 角型 370L 1,825 630 730
ダイキン 薄型 370L 1,825 1,075 438
※上記は一例です。機種や年度モデルによって寸法は異なります。正確な寸法は必ず最新のメーカーカタログや仕様書で確認してください。

最重要:メンテナンススペース(離隔距離)の確保

エコキュートの寸法で見落としがちなのが、この「メンテナンススペース」です。

機器本体がギリギリ置ける寸法だけでは、設置工事ができないだけでなく、将来の点検や修理の際に作業ができず、最悪の場合、一度取り外す(=高額な工賃が発生)ことにもなりかねません。

必要なスペースはメーカーや機種によって定められていますが、一般的に以下のスペースが必要です。

  • 貯湯タンク:主に点検口がある前面や、配管接続部に作業スペース(30cm〜60cm程度)が必要。
  • ヒートポンプ:エアコンの室外機と同様、空気の吸込・吹出口を塞がないよう、前後左右および上方に指定された離隔距離(例:前面30cm以上、側面10cm以上など)が必要。これを守らないと、熱交換効率が落ちて消費電力が増加します。

【この章のまとめ】

設置場所の幅と奥行きを正確に採寸し、「角型」か「薄型」かを選定します。その際、機器本体の寸法だけでなく、必ずメーカーが指定する「メンテナンススペース」を加味した総スペースで設置可否を判断してください。

「この狭い場所でも置ける?」「角型と薄型、どっちがいい?」

「うちの敷地は狭いけど、薄型なら設置できるだろうか?」「見積もりに来た業者に『角型は無理』と言われたけど本当?」 設置スペースの判断は専門知識が必要です。メンテナンススペースを無視した無理な設置は、故障や効率低下の原因になります。他社の見積もりが妥当か、もっと良い設置方法がないか、経験豊富な専門家が図面や写真から無料で診断します。

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見落とし厳禁!搬入経路と設置工事の注意点

【この章の要旨】

設置スペースが確保できても、そこまで機器を運ぶ「搬入経路」がなければ設置できません。経路の幅や高さ、曲がり角の確認は必須です。また、安全な設置のための「基礎工事」や、近隣トラブルを防ぐ「騒音対策」も寸法と合わせて考慮すべき重要なポイントです。

エコキュートの寸法確認は、設置場所だけでなく「そこに至るまでの道筋」も同様に重要です。

搬入経路の確認ポイント

貯湯タンクは高さが約2mあり、非常に大きいため、基本的に「立てたまま」運びます。以下のポイントで、搬入経路に十分な幅と高さがあるかを確認する必要があります。

  • 経路の幅と高さ:タンク本体の最大寸法(特に幅や奥行き)+10cm〜20cm程度の余裕が必要です。
  • 曲がり角(コーナー):玄関や通路の曲がり角で、タンクを回転させられるか。
  • 障害物:ガスメーター、水道メーター、他の室外機、給湯器、立水栓など、一時的にでも移動できない障害物がないか。
  • 段差や階段:大きな段差や階段があると、手運びが難しくなります。

クレーン作業(ユニック車)が必要なケース

搬入経路が狭い、障害物がある、あるいは2階のベランダに設置する場合などは、手運びができず、クレーン車(ユニック車)を使って機器を吊り上げて搬入する必要があります。

この場合、クレーン作業の追加費用(数万円〜)が発生します。また、家の前にクレーン車を停車させるスペースや、電線・電話線などの障害物がないかも確認が必要です。見積もり時に搬入方法が明記されているかを確認しましょう。

基礎工事と騒音対策

  • 基礎工事:貯湯タンクは満水時400kg〜600kg超の重量物です。必ず専用のコンクリート基礎(エコベース)を設置し、アンカーボルトで強固に固定します。この基礎の寸法も設置スペースに含まれます。
  • 騒音対策:ヒートポンプは深夜に稼働するため、運転音(約38dB〜45dB程度)が近隣トラブルになることがあります。特に低周波音は人によって不快に感じることがあるため、隣家の寝室の窓や、敷地境界線から十分な距離(メーカー推奨距離など)を離して設置することが重要です。

【この章のまとめ】

エコキュートの寸法確認は、設置場所、搬入経路、基礎工事、騒音対策まで含めて「完了」です。これらの判断は専門知識を要するため、必ず経験豊富な施工業者の「現地調査」を受け、見積もりに搬入方法や基礎工事の内容が明記されていることを確認してください。

その見積もり、本当に適正ですか? 工事品質は大丈夫?

「搬入にクレーンが必要と言われ、高額な追加費用を提示された」「見積もりの基礎工事代は妥当?」「業者の説明が曖昧で不安…」 エコキュートは工事品質が寿命や効率を左右します。提示された見積金額や工事内容、搬入方法が本当に適正か、専門知識を持つ第三者の視点で厳しくチェックします。契約前の不安は、ここで解消してください。

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エコキュートの寸法に関するよくある質問(FAQ)

Q1. エコキュートの寸法で最も重要な点は?

最も重要なのは、「機器本体の寸法」だけでなく、「メンテナンススペース」と「搬入経路」を含めた総スペースを確保することです。

設置場所の寸法がギリギリだと、将来の点検や修理ができなかったり、搬入自体ができずに追加費用が発生したりする可能性があります。以下の3点をセットで確認することが不可欠です。

  • 貯湯タンクとヒートポンプの本体寸法
  • メーカー指定のメンテナンススペース(離隔距離)
  • 玄関から設置場所までの搬入経路(幅・高さ・曲がり角)

※自己判断は危険です。必ず専門業者による現地調査を受けてください。

Q2. 狭い場所向けの「薄型」の寸法は?

「薄型(スリムタイプ)」は、その名の通り奥行きが非常にスリムなのが特徴で、一般的に約43cm〜45cm程度です。

角型(標準タイプ)の奥行きが約60cm〜75cm程度なのに比べ、大幅に薄くなっています。ただし、その分「幅」が約1.1m程度と広くなります。隣家との隙間や通路、マンションのベランダなど、奥行きが取れない場所に最適化された寸法です。

※薄型は角型に比べ、価格がやや高くなる傾向があります。

出典:主要メーカー(パナソニック、三菱電機、ダイキン等)の製品カタログ

Q3. タンク容量の目安(370Lと460L)は?

タンク容量は家族人数に合わせて選ぶのが基本です。

  • 370L:3人〜5人家族向けの、最も標準的なサイズです。
  • 460L:4人〜7人家族向け、または3人家族でもお湯の使用量が多い(シャワー回数が多い、毎日湯張りする等)ご家庭向けのサイズです。

エコキュートは湯切れを起こすと電気代が割高になるため、迷った場合はワンサイズ大きい容量を選ぶのが一般的です。「大は小を兼ねる」と考えますが、その分、タンクの寸法(特に高さ)が大きくなり、価格も上がるため、設置スペースとのバランスで判断が必要です。

Q4. 搬入経路は最低どれくらい必要?

搬入経路に必要な幅や高さは、「搬入する貯湯タンクの最大寸法(幅または奥行き) + 10cm〜20cm程度の余裕」が最低限の目安です。

貯湯タンクは高さが2m近くあるため、基本的に立てたまま運びます。例えば、タンクの奥行きが70cmの場合、通路の幅が70cmピッタリでは運べません。特に曲がり角(コーナー)は、タンクを回転させるスペースが必要なため、より広い幅が求められます。

※搬入経路が確保できない場合は、クレーン車による吊り上げ搬入(追加費用)が必要になる場合があります。

Q5. ヒートポンプの設置で注意することは?

ヒートポンプ(室外機)の設置では、「効率的な運転のための離隔距離」と「騒音対策」の2点に注意が必要です。

エアコンの室外機と同様、空気の吸込口や吹出口の周りを塞ぐと熱交換効率が著しく低下し、電気代が余計にかかります。メーカー指定の離隔距離(前後左右、上方)を必ず守る必要があります。

また、深夜にお湯を沸かすため、運転音が近隣トラブルになるケースがあります。隣家の寝室の窓の正面や、敷地境界線のすぐ近くへの設置は避け、防振ゴムを設置するなどの配慮が推奨されます。

出典:一般社団法人 日本冷凍空調工業会(JRAIA)

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

光熱費削減コンサルタント

中田 萌
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