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エコキュートが凍結!どう対処したらいい?予防法も!

オール電化 2024年01月04日更新

冬になり、寒冷地や特に寒い日が続くと水道やエコキュートの凍結が起こります。

今回は、エコキュートが凍結してしまった時の対処法や、予防策について解説します。

エコキュートの凍結はどこで起こる?

エコキュートの凍結はエコキュートの配管で起こります。

エコキュートの配管が凍結してしまうので、お湯が出なくなり、最悪の場合配管が破裂してしまうことがあるので注意が必要です。

エコキュートが凍結したら「漏電遮断器」を切ろう!

エコキュートの配管が凍結している場合「漏電遮断器」を切りましょう。

漏電遮断機を切り、再度漏電遮断機をオンにすることで、凍結により表示されているエラーが解除されます。

エコキュートの凍結を確認したら、エラー表示を解除してから対策を行いましょう。

エコキュートの漏電遮断器とは?どこにあるの?

エコキュートの漏電遮断機は、主に貯水タンク表面にあります。

ただ、メーカーや製品によって漏電遮断機の場所が若干異なるので、エコキュートが凍結する前に取扱説明書を確認しておくことをおすすめします。

エコキュートの漏電遮断機は、凍結した時以外にも、点検や修理、メンテナンスの時に使用します。

メーカー

漏電遮断機の場所

パナソニックエコキュート

貯湯タンク表面中央

三菱エコキュート

貯湯タンク表面下部

ダイキンエコキュート

貯湯タンク表面下部

コロナエコキュート

貯湯タンク表面右下

東芝エコキュート

貯湯タンク表面左側

日立エコキュート

貯湯タンク表面左側

エコキュートの凍結でエラーコードが出たらこう対処しよう!

エコキュートの凍結が起き、エラーコードが出たら、まずは漏電遮断機を入り切りし、エラーコードを消します。

その後、以下に紹介する対処法を試してみましょう。

どの対処法でもそうですが、エコキュートが凍結してしまった場合には、ゆっくり温めて溶かすことがおすすめです。

いきなり熱湯などで溶かしてしまうと、エコキュートの配管が破裂するなどのトラブルが起こる場合があります。

対処法① メーカーに確認する【各メーカー問い合わせ先】

エコキュートの凍結が起きた時や、他の問題が起きた場合、困ったことがあった際には各メーカーに問い合わせを行いましょう。

また、今回紹介する対処法を試してみても、エコキュートの凍結が解消されない場合にも、メーカーへの問い合わせをおすすめします。

メーカーへの問い合わせを行う場合には、製品型番とエラーコードを伝えられるようにしておきましょう。

メーカー

問い合わせ先電話番号

営業時間

パナソニック

0120-878-093

06-6780-5779

月~土曜 9:00~18:00

定休日:日・祝

三菱

0120-24-4126

0276-40-7191

月〜金曜 9:30〜12:00,

13:00〜17:00

定休日:土・日

祝祭日・当社休日

ダイキン

0120-881-081

24時間365日対応

コロナ

0120-919-302

0570-550-992

24時間365日対応

東芝

0120-1048-19

03-5365-7420

9:00~20:00

(年中無休)

日立

0120-3121-68

0570-0031-68

月~土:9:00~18:00

日・祝日:9:00~17:00

対処法② お湯をかける

エコキュートの配管が凍結してしまった場合、配管にお湯をかけることで凍結が解消される場合があります。

エコキュートの凍結を解消するためにお湯をかける場合には、熱湯をかけないように注意しましょう。

熱湯をかけてしまうと、温度差により配管が破損してしまう可能性があります。

エコキュートの凍結を解消するためにお湯をかける場合には、40度以下のぬるま湯をかけましょう。

対処法③ とにかく待つ【おすすめ】

エコキュートをしばらく使わない場合には、気温が上がるまで待つ方法があります。

自然にエコキュートの配管が溶けるのを待つので、一番エコキュートを痛めない方法です。

気温が上がり、自然に凍結が解消されれば、いつも通りエコキュートを使用することが可能です。

自然に溶かす方法を実施する時に注意したいのは、無理に水を出そうとしないことです。

無理に水を出そうとすることで、配管を痛めてしまう可能性があるので注意しましょう。

また、比較的寒い地域や1日寒さが続いた場合には、しばらく凍結部分が溶けない可能性があります。

対処法④ ドライヤー等で温める

エコキュートが凍結してしまった場合、凍結している配管をドライヤーなどで温める方法があります。

エコキュートの凍結してしまった配管をドライヤーで温める場合には、温めすぎや火気に注意しましょう。

エコキュートを凍結させないためにできることは?

エコキュートが凍結してしまった時の対処法を紹介しましたが、エコキュートでいきなりお湯が出なくなってしまうのは困ってしまいますよね。

エコキュートの配管を凍結させないためにも、日頃から凍結対策を行っておきましょう。

方法① 浴槽を使って凍結予防運転をする

エコキュートが凍結してしまうことを防ぐためには、配管内の水を循環させておくことが大切です。

フルオートのエコキュートを使っている場合、浴槽のお湯を残しておき、配管を循環させておくことでエコキュートの凍結防止となります。

凍結防止のために浴槽内のお湯を残しておく場合には、接続アダプターの上10センチ以上の湯量を残しておきましょう。

方法② 少しだけ水を出しておく

水道の凍結防止と同じように、少しだけエコキュートの水を出しておくだけでも凍結防止となります。

出しておいた水は、バケツや洗面器に溜めておくことで、翌日に使用することができます。

ただし、エコキュートからでるお湯を「水」に設定できない場合には、電気代が多くかかってしまう可能性があるので注意が必要です。

方法③ 凍結防止にカバーを取り付ける

他の対策を行ってもエコキュートの配管が凍結してしまう場合などには、凍結防止カバーを購入し、設置してもらうことがおすすめです。

エコキュートに凍結防止カバーを取り付けたい場合には、各メーカーに問い合わせを行いましょう。

方法④ 凍結防止にヒーターを取り付ける

エコキュートの凍結を防ぐためには、凍結防止ヒーターを取り付ける方法もあります。

凍結防止ヒーターの価格は、数千円から20,000円程度です。

ただし、凍結防止ヒーターは電気を使用するので、多少なりとも電気を消費してしまいます。

特に、冬場は電気代が高くなってしまうことが多く、光熱費が負担になってしまいがちです。

凍結防止ヒーターを導入する際には、ワンシーズンで何度も凍結が起こるか、本当に必要かどうかを確認してから導入することがおすすめです。

方法⑤ 寒冷地仕様のエコキュートを導入する

冬場にエコキュートの凍結が何度も起こる場合には、寒冷地仕様のエコキュートを導入しましょう。

導入して10年前後経過しているエコキュートであれば、買い替えと同時に寒冷地仕様のエコキュートの導入がおすすめです。

寒冷地仕様のエコキュートは、すでに凍結対策が施されており、冬場の凍結を緩和してくれます。

比較的寒い地域で、寒冷地仕様か標準的なエコキュートか迷った場合には、寒冷地仕様のエコキュートの導入がおすすめです。

【必ずチェック】エコキュートの凍結に関する注意点は?

最後に、エコキュートの凍結が起こった時に必ずチェックしておきたい注意点を紹介します。

特に、断熱材の破損と凍結時のエコキュートの扱いには注意が必要です。

注意点① 水を出しておくときは水を利用する

全てのモノにエコが叫ばれているこの時代、エコキュートの凍結防止だからと言って、水を出して捨ててしまうのはもったいないです。

凍結防止のために出しておいた水は、洗面器やバケツに溜めておき、再利用しましょう。

ただし、エコキュートの水は飲料水には向いていません

溜めておいた水を使用する時には、草木にあげたり、掃除に使うことがおすすめです。

注意点② 凍結部分に熱湯をかけない

先述しましたが、エコキュートが凍結していても熱湯をかけるのは絶対に避けるべきです。

熱湯をかけることによって、エコキュートの配管が温度差によって破損してしまう可能性があります。

また、熱によって他の部品が壊れてしまう可能性も考えられます。

エコキュートの凍結を解消したい時には、必ず40度以下のお湯を使用しましょう。

注意点③ 寒冷地仕様のエコキュートは価格が高い

エコキュートの凍結が頻繁に起こり、寒冷地仕様のエコキュートに買い換える時には買い替え費用に注意しましょう。

寒冷地仕様のエコキュートは、凍結防止などの機能が搭載されており、標準のエコキュートよりも価格が高くなっています

しかし、価格が高いからといって、凍結が頻繁に起こる地域で標準的なエコキュートを導入してしまうと、何度も凍結対策をしなければいけないので不便です。

注意点④ 断熱材の破損がないか確認する

頻繁にエコキュートの凍結が起こるようになった場合、配管の断熱材が破損している可能性があります。

エコキュートの凍結が起こったら、配管の断熱材の状態をチェックしてみましょう。

エコキュートの配管の断熱材は、動物に齧られたり、劣化したりなどして破損してしまいます。

万が一、断熱材が破損している場合には、メーカーに問い合わせを行い、修理してもらうことがおすすめです。

注意点⑤ 無理に水を出そうとしない

エコキュートの配管が凍結している場合、無理に水を出そうとしてしまうと、エコキュートが破損してしまう可能性があります。

エコキュートが凍結しているエラー表示が出た場合には、無理にエコキュートを使用せず、必ず確認を行いましょう。

エコキュートが凍結する前に対処法を知っておこう!

今回は、エコキュートの凍結について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

エコキュートの凍結は、寒い地域でよく起こってしまうことです。

エコキュート導入時に凍結が心配な場合には、寒冷地仕様のエコキュートを導入することで、凍結を防止することができるでしょう。

また、頻繁にエコキュートが凍結してしまう場合には、カバーやヒーターを取り付けることで、エコキュートを快適に使用することができます。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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