エコジョーズはデメリットが多い!?エコキュートとの違いも解説!
オール電化が流行っていますが、電気一本化を消極的に思う家庭も多いことでしょう。
この場合、検討材料に入ってくるのがエコジョーズかと思いますが、そもそもエコジョーズとはどういうシステムのことなのでしょうか。
今回の記事では、エコジョーズの概要、エコジョーズのデメリットとメリット、設置が向いている家庭、エコキュートとの違いを解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
エコジョーズのデメリット!エコジョーズって何のこと?
エコジョーズのデメリットを見ていく前に、エコジョーズとはどういうシステムのことなのかを解説します。
省エネタイプのガス給湯器
エコジョーズは、従来タイプのガス給湯器で捨てられていた熱を再利用して、少ないガスでお湯を作れる機械です。
つまり、省エネタイプのガス給湯器というわけです。
従来タイプのガス給湯器では、約200℃の燃料ガスが「排気熱」として捨てられていました。
しかし、エコジョーズは排気熱を再利用してお湯を作るシステムなので、排気熱は約50℃まで下がり、排気熱量も極限まで抑えることが可能です。
さらに、待機消費電力も抑えることもできるため、エコジョーズを所有しているだけで地球環境に貢献できます。
節約にも貢献できるガス給湯器
省エネということは、従来のガス給湯器に比べて節約にもなるということです。
実際、従来のガス給湯器に比べ、エコジョーズは10〜15%相当額が省エネになるといわれています。
特に、ガス代が割高といわれているプロパンガスを使用している家庭では、毎月大きな額の節約が期待できるでしょう。
具体的には、既存のガス給湯器(プロパンガスタイプ)からエコジョーズに交換するだけで、年間32,400円も節約が可能といわれています。
月額換算をすると、2,700円の節約が可能ということです。
物価高な今、月々2,700円の節約が確実にできるのは嬉しいですよね。
エコジョーズ!デメリットとメリットには何がある?
続いて、エコジョーズのデメリットとメリットを紹介します。
エコジョーズのデメリット
エコジョーズの主なデメリットは、以下の通りです。
- 初期費用が高い
- ガス使用量の少ない家庭は恩恵を感じにくい
- ドレン排水の設置が必要
それぞれ具体的に見ていきましょう。
初期費用が高い
エコジョーズは、初期費用が高いデメリットがあります。
従来のガス給湯器を設置する場合と比べ、3〜4万円ほど初期費用が多く掛かってしまいます。
具体的には、エコジョーズの初期費用は20万円近くになるのが一般的です。
ガス使用量の少ない家庭は恩恵を感じにくい
エコジョーズは、ガス使用量が多ければ多いほど恩恵を感じやすい特徴があります。
したがって、一人暮らしや二人暮らし世帯には不向きです。
ドレン排水の設置が必要
エコジョーズを使用するには、ドレン排水の設備を設ける必要があります。
ドレン排水は、1万円前後の工事費用が必要です。
ドレン排水設備は従来のガス給湯器の場合は不要なので、同じガス給湯器なのにエコジョーズのほうが工事費用が高いことが懸念材料になってしまうでしょう。
エコジョーズのメリット
エコジョーズの主なメリットは、以下の通りです。
- ガス使用量が多い家庭はガス代の節約が可能
- 地球温暖化防止に役立つ
それぞれ順番に見ていきましょう。
ガス使用量が多い家庭はガス代の節約が可能
エコジョーズは、ガス使用量が多い家庭に多くの恩恵をもたらします。
既述の通り、プロパンガスの家庭では、エコジョーズに交換するだけで年間32,400円ものガス代を節約することが可能です。
この額は、ガス使用量が多ければ多いほど膨れ上がります。
つまり、ガス使用量が多い家庭(大家族・頻繁に人が集まる家など)の場合、エコジョーズに切り替えた方がお得を感じることができるでしょう。
地球温暖化防止に役立つ
エコジョーズは、地球温暖化防止に役立ちます。
既述の通り、エコジョーズは省エネタイプのガス給湯器、つまり、二酸化炭素の排出量が従来のガス給湯器に比べて節約できる(=地球温暖化防止に役立つ)ということです。
ちなみに、エコジョーズは二酸化炭素の排出量を約15%も削減できます(従来のガス給湯器比)。
地球の未来のために貢献できるのは嬉しいですよね。
エコジョーズはデメリットだらけ?設置が向いている家庭の特徴は?
続いて、エコジョーズの設置に向いている家庭の主な特徴を3つ紹介します。
お湯の使用量が多い家庭
エコジョーズは、お湯の使用料が多い家庭向けの商品です。
つまり、大家族やお風呂で使う湯量が多い家庭などに向いています。
毎月のガス代に一喜一憂している家庭は、ぜひエコジョーズの設置を前向きに検討してみてください。
ガスタイプの床暖房のある家庭
ガスタイプの床暖房のある家庭も、エコジョーズの設置が向いています。
エコジョーズは、給湯と床暖房を同時に行うことができるので、コスパ良くお部屋を快適な温度に保つことができるからです。
ガス栓を引っ張っている家庭
エコジョーズは、ガス契約が必須です。
つまり、オール電化家庭では100%使う事のできないシステムになります。
「オール電化は気になるけれど電気の一本化は不安」「ガスは引っ張っておきたいけれど従来のガス給湯器ではコスパが悪い」などと考えている家庭は、エコジョーズの設置を前向きに検討してください。
デメリット多数?!エコジョーズとエコキュートの違いとは?
エコジョーズと頻繁に比べられるエコキュート。
最後に、エコジョーズとエコキュートの違いを紹介します。
エコジョーズとエコキュートの違い
エコジョーズとエコキュートの主な違いは、以下の表の通りです。
| エコジョーズ | エコキュート |
使用電源 | ガス | 電気 |
本体価格 | ~35万円前後 | ~80万円前後 |
工事費用 | 5万円前後 | 15万円前後 |
貯湯タンク | 不要 | 必要 |
サイズ感 | 小さい | 大きい |
水圧 | 強い | 弱い |
耐用年数 | 10年前後 | 15年前後 |
大きな違いは、エコジョーズがガス、エコキュートが電気を使用しているという点です。
また、初期費用はエコジョーズのほうが圧倒的に安上がりです。
エコキュートの場合に必須になる貯湯タンクが不要なので、家の外に貯湯タンクを置けるスペースがない家庭でも、エコジョーズなら安心といえるでしょう。
エコジョーズが向いている家庭・エコキュートが向いている家庭
エコジョーズが向いている家庭は、大きく2点「ガスを使用する家庭」「お湯の使用量が多い家庭」です。
反対に、エコキュートが向いている家庭は、大きく3点「オール電化家庭」「貯湯タンクの設置が可能な家庭」「お湯の使用量が比較的少ない家庭」になります。
エコジョーズもエコキュートも一長一短あるシステムになるので、家庭でどちらがお得かを考え、損のない設備投資をしていけると良いでしょう。
エコジョーズはデメリットもあればメリットも!状況に応じて検討を!
今回の記事では、エコジョーズの概要やデメリット・メリット、エコジョーズ設置に向いている家庭、エコキュートとの違いを解説しました。
ガス契約を外したくないと考えている家庭は、従来のガス給湯器よりもランニングコストがかからないエコジョーズの設置を前向きに検討すべきです。
初期費用も、電気を使用するエコキュートに比べて割安なので、エコジョーズの設置をぜひ前向きに検討してみてくださいね。
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この記事の監修者
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