関西電力2023年の売電価格は?10年後の売電収入を徹底予測
関西電力の売電単価や確認方法について気になりませんか?
今回の記事では、2023年の売電価格や確認方法、10年後の売電収入の利益について紹介します。
目次
2023年の関西電力の売電価格はいくら?
2023年の関西電力の売電価格は、以下のとおりです。
太陽光パネルの容量 | 1kWあたりの売電価格(税込) |
~10kW | 16円 |
10~50kW | 11円 |
50kW以上 | 10.45円 |
(引用元:関西電力|買取単価および買取期間)
2023年度の太陽光発電の売電価格は、容量が10kW未満の場合、1kWhあたり16円です。
一方、10kW以上50kW未満の場合は、1kWhあたり11円で、50kW以上の場合は1kWhあたり10.45円です。
売電価格は、年々値下げしており、一般の家庭が電力会社から購入する電気料金を下回っています。
関西電力の売電価格の推移や今後の動きは?
2012年~2023年までの売電価格の推移を容量別にまとめてみました。
年度 | 10kW未満の売電価格/kW(税込) | 10kW以上の売電価格/kW(税込) | 50kW~250kW未満の売電価格/kW(税込) |
2012年 | 42円 | 34円 | ー |
2013年 | 38円 | 31円 | ー |
2014年 | 37円 | 30円 | ー |
2015年 | 出力制御あり:29~35円 | 29.70~31.90円 | ー |
出力制御なし:27~33円 | |||
2016年 | 出力制御あり:27~33円 | 26.40円 | ー |
出力制御なし:25~31円 | |||
2017年 | 出力制御あり:27~30円 | 23.10円 | ー |
出力制御なし:25~28円 | |||
2018年 | 出力制御あり:27~28円 | 19.80円 | ー |
出力制御なし:25~26円 | |||
2019年 | 出力制御あり:26円 | 15.40円 | ー |
出力制御なし:24円 | |||
2020年 | 出力制御あり:21円 | 14.30円 | 13.20円 |
出力制御なし:21円 | |||
2021年 | 19円 | 13.20円 | 12.10円 |
2022年 | 17円 | 12.10円 | 11円 |
2023年 | 16円 | 11円 | 10.45円 |
(引用元:関西電力|買取単価および買取期間)
2012年に始まった買取プランは、42円/kWとなり、2023年の16円/kWとくらべると26円の引き下げとなりました。
太陽光パネルの売電価格が下がった理由は、政府が再生可能エネルギーの普及を支援し、技術が急速に進歩して太陽光発電の製造コストが削減されているからです。
また、「経済産業省」によると、10kW未満の太陽光発電は、2025年から2027年までに1kWhあたり11円に設定する予定です。
毎年1円ずつ売電価格は下がっているので、売電価格で損しないためには、早めの行動を取るのが良いでしょう。
関西電力で卒FIT後に利用できる売電プランは?
関西電力で卒FIT後に利用できる電力プランは、以下の2種類です。
プラン名 | 1kWあたりの売電価格(税込) | 利用条件 |
余剰電力買取 | 8円 | ー |
貯めトクサービス | ・はぴeタイム ・はぴeタイムR ・時間帯別電灯 ・季時別電灯PS ・なっトクでんき ・eおとくプラン ・eスマート10 ・withU-NEXT でんき ・withU-NEXT でんき(Gセット) |
どちらも、関西エリア限定で利用可能です。
余剰電力買取は、利用条件に決まりはないですが、貯めとくサービスは、関西電力のプランに加入する必要があります。
貯めとくサービスは、停電時に利用できませんが、蓄電池を買ったり、設置したりする時間やコストがかからない点が特徴です。
※FIT制度についてはこちら↓
関西電力の売電契約をする方法
50kW未満の売電契約は、以下の手順でおこないます。
- インターネットから電力購入契約と系統連系を申し込む
- 申込受付後1ヵ月以内に「系統連系に係る契約のご案内」が届く
- 電力買取りに必要な計量器などを関西電力のスタッフが取りつける
- 工事後「電力受給契約内容のお知らせ」が電子発行で届く
- ネットサービスで買取料金の振込予定日をお知らせ
(引用元:関西電力送配電|低圧電力の契約手続き)
関西電力の売電契約の相談やお申し込みは、「お問い合わせフォーム」からおこなうことができます。
関西電力の売電についてよくある質問
関西電力の売電についてよくある質問を3つ紹介します。
- 売電収入の確認方法は?
- 売電収入の振込日はいつ?
- 関西電力の10年後の売電価格はいくら?
それぞれの質問内容をくわしく解説していきます。
売電収入の確認方法は?
売電収入は、「うちの発電量」から発電量や買取料金などマイページで確認できます。
入会後、登録したメールアドレスにも同じ情報がメールが届くため、毎月手軽に確認できます。
2017年4月以降に成立した太陽光発電などの電力受給契約については、「はぴeみる電」より、電力量や購入金額を確認することはできないので注意しましょう。
売電収入の振込日はいつ?
検針日の次の日から30日以内にお金が振り込まれます。
もし、30日が土曜日や日曜日、祝日の場合、次の営業日に指定の銀行口座に振り込み手続きをおこなわれるようです。(引用元:再生可能エネルギー発電設備からの電力受給契約要綱)
関西電力の10年後の売電価格はいくら?
買取固定期間が終了した後、関西電力は、1kWあたり8円で買取ります。
10年間の買取が終わった後も、売電を希望する場合は、手続きなしで継続して売電することができます。
関西電力の売電単価は16円/kWh→卒FIT後は8円まで値下がり
今回は、関西電力の売電単価や価格推移などについて紹介しました。
2012年にスタートした買取プランは、当初は1kWあたり42円でしたが、2023年には1kWあたり16円となり、当初より26円も値下がりました。
卒FIT後は8円まで売電価格が下がるため、対策を取ることが大切です。
売電価格よりも電気料金が高いのが現状です。
家計の負担を減らすためにも、太陽光パネルで作った電力は積極的に自家消費しつつ、光熱費の負担額を減らしていきましょう。
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この記事の監修者
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