ガス代が異常に高いのはなぜ?理由やガス代の節約方法も徹底解説!
電気代の高騰が社会問題となっていますが、実はガス代も異常に高くなっている事実があるのです。
では、ガス代が異常に高い理由は何なのでしょうか。
今回の記事では、ガス代の平均額を解説すると共に、ガス代が高くなる理由、ガス代の節約方法を紹介します。
ガス契約をしていて、ガス代が高いと感じている方は必見です。
目次
ガス代が異常に高いのはなぜ?ガス代の平均額を徹底解説!
電気代高騰に隠れて、あまり騒がれていないガス代の高騰。
しかし、電気代と同様、ガス代も年々高騰しているのです。
そこで今回の章では、ガス代の平均額を紹介します。
ご自宅のガス代の請求書と、ぜひ見比べてみてくださいね。
都市ガスの場合のガス代平均額
都市ガスは、都市部にお住まいの方が使えるガスになります。
地下にガス管を引っ張り、その範囲内に居住している人がガス管設置費用を基本料金として折半しています。
都市部に居住している人は非常に多いので、一般的に都市ガスの基本料金はリーズナブルです。
たとえば、東京ガス管内で1か月のガス使用量が平均的な30㎥だった場合、以下のような数値になります。
- 基本料金…1,024.32円
- 従量料金…4,064.20円
- 請求金額…5,108.52円
あくまでも平均値なので季節によって高い安いはありますが、参考程度に見てもらえたらと思います。
プロパンガスの場合のガス代平均額
都市ガスが開通していない地域にお住まいの方は、プロパンガスを契約しなければなりません。
プロパンガスは、配送の手間がかかるため、都市ガスに比べて基本料金は割高です。
以下は、プロパンガス管内でガス使用量が平均的な11.3㎥だった場合のガス代です。
- 基本料金…1,764円
- 従量料金…7,932.6円
- 請求金額…9,696.6円
こちらも平均値を記載しているため、家庭によっては当てはまらない場合もあるでしょう。
しかし、先ほど紹介した都市ガスに比べ、ガス代がかなり割高であることがわかりますね。
ガス代が異常に高いのはなぜ?ガス代が異常に高くなる理由4選!
ガス代の平均値を紹介しましたが、ガス代が異常に高くなる理由には何があるのでしょうか。
具体的に4つの理由を紹介します。
理由①液化天然ガスの輸入価格が高騰しているから
ガス代が異常に高い理由は、液化天然ガスの輸入価格が高騰しているからです。
資源が乏しい日本は、天然ガスの98%ほどを輸入に頼っています。
円安が進んだりした場合、輸入価格が高騰するので、ガス代も異常に高くなってしまいます。
理由②プロパンガスを利用する地域に住んでいるから
ガス代が異常に高くなる理由として、プロパンガスを利用する地域に住んでいることが挙げられます。
前章で紹介した通り、同じ「ガスを利用する」でも、結果は歴然です。
居住エリア一体がプロパンガスを使用する地域であれば諦める必要があるかもしれませんが、1駅先は都市ガスを使用できるエリアなどという場合、ガス代節約のために転居を考えるのもおすすめです。
理由③そもそものガスの使用量が多いから
そもそものガス使用量が多いことも、ガス代が異常に高くなる理由です。
多くの場合、ガス代は冬場に上がります。理由は、お湯を使う頻度が上がるからです。
体のためにも、冬場のガス代高騰はある程度許容しなければならないかもしれませんが、それ以外の季節ではガスの使用を極力抑え、ガス代の節約を考える必要があるといえるでしょう。
理由④ガス給湯器の熱効率が低いから
ガス代が異常に高くなる理由として、ガス給湯器の熱効率が低いことも挙げられます。
従来のガス給湯器は、約200℃の排熱を出していました。
つまり、無駄なガス代を支払っているということなのです。
何十年も同じガス給湯器を使っている家庭は、ガス給湯器そのものの交換が節約に繋がるかもしれません。
ガス代が異常に高い!ガス代を節約する方法には何がある?
最後に、異常に高いガス代を節約する方法を3つ紹介します。
どれも簡単にできるものばかりなので、ぜひ今日からガス代の節約を心がけた生活を送っていきましょう。
節約方法①キッチンでできるガス代の節約方法
まずは、キッチンでできるガス代の節約方法を紹介します。
主な項目は、以下の通りです。
- ガス給湯器の設定温度を下げる
- 食洗器の使用頻度を抑える
- どうしても食洗器を使用する際はまとめ洗いを心がける
- 食器は自然乾燥(もしくは自分の手で拭くこと)を心がける
- 野菜の下茹では「茹で」ではなく電子レンジでの「蒸し」で
ガス給湯器の設定温度に関しては、設定温度を2℃下げるだけで年間のガス使用量を8.74㎥ほど抑えることができ、年間1,500円前後の節約が期待できます。
微々たるものではありますが、入浴時以外のガス給湯器の設定温度には気を配るべきといえるでしょう。
新築家庭にデフォルトで付いている食洗器ですが、1回約0.041㎥前後と僅かながらもガスを使用します。
食洗器を1日1回のペースで使用した場合、1か月にかかるガス代は約222円。月間だと約2,694円になります。
食洗器の使用頻度が多くなればなるほどガス代も増えるので、食洗器の使用は最小限に留めるべきといえるでしょう。
野菜の下茹でに関しても、ガス代節約のために電子レンジを使うことをおすすめします。
電子レンジを推奨する理由は、ガス代節約だけではありません。
電子レンジで蒸し調理をすることで、野菜に含まれている栄養素が外に放出しにくいという特徴もあります。
節約方法②お風呂でできるガス代の節約方法
続いて、お風呂でできるガス代の節約方法を紹介します。
具体的には以下の通りです。
- 追い炊き機能の使用頻度を減らす
- シャワーの使用時間を減らす
- シャワーから出る湯量を減らすため、節水シャワーヘッドを付ける
実は、追い炊き機能の使用頻度を1日1回減らすだけで、年間約6,530円もの節約が可能になるのだとか。
家族構成によっては難しいかもしれませんが、入浴時間を家族で調整することが大切です。
また、1日1分間シャワーの使用を抑えるだけで、年間約2,180円のガス代が節約できます。
節水シャワーヘッドの使用も、ガス代節約におすすめです。
節約方法③省エネタイプのガス給湯器に交換する
従来のガス給湯器から省エネタイプのガス給湯器に交換するのも、ガス代節約方法のひとつです。
おすすめは、エコジョーズという省エネタイプのガス給湯器になります。
エコジョーズの特徴は、従来のガス給湯器で捨てていた排熱を再利用して給湯できること。
つまり、ロスが非常に少なく、地球環境にも優しい省エネタイプのガス給湯器なのです。
ちなみに、従来のガス給湯器をエコジョーズに交換するだけで、年間15,000円近いガス代を節約できるともいわれています。
従来のガス給湯器に比べて初期費用は5万円前後割高になってしまいますが、ランニングコストが非常に安いため、しっかりと元を取ることができると話題ですよ。
ガス代が異常に高い!ガス代を抑えるためには様々な工夫が必要!
今回の記事では、ガス代が異常に高い理由、ガス代の節約方法を紹介しました。
電気代高騰と同じように高騰しているガス代。だからこそ、少しでもガス代を節約していきたいところですよね。
まずは、キッチンやお風呂でのガスの使い方を見直し、それでも節約が見込めないのであれば省エネタイプのガス給湯器に交換してみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者
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