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V2Hおすすめメーカー5選【対応車種・補助金について解説】

EV・V2H 2024年01月04日更新

数あるメーカーから、V2Hの導入に悩んでいませんか?

V2H対応のメーカー車種は限られており、対応のものを選ぶ必要があります。

そこで今回は、V2H対応のおすすめメーカーや選び方などについて詳しく解説します。

V2Hを選ぶときに見るべき6つのポイント

  • 充電ケーブルが自動車の給電口に届くか確認
  • 停電時に使いたい電力供給を選ぶ
  • 保証期間や保証内容を確認
  • 既設の太陽光発電の型番を確認
  • 操作パネルの位置を屋内・屋外に決める

上記のポイントについて、詳しく解説していきます。

充電ケーブルが自動車の給電口に届くか確認

EV車にV2Hを連携させるためには、駐車場と自動車とのサイズを確認しましょう。

設置場所の環境に合わせて、接続に必要なケーブルの長さをチェックすることが重要です。

各メーカーごとの接続ケーブルの長さは、下記の通りになります。

メーカー

ケーブルの長さ

ニチコン

・スタンダードモデル:3.7m

・プレミアムモデル:7.5m

デンソー

7.5m

東光高岳

3.7/7.5m

停電時に使いたい電力供給を選ぶ

V2Hは「特定負荷型」「全負荷型」の2種類から、停電時に利用したい系統を選ぶことができます。

 

2つ以上の電力利用

停電時の給電

特定負荷型

×

×

全負荷型

特定負荷型は、停電時に太陽光発電の電力をEV車に充電することができません。

対して全負荷型は、停電時にEV車へ給電できたり、停電時も複数の電気を利用できたり、また200V対応の家電製品を利用したい人に向いています。

保証期間や保証内容を確認

V2Hの保証期間と保証内容は、メーカーによって異なります。

メーカー名

保証期間

保証内容

ニチコン

・スタンダードモデル:2年

・プレミアムモデル:5年

(沖縄県・離島の場合:1年)

・機器本体・ボックスのハードウェアの修理

コネクタ・ケーブル・バッテリーなどの修理

デンソー

5年

・期間内の無償修理に対応

三菱

1年

・期間内の無償修理に対応

ニチコンV2Hは設置後に事前確認書」「設置完了報告書」の提出が必要です。

2種類の送付が確認できない場合は、グレードに関係なく1年保証になるので、なるべく早めに提出するようにしましょう。

既設の太陽光発電の型番を確認

既設の太陽光発電は、通常時にV2Hに接続することができます。

しかし、停電時に接続動作済みの機種ではない場合、以下の方法で確認する必要があります。

  • 太陽光発電を自立運転にする
  • 太陽光発電の運転を停止後、V2Hを自立運転させる

事前に、「接続可能のパワーコンディショナなのか」販売店に問い合わせることで、接続動作済み機種か確認できます。

太陽光発電の使用状況を確認

太陽光発電の使用状況によって、系統タイプの選び方が変わります。

非系統連系がおすすめ

系統連系

・売電のみ利用したい

・価格を抑えたい

・自家消費に回したい

・200V対応の家電を複数使いたい

系統連系との価格差は、30万円も差があり、初期費用を抑えたい方には非系統連系がおすすめです。

また、複数の電力を使って、家庭でたくさん家電製品を使用したい方は系統連系がおすすめです。

操作パネルの位置を屋内・屋外に決める

操作パネルは、家の中に設置できる製品と、屋外に設置できる製品があります。

V2Hは、停電時に動作が止まるため、復旧前に手動で切り替えなければなりません。

そのため、いざという時も操作しやすい場所に設置するようにしましょう。

海外メーカー車はV2Hに対応できない

V2H対応の海外メーカーは、日本ほどの技術がそこまで使われていないため、日本のV2Hを併用することはできません。

世界で初めてニチコンがV2Hの開発に成功し、販売したことで世の中に広まりました。

「V2H=日本が生み出した技術」のため、日本の一部のメーカーのみ対応できます。

V2H対応の車種メーカーは8つ【表で特徴を解説】

V2H対応メーカー

対応車種

メーカーの特徴

日産自動車

  • リーフ、リーフe+
  • e-NV200
  • ARIYA
  • サクラ

・世界初リチウムイオン電池のEV車を販売

・オンラインで注文・契約可能

三菱自動車

  • アウトランダーPHEV
  • エクリプスクロス(PHEVモデル)
  • i-MiEV
  • MINICAB-MiEV VAN、MINICAB-MiEV TRUCK

世界初PHEVを販売

・2009年に世界初の量産電気自動車を販売

HYUNDAI

IONIQ5

韓国の自動車メーカー

・販売は全てオンライン

Honda

Honda e

・世界初5つのディスプレイを搭載

・2020年初のEV車を販売

トヨタ自動車

  • プリウスPHV
  • MIRAI
  • bZ4X

EV車をBEV」「PHEV」「FCEV」ラインナップ

・リース専用車も有

SUBARU

SLOTERRA

・2022年初のEV車を販売

・トヨタ自動車とSUBARUの大手メーカーが共同開発

メルセデス・ベンツ

EQS

・2022年初のEV車を販売

MBUXハイパースクリーンが特徴

BYD

e6

自治体・法人向けEV車の販売がメイン

・日本国内での販売はなし

V2H対応のおすすめメーカー5選【相場価格や特徴を解説】

国内で発売されているV2Hを、5つのメーカーに分けて、ご紹介します。

なお、4つのメーカーの内、2つのみ相場価格を記載しておりますので、V2H選びの参考にして下さい。

トップシェアメーカー【ニチコン】

型番

VCG-663CN3

VCG-663CN7

VCG-666CN7

モデル

スタンダードモデル

スタンダードモデル

プレミアムモデル

自立運転出力電力

6kW未満

6kW未満

6kW未満

保証期間

2年

2年

5年

相場価格(税込)

55万~88万円

55万~88万円

87万~92万円

ニチコンは、V2Hシステムを世界で初めて開発&販売したメーカです。

2種類のモデルを展開しており、低価格を実現した「スタンダードモデル」は、コスパ良く導入できるのが特徴です。

対して「プレミアムモデル」は、200V対応の家電製品に対応しているため、停電時にも家中の電気を使うことができます。

自動車部品の開発メーカー【デンソー】

型番

DNEVC-D6075

自立運転出力電力

6kW未満

保証期間

5年

相場価格(税込)

157万円~

デンソーは、日本の自動車部品に特化したメーカーです。

HEMSとの連携が可能のため、太陽光発電や蓄電池との相性が良、自家消費と売電をサポートしてくれること間違いなし。

停電時もEV車に給電が可能なので、停電時も太陽光発電で発電した電力をご家庭で使用できます。

EV車との連携が得意なメーカー【三菱電機】

型番

EVP-SS60B3-M7

EVP-SS60B3-Y7

EVP-SS60B3-Y7W

自立運転出力電力

6.0kW

6.0kW

6.0kW

保証期間

1年

1年

1年

希望小売価格(税込)

185万9,000円

264万5,500円

196万9000円

三菱電機は、自動車メーカーや家電製品メーカーなどで有名な大手企業です。

2009年に世界初の量産電気自動車を販売した実績があり、E車との連携が得意。

三菱のV2Hは、太陽光発電の売電量を増やせたり、余剰買取単価を維持できたり、売電に力を入れたい方にはおすすめです。

電子機器メーカー【東光高岳】

型番

CFD1-B-V2H1

自立運転出力電力

6kW

保証期間

1年

希望小売価格(税込)

75万円

電気自動車の急速充電の製造から販売まで、国内No.1メーカーを誇る東光高岳。

V2Hは、3kWの電力を同時に利用でき、エアコンや洗濯機などの連続使用が可能です。

また、マンションなどの共用部分に設置できるため、災害時も電気を給電できます。

V2Hをお得に導入するなら補助金がおすすめ

2022年度の国の補助金額は、機器購入費と工事費を合わせて115万円です。

補助対象

補助金額

機器購入費

½(上限75万円)

工事費

上限40万円

(引用:経済産業省 令和4年度予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」)

国の補助金と合わせて、自治体の補助金を利用できる場合もあります。

地方自治体は、適用条件などによって補助金額が異なるため、検討中の方はお住まいの自治体へ問い合わせるようにしましょう。

V2H電気代の節約が可能!【ガソリン車が廃止前に検討する価値あり】

車の買い替えを検討している人は、電気自動車とV2Hの導入がおすすめ。

2030年代には、ガソリン車の販売が終了する可能性が高く、今後は電気自動車の利用が徐々に増えていくでしょう。

電気自動車とV2Hは、補助金の利用で購入費を減らせたり、深夜電力を使ってEV車に充電すれば燃料費を節約できたりします。

今回、紹介した内容を参考に、ぜひこの機会にV2Hの導入を検討してみて下さいね。

リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。

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手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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IHやエコキュートのお取り扱いもございます。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

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中田 萌
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