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蓄電池と太陽光発電の併用で売電量が増える！併用にはメリットも！
脱炭素化に役立つだけではなく、停電対策や電気代の節約に効果のある蓄電池と太陽光発電。
近年、電気不足や電気代の高騰で、電気について考える人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は蓄電池と太陽光発電を使用した売電方法や、併用のメリットなどを解説していきます。
蓄電池と太陽光発電は、併用することでお互いの弱点を補うような「相性のいい設備の組み合わせ」です。
「電気代の節約や停電対策を行いたい」と思っている方は、設備の導入を考えてみてはいかがでしょうか。
目次
蓄電池と太陽光発電でできる売電方法は2種類ある！
蓄電池と太陽光発電を自宅に導入する場合、売電する方法は2種類あります。
2種類ある発電方法の中でも、ダブル発電は太陽光発電だけではできない売電方法です。
売電量を増やしたい方は、太陽光発電と併せて蓄電池などの設備の導入を検討してみましょう。
方法① シングル発電
シングル発電とは、ダブル発電を行わない発電方法です。
太陽光パネルで発電した電気を自家消費し、自家消費できなかった分を売電します。
売電収入よりも、発電した電気を自家消費に当てたい方にオススメの方法です。
方法② ダブル発電
ダブル発電とは、蓄電池の「押上効果」を利用して売電量を増やす方法です。
太陽光発電での電気を蓄電池に貯めるシングル発電とは違い、深夜の安い電力を蓄電池に貯めます。
蓄電池に貯める電気を買うことで、昼間の売電量を増やします。
蓄電池に貯めた電気で、売電量を増やすので「押上効果がある」と言われています。
2022年3月現在の太陽光発電の売電価格はいくら？
今年から太陽光パネルを導入し、売電を開始する場合、FIT制度を利用することが可能です。
FIT制度とは、10年か20年の間、通常の売電価格よりも高く売電することができる制度です。
太陽光パネルの容量により、FIT制度の適用期間が異なります。
FIT制度を利用し始めた年から、FIT制度の適用期間が終了するまでは売電価格が変わりません。
太陽光パネルが10KW未満の売電価格は1kWhあたり17円！
2022年のFIT制度の売電価格は、太陽光パネルの容量が10kW未満で1kWhあたり17円です。
ちなみに、2020年のFIT制度の売電価格は1kWhあたり21円でした。
売電価格は下がっていますが、FIT制度を利用しない売電価格に比べると高く設定されています。
太陽光パネルの10kW未満のFIT制度適用期間は10年です。
参照：https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/fit_kakaku.html
太陽光パネルが10KW以上だと1kWhあたり11円が20年！
太陽光パネルの設置容量が10kW以上の場合と10kW未満の場合では、売電価格とFIT適用期間が変わります。
2022年のパネル容量10kW以上の場合の売電価格は、1kWhあたり11円です。
売電期間は20年となり、パネル容量10kW未満の場合と比べて倍になります。
2020年の売電価格は、1kWhあたり13円なので、2円ほど値下がりしていることが分かります。
蓄電池と太陽光発電を併用するメリットは「売電」だけじゃない！
蓄電池と太陽光発電を併用するメリットとして、まず思い浮かぶのが「売電」ではないでしょうか。
しかし、売電や光熱費の節約以外にも、蓄電池と太陽光発電を併用するメリットは、多くあります。
メリット① 売電
売電量を増やしたい人にとって、蓄電池と太陽光発電を併用するメリットは大きいです。
ダブル発電を行えば、太陽光パネル単体で運用するよりも売電量を増やすことが可能です。
ダブル発電を行いたい場合、ダブル発電に対応している蓄電池の購入が必要です。
売電量を増やしたい場合、蓄電池の種類に気を付けましょう。
メリット② 停電対策
蓄電池と太陽光発電の併用のメリットとして「停電対策」も見逃せません。
停電が起きそうな台風の日や風邪の強い日に、蓄電池を満充電しておくことで停電が起こっても安心です。
さらに、太陽光発電と併用していれば、停電が長期に及んだとしても太陽光で蓄電池を充電することができます。
メリット③ 脱炭素化に貢献
近年、世界中で地球温暖化などを抑制するために「脱炭素化」に向けた活動が盛んです。
それぞれの国が脱炭素化に向けて多くの目標を達成しようと取り組んでいます。
脱炭素化に向けた取り組みは、国や自治体だけではなく、地球に住む人1人1人の協力が必要です。
蓄電池と太陽光発電を併用することで、電気の自給自足が可能になります。
電気の自給自足をしない場合も、買電が減ることで地球温暖化の抑制の手助けになります。
メリット④ 電気代の高騰対策
現在、燃料や再エネ賦課金の高騰などが原因で、電気代が高騰しています。
さらに、新型コロナウィルスの影響で在宅期間が増えて、毎月払う電気料金も高くなっている方も多いのではないでしょうか。
蓄電池と太陽光発電を併用することで、買電を極力抑えることができるので、電気代の節約になります。
将来的に、電気料金がこれ以上、上がらないとは言い切れません。
この先、蓄電池と太陽光発電を併用していれば、電気代がいきなり高騰した場合も電気代の高騰に怯えることがありません。
メリット⑤ 生活の不安がぐっと減る
蓄電池と太陽光発電を併用することで、日常のストレスや不安がぐっと減る場合もあるでしょう。
例えば、電気代が高騰している場合には「電気代を節約しなければ」とピリピリしてしまうことも無くなります。
また、台風や強風の日に「停電が起きてしまうのではないか」という不安も、蓄電池と太陽光発電を併用することで緩和されるでしょう。
そのような日常のストレスや不安は、無いに越したことがありません。
【売電できるけど】蓄電池と太陽光発電併用のデメリットは「コスト」！
メリットが多い蓄電池と太陽光発電の併用ですが、導入コストがかかるという点はデメリットです。
蓄電池と太陽光発電を導入するには、数百万円の費用が必要です。
蓄電池と太陽光発電共に、容量を大きくしようとすれば比例して費用もかかります。
対策① 住宅ローンの借り換え
蓄電池と太陽光発電のコストに対する対策としては、住宅ローンの借り換えがオススメです。
住宅ローンの借り換えをすることで、月々の返済額を抑えることができる場合があります。
抑えられた返済額を、蓄電池と太陽光発電の導入費用に充てれば、今の支払いと変わらずに設備を導入することが可能です。
対策② 補助金の利用
現在、蓄電池と太陽光発電に対して、国や自治体から補助金が貰えるケースがあります。
貰える補助金と住宅ローンの借り換えで、かなりお得に蓄電池と太陽光発電を導入できるでしょう。
補助金が受け取れるかどうかは、お住いの市町村の情報をチェックしましょう。
また、補助金は先着順であることが多いです。
しっかり補助金を受け取るためにも、蓄電池と太陽光発電を導入したいと思ったら、早めに行動しましょう。
対策③ セット割引を利用する
蓄電池と太陽光発電を同時に導入することで、セット割引が適用される場合もあります。
セット割引を行ってるかどうかは、販売会社によって異なります。
太陽光発電システムと蓄電池をセットで購入する場合、セット割引で購入できる販売会社を探すと良いでしょう。
割引額は販売会社によって異なりますが、数十万円程度です。
【注意】安すぎる蓄電池と太陽光パネルを販売する業者には注意！
出来るだけお得に導入したい蓄電池と太陽光発電ですが、悪徳業者も存在しているので注意が必要です。
蓄電池や太陽光発電の人気を受けて、設備を販売する会社が続々と増えています。
中には、粗悪品を売りつけたり、欠陥工事を行ったりなどの業者が存在していることも事実です。
特に、しつこく導入を勧められたり、購入するかをしっかり検討させてくれない業者には注意しましょう。
蓄電池と太陽光発電は、導入する時には高いコストがかかります。
蓄電池と太陽光発電を導入する時は、無理なく支払って行けるかどうか、販売会社は信頼出来るかなど、冷静に考えましょう。
蓄電池と太陽光発電を併用・売電して「心の安定」を手に入れよう！
今回は、蓄電池と太陽光発電の併用について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
蓄電池と太陽光発電は、併用することでお互いの弱点を補うような関係です。
太陽光発電を導入する時は蓄電池を、蓄電池を導入する時は太陽光発電の導入を検討してみましょう。
この先、脱炭素社会へ向かうにあたって、蓄電池と太陽光発電の組み合わせは、当たり前になっていきます。
補助金が受け取れるうちに導入しておけば、お得に導入することが出来るので、気になる方は早めに検討してみましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です！
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽に
ください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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