【徹底解説】AiSEG2(アイセグツー)の機能を紹介!
太陽光発電について調べると、HEMSという機器が登場します。
IoT家電の操作や電力の見える化に役立つと解説されていますが、それだけでは必要性を感じにくいかもしれません。
しかし、パナソニックのHEMSであるアイセグツーは、上手に使うと生活の質を大きく向上させられます。
それだけではなく、電力の”見える化”を通じて、多くの家庭で悩みの種となっている光熱費の削減にも貢献できます。
今回はパナソニック製アイセグツーの3つの機能や太陽光発電との連携などについて解説します。
目次
aiseg2(アイセグツー)とは?
アイセグツーとは、家庭内の電化製品や機器と連携し、コントロールするためのツールです。
このツールがあれば、家庭内の家電を自動制御したり、指示を出したりできます。
同時に、家庭内の電力使用状況を”見える化”できます。
HEMSとは
後ほど詳しく述べますが、アイセグツーはHEMSの中核機器です。
では、HEMSとはいったい何なのでしょうか。
HEMSとはHome Energy Management Systemの頭文字をとった略語で、家庭内の電力使用を管理する仕組みのことです。
HEMSがあることで、以下の機器をまとめてモニタリングしたり操作したりできます。
- インターネット対応家電(IoT家電)
- スマートメーター
- 太陽光発電
- エネファーム
- 蓄電池
- エコキュート
- 電気自動車
スマートメーターとは、リアルタイムで電力使用量を計測できる機器のことです。
エネファームは家庭用燃料電池、エコキュートはヒートポンプの仕組みを利用して少ない電力でお湯を沸かせる温水器です。
HEMSがあれば、これらの機器の動作状況や使用電力をモニタリングできるため、エネルギーの使用効率をアップできます。
アイセグツーはHEMSの中核機器
パナソニックのアイセグツーはHEMSの中核機器です。
HEMSは音声で指示を認識できるので、家事で台所から動けないときでも、各部屋の照明や電動シャッターの開閉、エコキュートに指示を出してお湯をはるといった指示が可能です。
アイセグツーの3つの機能
アイセグツーにはさまざまな機能が搭載されています。
今回は、その中でも機器の遠隔操作、火災報知機や気象警報との連動、電力のモニタリングなどの機能について紹介します。
外出先から機器を操作・確認できる
アイセグツーは、スマートフォンの専用アプリ「スマートHEMSサービス」を利用してIoT家電の遠隔操作が可能です。
たとえば、帰宅する少し前にエアコンを稼働させる指示を出したり、床暖房のスイッチを入れたりといった指示が出せます。
エコキュートとも連動しているので、帰宅する時間に合わせてお風呂を沸かすこともできます。
また、電気錠を導入しているときは、外出先から戸締りチェックをすることも可能です。
「鍵を閉めたか不安」という人にとって、非常に心強いサービスではないでしょうか。
また、ドアや窓のセンサーと連動させていると、それらが開いたときに教えてくれる報知モードも利用可能です。
セキュリティ面でも非常に役立ちます。
夏場は室温管理がとても大事です。
アイセグツーがあれば、エアコンを室内の温度や湿度にあわせて適切に動かしてくれるので、いつでも家の中の空間を快適にできます。
火災報知機や気象警報と連動できる
住宅用火災報知機とアイセグツーを連動させることで、どの部屋で火事が起きているか一目瞭然でわかります。
照明装置とも連動させると、火災時に家じゅうの明かりが一斉に点灯するため、避難しやすくなります。
さらに、アイセグツーには気象警報と連動する仕組みが搭載されています。
大雨や暴風などの警報が発令されると、電動シャッターを作動させるといった設定ができます。
発令とともに蓄電池の充電率を上げたり、エコキュートでお湯を沸かしたりするといった非常事態に備えた行動をとります。
家全体の電力消費や空気環境を把握できる
アイセグツーの重要な機能として、電力使用状況の”見える化”があります。
これにより、使用電力の多い機器や電力使用量が多い時間帯などがわかり、節電に向けて対策を建てやすくなります。
さらに、電気使用量が過去の平均値を上回った時にスマートフォンにお知らせしてくれる機能もあるため、節電に向けたアクションを起こしやすくなるでしょう。
また、電気だけではなく空気環境を”見える化”することもできます。
具体的には温度や湿度、臭いやハウスダストの度合いなども知らせてくれます。
熱交換気システムや天井埋め込み型の空気清浄機などを連動させていると、部屋の空気の汚れ具合に合わせて機器を作動させ、空気環境を最適に保ちます。
アイセグツーは太陽光発電と連携できる
アイセグツーは家庭内の家電の操作や電力消費の見える化ができるだけではなく、太陽光発電との連携もできる機器です。
太陽光発電の見える化
1つ目の連携ポイントは太陽光発電の見える化です。
アイセグツーの画面では、現在の発電状況や使用している電力量が一目でわかります。
同時に、使用している電力量もわかるので電力の自給率を割り出すこともできます。
さらに、時間帯別の電力単価もわかるので、売電を考えるときの参考にもなります。
停電時に使用できる電力情報がわかる
太陽光発電のメリットは、地震や大雨、台風で停電になっても電力を使用できることです。
しかし、停電時に家電製品がどの程度使用できるのか、蓄電池のどのくらいの電気が蓄えられているかがわからないと、どのくらい持つかわからず、不安になるかもしれません。
アイセグツーは太陽光発電の発電量や蓄電池の蓄電割合などをモニタリングできるため、停電時でもエネルギーリソースを有効活用でき、電力の復旧を慌てず待つことができます。
AI ソーラーチャージ機能を活用できる
アイセグツーには、パナソニック独自のAIソーラーチャージ機能が搭載されています。
この機能は太陽光発電を前提としています。
たとえば、太陽光発電の発電量がいつもより多く見込まれるときは、夜間のエコキュートの沸き上げ量を抑制し、昼に稼働させて電気代ゼロで沸き上げます。
同じように、蓄電池の夜間の充電を抑制し、翌日昼に充電するようにして電気代の抑制を図ります。
こうしたことを積み重ねることで、家全体の光熱費を削減していきます。
まとめ
今回はパナソニックのアイセグツーの機能について解説しました。
アイセグツーはHEMSの中核機器で、ZEHでも重要な役割を果たしています。
インターネットと連動するIoT家電の操作や火災報知器・気象警報との連動、電力消費量のモニタリングなど、あれば便利な機能が多数搭載されています。
太陽光発電と組み合わせると発電量の見える化や光熱費の削減といった効果が期待できるため、非常に経済的効果が高い機器だといえます。
太陽光発電の導入予定がある家やIoT家電が多い家であれば、アイセグツーの導入を検討してもよいのではないでしょうか。
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