電気温水器とは?メリットやデメリットなどを紹介します!
「電気温水器ってエコキュートとは何が違うの?」
「電気温水器のメリットを知りたい!」
このように考えている方はいませんか。
エコキュートについて調べていると「電気温水器」という言葉を見ると思います。
ガス給湯器などの言葉もあり、混乱してしまいますよね。
今回は、電気温水器について紹介していきます。
目次
電気温水器には多くのメリット!4つ紹介します!
ここでは、まず電気温水器の概要、次にエコキュートとの違い、そして電気温水器のメリット・デメリットを紹介します。
電気温水器とは
まずは電気温水器の概要から見ていきましょう。
電気温水器の概要
電気温水器とは、貯水タンクの中にヒーターを設置し、その熱を利用してお湯を沸かす仕組みになっています。
また、ガス給湯器ではなく、電気給湯器に該当します。
エコキュートの概要
次に、エコキュートの紹介をします。
エコキュートは、ヒートポンプ方式を利用した電気給湯器です。
ヒートポンプ式とは、室外に設置されたファンが外気の熱を吸収し、その熱を利用してお湯を温める仕組みを指します。
電気で作られた熱に加えて、空気の熱も活用しています。
そのため、省エネルギーで効率的にお湯を沸かすことができます。
電気給湯器の概要
電気温水器とエコキュートは「電気給湯器」に該当しますが、そもそも電気給湯器とは何でしょうか。
電気給湯器は、その名の通り、電気を使ってお湯を沸かす給湯設備です。
電気代の安い深夜にお湯を作り、タンクに貯めておき、次の日に使います。
問題としては、タンクに溜めたお湯しか使えないため、湯切れが起きる可能性があることです。
このことについて後述します。
ガス給湯器の概要
電気給湯器と対をなすのが「ガス給湯器」です。
ガス給湯器は、ガスを燃やして必要な量のお湯を瞬間的に沸かす給湯器です。
その都度沸かすため、電気温水器と違って湯切れを起こす心配はありません。
また、お湯の勢いも強く、設置スペースも少しで済みます。
ただ、タンクがないため、停電や災害時に水道が止まった際、全く水が使えなくなります。
電気給湯器であればタンク内にある水は使えます。
エコキュートと電気温水器
次に、電気給湯器に該当する、電気温水器とエコキュートの違いについて3つの観点から紹介します。
本体の価格
まずは本体価格です。
三菱の電気温水器とエコキュートで、370Lの貯湯タンクの、容量3〜4人用の最新機能を搭載した最上級モデルで比較します。
希望小売価格は電気温水器が435,000円、エコキュートが930,000円となっています。
実際に購入するときには業者などによって価格が変わるため、一律に比較できませんが、倍近くの差があります。
出荷台数
次に、出荷台数を見ていきましょう。
2021年度を見ると、エコキュートが436,962台に対し、電気温水器は91,101台となっています。
エコキュートの方が圧倒的に上回っているのがわかりますね。
今では機種や機能もエコキュートの方が充実してきています。
選びやすさはエコキュートに軍配が上がるでしょう。
電気代
最後に電気代です。
電気代に関しては、東京電力エリアを例にとると、電気温水器の年間電気代が約102,000円、エコキュートの年間電気代が24,000円となっています。
他の地域も似たような値となっており、エコキュートは電気温水器の4分の1程度しか電気代がかかりません。
初期費用が電気温水器の方が安かった分、ランニングコストは高くなります。
電気温水器のメリット
ここからは、電気温水器のメリットを3つ紹介します。
安全
1つ目は、安全性の高さです。
電気温水器は電気をエネルギーとしてお湯を作っており、ガス給湯器のように火を使うわけではありません。
消火や点火なども必要なく、一酸化炭素が発生する恐れがありませんね。
さらに、マイコンによるコントロールで温度調整がしやすく、温度も安定しています。
また、電気温水器はタンクにお湯を溜めておくことができるため、災害時に安心できます。
給水が途絶えてしまった時でも、タンク内には数百リットルの水があるので、それらを生活用水として使用できます。
ただし、飲み水として使用するには少し危ないので気をつけましょう。
コストパフォーマンスに優れている
2つ目は、コストパフォーマンスに優れていることです。
電気とガスのエネルギー単価を比べると、確かにガスの方が安かったですが、価格差がなくなってきています。
電力の自由化によって、生活スタイルに合わせたプランを選べ、電気代が節約しやすくなりました。
電気会社との契約プランを見直し、自分に合ったプランを選べば、かなりコストパフォーマンスが上がるでしょう。
省スペース
3つ目は、省スペースであることです。
電気温水器は他の温水器と比べると、省スペースで利用できます。
製品はサイズによって異なりますが、電気温水器は本体の設置だけで使えるので、狭くても問題ありません。
それでも、もっと省スペースにしたい方には、瞬間式電気温水器があります。
これはタンクを必要としないので、ほとんどスペースが要りません。
狭い家に住まれている方、設置スペースの余裕がない方こそ、電気温水器がおすすめです。
デメリット
ここからは、デメリットを紹介していきます。
設置費用が高い
まずは設置費用の高さです。
電気温水器は他の給湯器と比較した時、設置費用が高いです。
ガス給湯器の場合は5万円程度で設置できるのに対し、電気温水器は50万円近くかかります。
初期費用を抑えたいと考えている方にとってはハードルが高いですね。
水圧が弱い
次に、水圧が弱いことが挙げられます。
ガス給湯器と比較した時、電気温水器の水圧は弱いです。
なぜなら、貯水タンクに溜めてある水を使うため、水道の流れる水の圧力を利用できないからです。
水圧が弱いとシャワーで体を洗う時間が長くかかり、人によってはストレスを感じるでしょう。
湯切れの可能性がある
最後に、湯切れの可能性があることです。
電気温水器は貯水タンクに溜めたお湯を使う仕組み上、湯切れを起こしてしまう場合があります。
一度湯切れを起こすと、再びお湯が沸くまでの間はお湯が使えません。
ガス給湯器であれば都度お湯を沸かすので、電気温水器のデメリットといえますね。
電気代を抑えながら電気温水器を活用しましょう!
今回は電気温水器について紹介しました。
電気温水器はエコキュートと比較した時、初期費用が安いですが、ランニングコストが高くつきます。
そのため、電気代を日頃から節約することが大切です。
料金プランを切り替えたり、湯切れを起こさせないようにしたりと、いくつかのポイントを意識して生活しましょう。
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もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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