POWER DEPO Ⅳが欲しい!特徴やメーカー希望価格・保証内容を紹介!
POWER DEPO Ⅳという蓄電池は、住友電工が開発・販売している蓄電池です。
とても魅力的な蓄電池なのですが、具体的にどのような魅力があるのでしょうか。
今回の記事では、POWER DEPO Ⅳの主な特徴やメリットとデメリット、メーカー希望価格や保証内容を具体的に紹介します。
目次
住友電工POWER DEPO Ⅳが魅力的!主な特徴は?
住友電工のPOWER DEPO Ⅳは、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
まずは、POWER DEPO Ⅳの具体的な特徴を2つ紹介します。
コンパクト設計
POWER DEPO Ⅳは、コンパクト設計の蓄電池です。
具体的には、縦×横×奥行きが760×550×275(mm)と超コンパクト。
11〜14畳向けのエアコンの室外機と体積を比較した場合、約30%もコンパクトというから驚きですよね。
しかも、重量も52.5kgと超軽量。
つまり、これまで設置場所が確保できないという理由で蓄電池の設置を諦めていた家庭も、POWER DEPO Ⅳであれば蓄電池の購入を諦めなくて良くなるかもしれません。
蓄電池の購入を前向きに検討することができるのは、嬉しい特徴といえるでしょう。
蓄電池の増設が可能
蓄電池の増設が可能なのも、POWER DEPO Ⅳの特徴です。
POWER DEPO Ⅳを1台設置した場合、使える容量は3.3kWh。
3.3kWhというのは蓄電池業界の中でも最小クラスで、だからこそコンパクト設計が実現しているのですが、多くの方は「3.3kWhの蓄電池で安心できるの?」と不安を感じることでしょう。
しかし、POWER DEPO Ⅳは蓄電池を2台まで増やすことが可能なので、最大6.6kWhのミドルクラス級蓄電池に格上げさせることができます。
蓄電池を増設できるメリットとして、蓄電容量を増やすことができるのはもちろん、初期費用を分散できることも挙げられます。
POWER DEPO Ⅳに限らず、蓄電池の初期費用はまとまった額が必要です。
しかし、蓄電池の購入時期をずらすことで、まとまった初期費用を用意する必要がなくなります。
蓄電池が増設できるという特徴は、蓄電容量を増やせることだけではなく、家計にも大きなメリットなのです。
POWER DEPO Ⅳは魅力が豊富!メリットとデメリットには何がある?
続いて、住友電工のPOWER DEPO Ⅳのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
POWER DEPO Ⅳのメリット
POWER DEPO Ⅳの主なメリットは、以下の通りです。
- 最小クラスの蓄電池
- 停電時も最大9時間は電気が使える
- 運転モードを3種類の中から選択可能
POWER DEPO Ⅳは蓄電容量3.3kWh。
蓄電容量3.3kWhというのは、業界でも最小クラスになります。
特に「蓄電池は欲しいけれど蓄電容量が大きすぎる」といった悩みを抱えている家庭におすすめです。
POWER DEPO Ⅳは業界最小クラスの蓄電池ですが、停電時に最大9時間も電気が使えるメリットがあります。
日本で長期的な停電が発生する確率は極めて低いですから、必要最低限の災害対策をしたいという家庭におすすめです。
ちなみに、POWER DEPO Ⅳを2台設置した場合は、停電時に最大17時間も電気を使うことができます。
POWER DEPO Ⅳは、運転モードを3種類の中から選択可能というメリットもあります。
具体的には、以下の3種類です。
グリーンモード | 自家消費を重視する。 |
通常モード | 家計のプラスを重視。余剰電力は積極的に売電。 |
緊急充電モード | 大規模災害前に使用する。24時間で自動的に解除。 |
運転モードで特徴的なのは、緊急充電モードでしょう。
残念ながら、突如発生する地震対策としてはなかなか厳しい内容ですが、台風や線状降水帯の発生など、事前に予測できる自然災害から自宅の停電を守るために効果的なモードです。
緊急充電モードに設定しておくと、蓄電残量を常に100%に保つことが可能。
つまり、仮に停電が発生してしまっても、数時間は停電知らずの家で過ごすことができるということです。
POWER DEPO Ⅳのデメリット
POWER DEPO Ⅳの主なデメリットは、以下の通りです。
- 特定負荷型蓄電池
- 200V型家電に対応していない
- 塩害地域に対応していない
POWER DEPO Ⅳは、特定負荷型蓄電池という点がデメリットです。
特定負荷型蓄電池とは、停電時に予め定めておいたコンセントにしか送電しないタイプのこと。
つまり、停電時は必要最低限の生活を強いられてしまうということです。
ちなみに、特定負荷型蓄電池とは反対に、停電時でも家庭内すべてのコンセントに送電する全負荷型蓄電池というものも存在します。
しかし、POWER DEPO Ⅳは蓄電容量が3.3kWhと業界最小クラスなので、全負荷型蓄電池としての機能を担うことはできません。
「停電時は、冷蔵庫やテレビなど、最小限の家電さえ動いてくれれば良い」と思える家庭のみ、POWER DEPO Ⅳの購入を前向きに考えていきたいところです。
POWER DEPO Ⅳは、200V型家電に対応していないデメリットもあります。
200V型蓄電池が必要な家庭は、オール電化家庭や最新家電が多い家庭、エコキュートなどを使用している家庭です。
反対にいえば、これら最新家電を使っていない家庭(今後10〜15年近く最新家電を導入する予定が一切ない家庭も含む)は、200V型家電に対応していないPOWER DEPO Ⅳを購入しても問題ありません。
塩害地域対応型の蓄電池ではないことも、POWER DEPO Ⅳのデメリットといえるでしょう。
塩害地域とは、海岸から2km以内のことを指します。
塩害地域にお住まいの方でPOWER DEPO Ⅳを購入したいとお考えであれば、屋外ではなく屋内設置が必須です。
POWER DEPO Ⅳのメーカー希望価格や保証内容は?
最後に、住友電工のPOWER DEPO Ⅳのメーカー希望価格や保証内容を見ていきましょう。
POWER DEPO Ⅳのメーカー希望価格
残念ながら、POWER DEPO Ⅳのメーカー希望価格は公表されていません。
しかし、インターネットで検索してみると、多くの場合80万円前後で取引きされているようです。
蓄電池は高いもので200万円前後になるものもありますから、80万円前後で購入できる蓄電池というのは魅力的といえるでしょう。
POWER DEPO Ⅳの保証内容
POWER DEPO Ⅳは、10年間の無料見守りサービスがあります。
蓄電池の寿命は10〜15年といわれていますが、その大半の時間を住友電工がしっかり管理してくれるのです。
とても安心できますよね。
しかし、他メーカーにはある製品保証などについては、公式ホームページで具体的な案内を見付けることができませんでした。
もしかすると、保証内容があまり充実していない可能性もあるので注意が必要です。
住友電工製POWER DEPO Ⅳは魅力がたくさん!購入の検討を!
POWER DEPO Ⅳには、他メーカーにはない様々な魅力があることが分かりましたが、反対にデメリットもありました。
メリットとデメリットを天秤にかけ、妥協できる範囲内だと判断した場合は、POWER DEPO Ⅳの購入を前向きに検討できると良いでしょう。
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この記事の監修者
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