3人家族の電気代の平均額は?【節約方法も徹底解説】
本記事では3人家族の電気代の平均額を紹介していきます。
また、3人家族になると電気代が増える理由や節約術も紹介しています。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
3人家族の電気代の相場は?
総務省による2022年度の「家計調査」によると、3人家族の電気代の平均は13,157円とのことです。
これを1年に換算すると157,884円、逆に1日に換算すると約433円ということになりそうです。
そのため、1ヶ月あたりの電気代が15,000円を超えていると「要注意」ということになるかもしれません。
もちろん家庭によって電気の使用状況は異なります。
あくまでも参考程度にとどめておいてください。
3人家族の季節別の電気代
2022年度家計調査を元に、3人家族の季節別の電気代を表にまとめてみました。
以下の通りです。
季節 | 電気代 |
1〜3月 | 15,320円 |
4〜6月 | 12,599円 |
7〜9月 | 12,062円 |
10〜12月 | 12,648円 |
やはり、暖房が必要になる1〜3月の冬のシーズンが、電気代が最も高い季節となっています。
冬の電気代を節約する際には空調の使い方を工夫する必要がありそうです。
3人家族の地域別の電気代
また、3人家族の地域別の電気代は以下のようになっています(2021年度版家計調査を参照)。
地方 | 電気代 |
北海道地方 | 11,357円 |
東北地方 | 11,264円 |
関東地方 | 9,403円 |
北陸地方 | 13,678円 |
東海地方 | 10,461円 |
近畿地方 | 9,973円 |
中国地方 | 11,580円 |
四国地方 | 11,782円 |
九州地方 | 10,538円 |
沖縄地方 | 10,233円 |
こちらもやはり、雪が降りやすい北陸地方が高い傾向があります。
また、インフラが充実している関東地方・近畿地方の電気代が低い点にも注目です。
3人家族になると電気代が増える理由
3人家族になると電気代が増える理由は以下の4つです。
- 家電の使用率が上がるから
- 子どもが増えたことで在宅時間が伸びたから
- 電力会社・プランが合っていないから
- 電気代そのものが上がっているから
それぞれ詳しく解説していきます。
家電の使用率が上がるから
当たり前の話ですが、家族の人数が増えれば増えるほど、家電の使用率が上がるため、電気代が増えていきます。
例えば、3人家族であれば、1人がキッチンで料理し、1人がリビングでテレビを見て、1人がお風呂に入っているという状況がよくあります。
それぞれの家族に個室が設けられている場合は尚更で、家電の使用率がより高まるでしょう。
子どもが増えたことで在宅時間が伸びたから
3人家族ということは、父・母・子の家族構成になっている可能性が高いです。
この場合、子どもが増えたことで、家電の使用率が上がるのはもちろんのこと、在宅時間が伸びることが考えられます。
例えば、近くの保育園に入園できなかった場合だと、親が育休を取り、家の中で子どもの面倒を見るケースが想定されます。
そのため、結果的に在宅時間が伸び、電力使用量が大きくなっていくというわけです。
電力会社・プランが合っていないから
電力会社とプランが合っていないということも考えられます。
特に、家族構成の人数が変動すると、ライフスタイルも変化することが多いです。
例えば、2人家族の頃はどちらも共働きで「日中に家にいることが少なかったから夜トクプランにしていた」というケースは、案外多いかもしれません。
夜トクプランとは、その名の通り、夜間の電気代が安くなるプランです。
しかし3人家族になり、子どもができて日中の電力使用量が増えると、夜トクプランとの相性が悪くなる可能性が考えられます。
以上のように、家族構成が変わったタイミングでライフスタイルが変わり、そして電力会社・プランが不適切になる場合があるのです。
電気代そのものが上がっているから
そもそも、電気代そのものが上がっている点は見逃せません。
一般社団法人エネルギー情報センターの「新電力ネット」によると、主に家庭で使用される低圧(従量電灯)の電気料金が、2022年1月は23円/kWhだったのに対し、2022年12月は31.24円/kWhに高騰しているようです。
つまり、家族構成が変わる以前に、電気料金が全体的に高騰しているために、電気代が高く感じた可能性もあります。
電気代の内訳を見て、具体的にどの分野で電気料金が高騰しているかに注目するといいでしょう。
3人家族の電気代を節約する方法
3人家族の電気代を節約する方法は以下の3つです。
- 電力会社を見直す
- 無駄に家電を使わない
- 省エネ性能の高い家電に買い換える
それぞれ解説していきます。
電力会社を見直す
まずは電力会社の見直しを検討してください。
先ほども述べた通り、家族構成が変わることでライフスタイルが変わり、以前まで利用していたプランがマッチしていない可能性が考えられます。
そのため、現在のライフスタイルにマッチした電力会社及びプランを選択する必要があるのです。
まず検討していただきたいのが、新電力会社との契約です。
なぜなら新電力会社は、大手電力会社に比べて電気料金が安いためです。
新電力会社は、営業システムなどを効率化することによって、電気料金を抑えています。
ただし、新電力会社は大手電力会社のように発電しているわけではない点に注意してください。
つまり、電気代が高騰し始めると、それに伴って新電力会社が事業停止する可能性があるということです。
最近も、電気代の高騰によって、いくつかの新電力会社が倒産・事業停止に追い込まれています。
この場合、期限までにプランを変更する必要が出てしまいます。
そして電力会社を選んだあとは、プランを選びます。
基本的には「通常プラン」か「ナイトプラン」に分かれているのが一般的です。
日中に電気をたくさん利用するのであれば「通常プラン」を。
夜間に電気をたくさん使うのであれば「ナイトプラン」で契約するといいでしょう。
無駄に家電を使わない
無駄に家電を使わないことも大切です。
特にエアコンの節約は非常に重要なので、可能な限り、節約するようにしましょう。
ただし、エアコンの気温を制限しすぎて体調を崩してしまっては意味がありません。
節約のしすぎには注意が必要です。
省エネ性能の高い家電に買い換える
省エネ性能の高い家電に買い換えるのも良いでしょう。
省エネ性能の高い家電は、大抵の場合、ハイスペックモデルなので、利便性が高いこともメリットの一つです。
もし家族構成が変わったことで引越しすることになったら、家電の買い換えも検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
それでは本記事をまとめていきます。
- 3人家族の電気代の平均は月13,157円
- 暖房を使う冬シーズンが最も電気代が高い
- 電気代を節約するのであれば、電力会社を見直し、省エネ性能の高い家電の導入を検討すべし
近年は、電気代の高騰が家計を圧迫しているようです。
また、2人家族から3人家族に変わったということは、おそらく新しい家族ができて、まさに人生の転機になっている瞬間だと考えられます。
この場合、ライフスタイルが変わっている可能性があるので、それにあわせて、電力プランの見直しが必要です。
現在の電力プランがマッチしているかどうかを確認するようにしましょう。
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この記事の監修者
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