太陽光発電で損した「4つのケース」を解説!後悔しない方法はある?
「太陽光発電は損するからやめたほうがいい」という情報を目にした経験はないでしょうか?
購入を検討していても「元が取れない」「全然発電しない」などと言われると不安になってしまいますよね。
そこで本記事では、以下の3つのポイントをくわしく解説してきます。
- 太陽光発電で損する?4つの失敗例
- 損しないための3つの解決策
- 太陽光発電や蓄電池がおすすめな3つの理由
記事を読めば、誤った情報に流されずに、あなたにとって本当に太陽光発電がお得なのかどうか理解できるようになります。
「太陽光発電に興味はあるけど、失敗して損したくない…」と心配な方は、ぜひ記事に目を通してみてくださいね!
目次
太陽光発電で損した「4つのケース」
まずはじめに、太陽光発電の導入でよくある「損する4つのケース」について解説していきます。
①思ったより発電しない
もっともよくある失敗例は、予想していたより太陽光発電量の発電量が低かったというケースです。
カタログやメーカーが公表する発電量はあくまで「天気の良いとき」のスペックですので、鵜呑みにしてしまうと予想を下回る結果になるでしょう。
ソーラーパネルの発電量は、天候や日照量はもちろん、方角や季節によっても大きく変化するものです。
「パネルの発電量はあくまで目安」と割り切って、過度に期待を持たなければそれほど損した気持ちにならないともいえますね。
②台風で壊れて赤字に…
つづいて多い失敗例として、「台風や強風でパネルが壊れた」というケースが挙げられます。
ソーラーパネルを設置する「屋根」は特に風の影響を受けやすい部分ですので、極度の風雨にさらされると破損する可能性はあるでしょう。
しかしながら、風による破損は「点検を怠っていたせいでボルトが緩んでいた」という人的な原因であることも多いようです。
日本メーカーのパネルは厳しい耐久試験をクリアしたものが多く、適切な点検を受けていれば台風にも充分に耐えられます。
④相場より高く買ってしまった
「購入後、別の販売店の価格を見たら断然安かった…」という失敗例もよく耳にするものです。
とくに、訪問販売や電話営業などで太陽光発電を購入した際に、相場価格より高値で売りつけられるケースが多いようです。
営業でソーラーパネルを販売する業者はそのぶん人件費が発生していますので、ネットなどで販売する業者より高く付くことは当然ともいえます。
「安ければそれでいい」とも言い切れませんが、太陽光発電を選ぶときには価格と信頼性のバランスのとれた企業を選びたいですね。
⑤契約会社が倒産した
泣くに泣けない失敗例として挙げられるのが、「太陽光発電の販売会社が倒産してサービスを受けられなくなった…」というものです。
販売会社や施工会社の提供する独自の保証サービスなどにお金を払っていた場合、倒産するとまるまる損をすることになってしまいます。
しかしながら、ソーラーパネルのメーカー保証自体は問題なく継続しているため、メーカーに問い合わせれば自然故障などは無料で修理できます。
とはいえ契約会社の倒産は精神的に大きなストレスとなりますので、購入を決める際にはできるだけ実績法な企業を選びましょう。
太陽光発電で損しない「3つの解決策」
つぎに、太陽光発電を導入して損しないための「3つの解決策」についてくわしく解説していきます。
①シミュレーションはしっかり
太陽光発電の導入を決める前に、「本当にお得かどうか」念入りにシミュレーションをしましょう。
発電量や売電利益のシミュレーションには、以下の方法がおすすめです。
- パナソニックなどが提供する発電量計算ツールで試算する
- できるだけ複数の販売会社にデータを出してもらう
- 近隣の住宅に質問して「生の声」を参考にする
ひとつだけのデータに期待せず、たくさんの情報の「平均値」で考えれば、購入後に大損する可能性を
減らせます。
②補助金をうまく使う
政府や地方自治体の補助金制度をうまく組み合わせれば、高額な太陽光発電の費用を抑えることができます。
補助金で購入価格が安くなるぶん、売電利益で予算の元が取れるまでの時期も短くなるでしょう。
2022年度は国の太陽光発電の補助金はありませんが、「ZEH」と呼ばれるエコ住宅に対しては「55〜110万円」もの助成を受けられます。
「オール電化+太陽光発電」へのリフォームを検討している方には最適な助成制度ですので、かしこく利用してお得に導入したいですね。
③「蓄電池」と組み合わせる
太陽光発電のポテンシャルを最大限に発揮するためには、蓄電池と組み合わせる方法がとにかくおすすめです。
蓄電池があれば太陽光発電の余ったエネルギーを充電しておけるため、夜でも電気を買わずに過ごせるようになるからです。
さらに、国や自治体は蓄電池に対して高額な補助金を用意しており、蓄電池を買うなら「今がチャンス」といえます。
使い切れない発電量を充電できる蓄電池があれば、いままで以上に電気代を下げることができるでしょう。
【結論】太陽光発電や蓄電池がおすすめな「3つの理由」
本記事の結論としては、「損したケースも確かにあるが、適切に運用すれば太陽光発電や蓄電池はおすすめ」です。
おすすめする「3つの理由」を順番に解説していきます。
【理由①】太陽光発電の価格は下がっている
太陽光発電システムの価格はどんどん下がっており、「高額商品」というイメージはすでに過去のものになっています。
10年ほど前には200〜300万円が当たり前でしたが、2022年現在では設置費用込みで「100万円」を下回る商品も販売されています。
太陽光パネルをうまく活用すれば毎年10万円の電気代を浮かせることは充分に可能ですので、10年で元が取れると考えれば「安い」ともいえますね。
ひと昔前より気軽に買える値段になった今なら、「太陽光を買って大赤字…」といったトラブルは少ないでしょう。
【理由②】売電より「自家消費」がお得
太陽光発電で作った電気は、電力会社に売るより家庭で消費したほうが大幅にお得です。
売電価格は毎年下がっていますが、それよりも電気代の値上げが大きな問題となっています。
2022年現在の電気代は「1kWhあたり約26円」なのに対して、売電価格は「1kWhあたり17円」です。
電気代が高くなった今、せっかく作った電気を格安で売ってしまうより自家消費したほうがはるかにお得なのではないでしょうか?
【理由③】停電したときも安心
太陽光発電があれば、万が一停電してしまったときも昼間なら電気が使えて安心です。
さらに蓄電池と組み合わせれば、発電した電気を充電しておき24時間いつでも使えます。
停電が長時間にわたると冷蔵庫の中身がダメになってしまうだけでなく、エアコンや暖房などもストップして不便ですよね。
太陽光発電と蓄電池があれば台風や地震による停電でも最低限の生活を守れますので、家族やペットのためにもぜひ検討してみましょう。
【まとめ】「太陽光発電で損した」はまちがい!蓄電池も使えばよりお得
本記事でくわしく解説している重要なポイントを、以下にもういちどまとめていきます。
- 「予想より発電しない」というトラブルは、複数のシミュレーションで解決できる
- 「太陽光は高い」というイメージは過去のものであり、補助金も使えば充分安い
- 販売会社が倒産するとフォローがなくなるため、実績ある信頼できる企業を選ぶべき
- 毎月の電気代はどんどん上がっているため、太陽光発電で自家消費するメリットは大きい
- 太陽光発電と蓄電池を組み合わせれば、万が一の停電もしっかりカバーできる
太陽光発電の普及にともない、「100万円以下」というお値打ち価格で購入できるシステムも増えてきました。
「太陽光は高すぎる」「買っても元が取れない」というマイナスイメージは過去のものであり、10年程度で費用を回収することも充分可能です。
国や地方自治体の補助金をうまく使えばさらに出費を減らせますので、この機会にぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!