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太陽光パネル各メーカーのサイズを徹底比較【価格・重量を解説】

太陽光発電 2024年11月01日更新

「屋根のサイズとパネルのサイズが合うか心配」という悩みを持つ方も少なくありません。

そこで今回の記事では、各メーカーのパネルサイズや重量や1kWの相場価格、屋根の形状に合わせて選ぶ方法についてご紹介します。

各メーカーの太陽光パネルのサイズを比較【重量・価格】

メーカー名

1kWあたりのサイズ

重さ 

発電量

発電効率

価格相場

シャープ

【NQ-256AF】

1318×990×46mm

17.0kg 

256w

19.6%

34万円/kW

Panasonic

【P252αPlus】

1580×812×35mm

15.0kg 

252w

19.7%

20万円/kW

京セラ

【KJ270P-5ETCG】

1470×990×36mm

17.1kg

270w

18.5%

26万円/kW

Qセルズ

【Q.PEAK DUO-G9】

1673×1030×32mm

18.8kg 

355w

20.6%

20万円/kW

長州産業

【CS-340B81】

1634×1003×35mm

16.2kg

340W 

18.5 %

17万円/kW

ネクストエナジー

【NER120M340J-MB】

1689×996××35mm

340W 

18.7kg

20.2%

21万円/kW

カナディアンソーラー

【CS3LA-300MS】

1424×1048×35mm

16.7kg

300w

20.1%

23万円/kW

太陽光パネルの設置に必要な屋根面積は、下記が目安になります。

  • 3kw〜5kwまで:18〜30㎡前後
  • 10kw以上:60㎡以上

パネルサイズは、メーカーごとに違うため、設置前に屋根の面積を確認することが重要です。

パネルサイズを決めるときに見るべき5つのポイント

パネルサイズの他にも、各メーカーの価格や保証、特徴についても知ることが大切です。

次は、太陽光パネルを決めるときに合わせてチェックしたいポイントを解説していきます。

1kWあたりの価格で選ぶ

太陽光パネルの1kWあたりの価格相場は、20万〜30万円ほどです。

kW数によって設置枚数が変わるので、予算額に合ったものを選ぶことが重要です。

5kWのシステム容量の場合、およそ100万〜150万円ほどが目安になります。

また、ネット販売店や訪問販売店によって、価格相場は変わるため、複数の価格を比較して決めるようにしましょう。

発電量が多いパネルを選ぶ

変換効率が高いと、少ない枚数でも、多くの発電量を得ることができます。

太陽光パネルには、「単結晶」「多結晶」「薄膜」の3種類があり、中でも単結晶は故障が少なく発電効率が高いです。

屋根面積が狭く、太陽光パネルを多く設置できない場合に単結晶のパネルがおすすめです。

世界に認められた「トップパフォーマー」認定のパネル

「トップパフォーマー」認定とは、世界的に品質や機能性が高い太陽光パネルのことを指します。

2017〜2019年のDNV-GLの試験で「トップパフォーマー」認定を受けたパネルメーカーは下記の通りになります。

  • AUO
  • LONGI
  • Sun power
  • Trina solar
  • Jinko solar
  • JA solar
  • Hanwha Q CELLS
  • Solar world
  • Suntech
  • 京セラ
  • パナソニック

「トップパフォーマー」認定を連続的に獲得したメーカーは信頼度が高く、品質と機能性に優れているので、候補に入れることをおすすめします。

保証期間が手厚いメーカー

いざという時にも、すぐ対応できる保証付きの太陽光パネルを選びましょう。

保証期間内であれば、無償で修理に対応してもらえます。

また、メーカーによって、15年~20年の無償保証が付いていたり、保証期間を延長できたりも可能です。

太陽光パネルは、20年以上使い続けるものなので、保証期間の長いメーカーを選ぶようにしましょう。

海外・国内メーカーの特徴を理解する

太陽光パネルは、海外製品と国内製品のメーカーに分かれています。

それぞれの太陽光パネルの特徴や、価格と保証期間も合わせて見て選ぶのが大切です。

国内・海外メーカー

1kWあたりの価格相場

保証期間

特徴

シャープ

34万円/kW

・出力保証:20年

・機器保証:15年

・複雑な形状の屋根にも設置可能

・世界最高の変換効率32.65%を達成

Panasonic

20万円/kW

・出力保証:25年

・機器保証:15年

・雨や曇りでもしっかり発電

・蓄電池の後付けが可能

京セラ

26万円/kW

・出力保証:20年

・機器保証15年

・自然災害保証:15年

・シリコン製造~モジュール構築まで全て自社製造

・長期連続試験に合格した耐久性

Qセルズ

20万円/kW

・出力保証:25年

・損害補償:10年

・製品保証:15年

・高温多湿な環境でも出力の安定性と持続性が高い

・販売コストが安く発電量が多い

長州産業

17万円/kW

・出力保証:25年

・機器保証:15年

・雨漏り保証:10年

・発電ロスや紫外線などを抑える技術を独自開発

・雨漏り保証が10年付きで設置後も安心

ネクストエナジー

21万円/kW

・出力保証:25年

・製品保証:10年

・経済損失補償:10年

・従来より25%も軽く屋根への負担を軽減

・不具合、出力、製品の3つの手厚い保証付き

カナディアンソーラー

23万円/kW

・製品保証:10年

・世界100国で使用される実績

・海外メーカーでありながら取扱い施工店が多い

太陽光パネルのサイズ選びで注意すべき4つのポイント

ここからは、サイズ選びで注意したいポイントを解説します。

誤解しやすい部分についてご紹介しますので、ぜひ太陽光パネルを選ぶときの参考にしてみて下さいね。

太陽光パネルのメーカーや形式によってサイズが変わる

各メーカーごとに販売している太陽光パネルは、形状や大きさが異なります。

「シャープ」で取り扱っている2種類の形式とサイズを比較してみました。

太陽光パネルの形式

1枚あたりのサイズ

NU-259AM

1,265mm×1,055mm×46m

NU-218AJ

1,165mm×990mm×46mm

同じメーカーでも、屋根の形状によってパネルサイズは変わります。

また、太陽光パネルの年式によって形状が変わるため、選ぶ時は必ずサイズを確認するようにしましょう。

余白分に増設した場合に機器代金も上がる

太陽光パネルを設置した後に、増設する場合は、パワコンを買い替えなければなりません。

パワコンの容量を0.5kW増やすたびに、1万円ほどの本体費用がかかります。

コストをかけないためにも、事前に屋根面積を確認して、台形や三角形などの形状パネルを組み合わせ、すき間なく敷き詰めるようにしましょう。

屋根面積=パネル設置面積ではない

太陽光パネルは、屋根面積=パネルを設置できる面積ではありません。

屋根の面積は、住宅の建築図面を見たり、太陽光パネル業者に依頼したりすることで調べることができます。

屋根面積を知っていることで、設置できるパネル枚数を計算することができます。

屋根の寿命と耐久年数を比較する

太陽光パネルは、1kWあたり15kg程度の重さがあり、屋根材によって耐久性が違います。

屋根の塗り替え時期や耐久年数を確認した上で、太陽光パネルを設置することが大切です。

屋根材

塗り替え時期

耐用年数

スレート

10年~15年

20年~30年

アスファルト

10年~

20年~30年

トタン

5年~10年

10年~20年

ガルバリウム

5年~10年

20年~50年

セメント瓦

5年~15年

30年~40年

日本瓦

塗り替え不要

50年~100年

屋根材によって、塗装がいらない場合もあるので、屋根の状態を確認しましょう。

太陽光パネルを屋根に乗せる前に、本体費用と別に塗装費用がかかる場合もあることも頭に入れておく必要があります。

太陽光パネルの設置に向いてる、向いてない屋根の種類

太陽光パネルの設置に向いてる、向いてない屋根について紹介します。

残念ながら、全ての屋根に太陽光パネルを設置することはできません。

まず検討する前に、自分の目で屋根の種類を確認しておきましょう。

太陽光パネルの設置に向いている屋根

メーカーによって、屋根材の設置に向いている基準が異なるため、施工業者による下見が必要です。

太陽光パネルの設置に向いている屋根材は下記の通りです。

  • 非住宅波型スレート(強度によっては不可)
  • 金属折半
  • プレスセメント瓦
  • 住宅用平型スレート
  • 金属横葺き
  • 金属縦葺き
  • 金属心木あり瓦棒
  • 金属心木なし瓦棒
  • シングル素材

太陽光パネルの設置に向いていない屋根

太陽光パネルの設置に向いていない屋根材は下記の通りです。

  • 住宅用波型スレート
  • 銅板葺き
  • 波板葺き
  • 草木系素材
  • 重ね葺き
  • 二重屋根

上記の屋根材に太陽光パネルを設置すると、屋根が逆に傷む可能性が高いです。

太陽光パネルと屋根材の劣化が進むため、設置しないことをおすすめします。

太陽光パネル設置におすすめの屋根タイプ

屋根材にピッタリなおすすめの太陽光パネルをご紹介します。

屋根材と相性の良い太陽光パネルを選んでいきましょう。

屋根の耐久性が気になる人には軽量化パネル

屋根の耐久性に不安がある人は、フジプレミアムの超軽量化シリーズ「希(のぞみ)」がおすすめ

フジプレアムの太陽光パネルは、女性でも持てる軽さが特徴です。

従来のおよそ半分ほどの重さで、屋根の負担を軽減することが可能です。

重さが軽い分、取付が簡単で施工時間を短縮できたり、設置枚数を増やせたりすることができます。

瓦の屋根を軽量化できるパネル

太陽光パネルの下に瓦をなくして設置できるパナソニック「野地ぴたFタイプ」がおすすめ

屋根の葺替え時期に合わせて、屋根の重さを軽量化することができます。

太陽光パネルの下部には瓦がいらず、地震の揺れに強く、安全性が高いです。

小さい屋根なら発電効率が高いパネル

屋根面積が狭い場合は、発電効率が業界トップの東芝「SPR-X22-360」がおすすめ

発電効率は、22.1%と世界最高の発電力を誇ります。

また、「バックコンタクト方式」により、電極が太陽光を遮ることがなく、たくさんの太陽光を取り込むことができます。

少ない枚数でも、上手く設置できるように工夫することで他社を上回る発電量を得ることができるでしょう。

屋根の形が複雑なら様々な形状フィットできるパネル

寄棟屋根でも設置しやすいパナソニック「P252αPlus」がおすすめ

モジュールには、通常サイズの他に、ハーフタイプや台形タイプがあり、屋根の形状に合わせて組み合わせやすいのが特徴です。

モジュールの隙間を少なくするPS工法によって、太陽光パネルの取り付けが簡単になり、短時間で施工が完了します。

予算を比較して屋根サイズや形状に合った太陽光パネルを選ぼう!

太陽パネルを設置する前に、屋根サイズとパネルサイズを比較して選ぶことが重要です。

サイズが合わないと、屋根から太陽光パネルがはみ出たり、隙間ができやすくなったり外観を損なう可能性があります。

また、メーカーによって価格も違うため、複数見積りを取り、検討の参考にしましょう。


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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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