ソーラーパネルにデメリットはある?メリットを実感できる使い方も!
多くの一戸建て住宅でよく目にするようになったソーラーパネル。
しかも、2025年には東京都が新築一戸建てに対してソーラーパネルの設置を義務化するというので、ソーラーパネルについて色々と考えてしまいますよね。
そこで今回の記事では、ソーラーパネルの主なデメリットやメリットを紹介すると共に、ソーラーパネルでメリットを感じる方法を紹介します。
目次
ソーラーパネルは設置すべき?主なデメリット6選!
まずは、ソーラーパネルを設置すべきなのか気になっている方に向け、ソーラーパネルの主なデメリットを6つ紹介します。
デメリット①初期費用が高い
ソーラーパネルのデメリット1つ目は、初期費用が高いことです。
具体的には、一般的な大きさの住宅で、100〜150万円ほどの初期費用が必要になります。
現金一括で支払える家庭は少ないでしょうから、ソーラーローンを新たに組むか、既存の住宅ローンに組み込むか、リースを検討するかなどといった選択を迫られます。
デメリット②発電量が天候次第で変わる
ソーラーパネルのデメリット2つ目は、発電量が天候次第で変わることです。
たとえば、晴天時の発電量を10とした場合、曇天時は6、雨天時は4といった具合に、見込まれる発電量が変わります。
とはいえ、昨今販売されているソーラーパネルはとても優秀で、天候による発電量の誤差はごくわずかになっているという情報も。
晴天率が低い地域にお住まいの方は、発電効率が良いソーラーパネルを購入するなどの対策を取るようにしましょう。
デメリット③屋根の耐震強度が必要
ソーラーパネルのデメリット3つ目は、屋根の耐震強度が必要なことです。
ソーラーパネルを一般住宅に設置する場合、多くは屋根の上に設置します。
したがって、屋根の耐震強度の確認が必要で、仮に強度が確保されない場合は、屋根の耐震補強が必要になるのです。
ソーラーパネルだけでも初期費用が多くかかるのに、屋根の耐震補強まで加わると、初期費用はさらに高くなってしまうでしょう。
デメリット④夜に恩恵を受けることができない
ソーラーパネルのデメリット4つ目は、夜に恩恵を受けることができないことです。
ソーラーパネルが効果を発揮するのは、日中の太陽光が出ている時間のみ。
ただ、本当に電力を必要とするのは深夜から早朝にかけてですから、ソーラーパネルを所有しているだけではあまり大きな恩恵を見出すことができないのです。
デメリット⑤近隣住民トラブルに発展する可能性がある
ソーラーパネルのデメリット5つ目は、近隣住民トラブルに発展する可能性があることです。
ソーラーパネルは反射光が眩しすぎる、というデメリットがあります。
その反射光の先に近隣住民宅がある場合、反射光が原因でトラブルに発展してしまう恐れも。
現に、反射光が原因で近隣住民トラブルが勃発したケースは複数確認されています。
注意したいポイントといえるでしょう。
デメリット⑥10年後に使い方を見直す必要がある
ソーラーパネルのデメリット6つ目は、10年後に使い方を見直す必要があることです。
ソーラーパネルを購入してから最初の10年間は、余剰電力の買取単価が割高に設定されているFIT制度を利用することができます。
つまり、余剰電力を積極的に売電することで、より多くの売電収入を得ることができ、ソーラーパネルの初期費用回収に役立てることが可能なのです。
ただ、FIT制度は最初の10年間という定めがあるため、11年目以降はソーラーパネルの使い方を見直す必要があります。
ソーラーパネルは設置すべき?主なメリット6選!
続いて、ソーラーパネルにある主なメリットを6つ紹介します。
メリット①売電収入を得ることができる
ソーラーパネルのメリット1つ目は、FIT制度を利用して売電収入を得ることができることです。
売電収入を多く得ることができれば、ソーラーパネルの初期費用を早く回収することができます。
メリット②電気代を削減できる
ソーラーパネルのメリット2つ目は、電気代を削減できることです。
ソーラーパネルを所有すると、日中に使う電力はソーラーパネルが発電してくれるので、電力会社から買電する必要がなくなります。
また、日中に電力を使わない分、日中は割高電力、深夜は割安電力という電力契約が可能です。
つまり、電気代の削減が大きく期待できるでしょう。
メリット③日中の停電の心配が少なく済む
ソーラーパネルのメリット3つ目は、日中の停電の心配が少なく済むことです。
日中に停電した場合でも、冷蔵庫の稼働やテレビ・ラジオの視聴、スマホの充電などが出来ないとなると不便を強いられてしまいますよね。
ただ、ソーラーパネルを所有していれば、これらの不便を感じずに済みます。
メリット④断熱効果を期待できる
ソーラーパネルのメリット4つ目は、断熱効果を期待できることです。
一般的な一戸建てでは、上の階に行けば行くほど太陽との距離が近くなるので、暑さを感じることでしょう。
ただ、屋根にソーラーパネルを設置することで、屋根が太陽光を浴びる面積が少なくなるため、上の階の気温上昇を極限まで抑えることができ、家全体の暑さも多少和らぐ期待が持てるといわれています。
断熱効果が期待できるということは、冷暖房の使用頻度を抑えることができるということ。
地球環境にもとても良いですよね。
メリット⑤地球環境を考えた行動を取ることができる
ソーラーパネルのメリット5つ目は、地球環境を考えた行動を取れることです。
ソーラーパネルは、常に地球に存在し続ける太陽光を利用した発電システム。
したがって、発電時に二酸化炭素を排出しないので、地球環境を考える上でとても良いシステムだといえるでしょう。
メリット⑥補助金制度を受け取ることができる
ソーラーパネルのメリット6つ目は、補助金制度を受け取れることです。
ソーラーパネルの初期費用はとても高額ですが、国や地方自治体が独自に補助金制度を出しているので、その諸条件に当てはまることで、補助金を受け取ることができます。
よりお得にソーラーパネルを手に入れることができますよ。
ソーラーパネルはデメリットだけではない!メリットを得る方法は?
最後に、ソーラーパネルでさらなるメリットを得る方法を2つ紹介します。
方法①蓄電池との併用を考える
ソーラーパネルでメリットを得るためには、蓄電池との併用がおすすめです。
蓄電池を導入した場合でも、電力会社との電力契約は「深夜:割安電力、日中:割高電力」のままになります。
蓄電池を単独で使用する場合は、深夜の割安電力を積極的に貯め、それを日中に使って生活します。
ここにソーラーパネルが加わると、ソーラーパネルが日中に発電した電力を蓄電池に貯め、それを夕方以降に使うことが可能です。
つまり、ソーラーパネルと蓄電池を併用することで、電力会社からの買電量を極限まで減らすことができ、電気代の大幅削減が実現する可能性を期待できます。
方法②電気自動車との併用を考える
電気自動車との併用も、ソーラーパネルでメリットを得るための方法です。
特に、一戸建て住宅で自家用車を所有している家庭の場合、ガソリン車やハイブリッド車よりも電気自動車がお得。
理由は、電気自動車は蓄電池代わりにもなるので一石二鳥だからです。
蓄電池よりも電気自動車のほうが蓄電容量が大きいので、万が一の停電の際も、蓄電池を所有しているより安心感を得やすいでしょう。
ソーラーパネルのデメリットを回収するために蓄電システムの併用を!
今回の記事では、ソーラーパネルのデメリットとメリット、ソーラーパネルでよりメリットを感じる方法を紹介しました。
一長一短あるソーラーパネルですが、よりお得を実感するためには蓄電池や電気自動車との併用がおすすめです。
ぜひ、蓄電池や電気自動車との併用を前向きに考えてみてください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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