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オール電化とは?メリットやデメリット・電気代の節約方法も紹介!

オール電化 2024年01月04日更新

オール電化が流行っていますが、心のどこかで「オール電化ってメリットはあるの?デメリットのほうが多いんじゃない?」と思っている方も多いでしょう。

今回の記事では、オール電化とは何なのか、メリットやデメリットについて、初期費用や電気代の節約方法を紹介します。

オール電化について少しでも興味がある方、必見です。

オール電化住宅とは?メリットは何がある?

オール電化住宅がメジャーになりつつありますが、一体どういう住宅のことを言うのでしょうか。

オール電化住宅の主なメリットも紹介します。

オール電化住宅の概要

オール電化住宅とは、その名の通り、家庭内すべてのものを電気で賄っている住宅のことです。

今までは電気とガスの両方を引っ張るのが家の常識でしたが、オール電化住宅はガス契約をせず電気契約のみですべて完結する家になります。

オール電化住宅のメリット4選

住宅にガスを引っ張らないということで「不安はないの?」「本当に大丈夫なの?」と思われがちなオール電化ですが、実は多くのメリットがあるのです。

ここからは、オール電化の主なメリットを4つ紹介します。

ガスの基本料金を節約できる

オール電化にすれば、ガスの基本料金を節約できます。

料金が高いと言われているプロパンガスの場合、月々の基本料金1,900円前後を節約できるので、年間22,800円の節約が可能です。

都市ガスの場合、月々の基本料金は900円前後なので、年間で10,800円前後の節約が可能になります。

安全性が高い

安全性が高いのも、オール電化のメリットです。

オール電化はキッチンコンロも直火ではなく電気になります。

したがって、火災のリスクが極めて低く、小さなお子様や高齢者と同居の場合は特に恩恵を感じられるでしょう。

また、メンテナンス不足から起こるガス爆発などのリスクも軽減できることから、安全性の面でオール電化を検討する人も多いです。

電気は災害時の復旧が早い

オール電化のメリットとして、災害発生時にガスより電気のほうが先に復旧するというのも挙げられます。

ガスは、ガス爆発が発生する可能性があるので、ガス漏れ箇所をきちんと確認してから、リスクがゼロになった時点でガスを開通させます。

しかし、電気は爆発というリスクはないので、基本的に災害時の復旧スピードは早いのです。

直近で発生した大地震・東日本大震災でも、災害発生から3日後には80%の電力が復旧したというから驚きではないでしょうか。

キッチン周りの掃除が簡単

キッチン周りの掃除が簡単というのも、オール電化のメリットです。

オール電化は、IHクッキングヒーターと呼ばれるものがガスコンロの役割を果たします。

IHクッキングヒーターは基本的にフラットな作りなので、ガスコンロの時のように、掃除に手間をかけなくて済むメリットがあります。

オール電化とは?デメリットには何がある?

オール電化はメリットが多いように感じますが、万人受けする商品はこの世に存在しないので、当然の如くデメリットもあります。

ここからは、オール電化のデメリットを紹介します。

設備導入のための初期費用が高い

オール電化の最大のデメリットは、設備導入のための初期費用が高いことです。

具体的にいくらかかるのかは次章で解説しますが、オール電化にするとガスコンロからIHクッキングヒーターに変更する必要がありますし、エコキュートなどの設備も必須になります。

オール電化は、ガス併用型の家に住むよりも設備投資にかかる費用が多くなる点に注意しましょう。

停電時に不便を感じやすくなる

停電時に不便を感じやすくなるのも、オール電化のデメリットです。

ガス併用型住宅であれば、停電したからといってガスを使用できるものは通常通り動かすことができます。

しかし、オール電化は住宅内にあるもの全てを電気で動かすわけですから、一度停電が発生してしまうと家庭内すべての家電が使い物にならず、不便を感じてしまうでしょう。

調理器具を1から揃える必要がある

オール電化のデメリットとして、調理器具を1から揃える必要があるのも挙げられます。

IHクッキングヒーターで調理をする際、今までのガスコンロで使用していたフライパンや鍋類は使用できなくなるからです。

使えるのはIH専用の調理器具だけなので、調理器具を1から揃える必要があるためお金がかかります。

エコキュートで不便を感じる可能性がある

エコキュートで不便を感じる可能性があるのも、オール電化のデメリットです。

オール電化にするとエコキュートなどを導入する必要があります。

しかし、エコキュートには多少なりとも動作音がありますし、エコキュートの貯湯タンク以上のお湯を使ってしまうとお湯切れを起こして不便を強いられる可能性もあります。

今までのように、使いたい時に何も考えずにお湯を使える生活ではなくなるため、不便を感じる場面も出てくるでしょう。

オール電化とは?必要な初期費用や電気代の節約方法は?

最後に、オール電化の初期費用の相場や電気代の節約方法を紹介します。

オール電化の初期費用の相場

オール電化の初期費用の相場は、選ぶエコキュートのサイズによって金額が大きく変わってきます。

たとえば、一般的な4人家族の場合、エコキュートの本体代に50万円前後、工事代や既存のガス給湯器の撤去に20万円前後が必要で、合計70万円程の初期費用が必要です。

さらに、ガスコンロからIHクッキングヒーターに変えなくてはならないので、その費用として40万円前後が必要になります。

つまり、単純計算で110万円前後の初期費用が必要ということです。とても高額ですよね。

そして、小さな出費にはなりますが、調理器具などをIH専用のものに新調しなければならないので、その出費も考えなくてはなりません。

オール電化の電気代の節約方法3選

オール電化はガスが無い分、電気の節約をしっかり考えていかなくてはなりません。

では、オール電化で電気代を節約する方法には何があるのでしょうか。

具体的に3つ紹介します。

家全体の断熱性を高める

オール電化で電気代の節約を考えるのであれば、家全体の断熱性を高めるのがおすすめです。

家全体の断熱性を高めるためには、家のリフォームが必要になるでしょう。

リフォームまでするのはちょっと…という場合は、カーテンを断熱もしくは遮熱のものに変えたり、ホームセンターなどで断熱窓にできるアイテムを購入できると良いです。

家の断熱性能を高めることで、冷暖房の設定温度を低く(高く)できる他、部屋の空気が外に流れていかないので冷暖房効率を高めることができます。

夜間の電力を効率的に使用する

夜間の電力を効率的に使用するのも、オール電化で電気代を節約する方法です。

オール電化にすると、基本的には電力会社との電気契約が「夜間:割安、日中:割高」に変更されます。

したがって、夜間の割安電力の時間帯を狙って家電のタイマーをセットし、そこで食洗器や洗濯機を動かすようにしましょう。

太陽光発電や蓄電池を導入する

オール電化で電気代を節約する方法として、太陽光発電や蓄電池を導入することも挙げられます。

オール電化は、多くの電力を必要とします。

だからこそ、電力会社からの買電だけではあまり大きな節約は見込めません。

太陽光発電を設置すれば、夜間だけではなく日中にも発電が可能です。

そして、その電力を蓄電池に貯めることで、電力会社からの買電量を減らすことができるので節約になります。

オール電化とは家すべてを電気で賄う家のこと!設置を検討しよう!

今回の記事では、オール電化とは何かについて具体的に解説しました。

オール電化には、当然のごとくメリットとデメリットがありました。

だからこそ、流行に惑わされず、本当に必要なものなのかをしっかり吟味する必要があります。

ぜひ家族で話し合って、必要であればオール電化住宅へのリフォームや住み替えを前向きに検討してみてください。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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