エコキュートは最悪!?理由と後悔しない方法を紹介!
エコキュートは、電気でお湯を作ることができ、光熱費削減効果が高く、環境負荷の少ない住宅設備です。
しかし、エコキュートを導入した人の中には「エコキュとは最悪!」と感じる人も少なくありません。
そこで、今回はエコキュートの導入を検討している方に向けて、エコキュートの導入を後悔している理由や、後悔しないための選び方を解説します。
目次
エコキュートが最悪だと言われてしまう理由は?
エコキュートが最悪だと言われてしまう理由は、主に以下の通りです。
- 導入費用が高額
- 電気代が高額
- 水圧が弱い
- 入浴剤の制限
- タンク内の汚れ
- 騒音
- スペース
- 電気料金プラン
- タンク容量
それぞれ詳しく解説します。
理由① 導入費用が高額
エコキュートの導入には、30万円から100万円程度の費用が必要になります。
エコキュートは、性能やタンク容量によって本体価格が大きく異なり、性能がよく、タンク容量が多いエコキュートは本体価格だけで100万円を超えてしまうことがあります。
エコキュートを購入しても、導入費用が高額だった場合「エコキュートを導入して最悪」と後悔してしまうケースもあるでしょう。
理由② 電気代が高額
エコキュートは、電気を使用してお湯を沸かすことができる住宅設備です。
ただし、電気で水を温めるわけではなく、電気で空気中の熱を集めて水に伝えることで、お湯を作り出すことが可能になります。
電気で熱を作り出すわけではないと言っても、エコキュートは電気を多く消費する住宅設備です。
電気代が安いと思ってエコキュートを導入した場合、予想以上に電気代が高くなり、最悪の場合後悔してしまうでしょう。
理由③ 水圧が弱いケースがある
エコキュートは、ガス給湯器に比べると水圧が弱いケースがあります。
近年はエコキュートの水圧もだいぶ改善されていますが、水圧が強めが好みの人は物足りないと感じるかもしれません。
シャワーやお風呂は毎日使うもの。
水圧に不満があると、毎日の入浴がつまらないものになってしまいます。
理由④ 入浴剤に制限がある
エコキュートは、特性上メーカーが推奨している入浴剤以外は使用してはいけません。
特に、塩分や硫黄が含まれている入浴剤は、エコキュートを痛めてしまう可能性があるため注意が必要です。
万が一、推奨されていない入浴剤を使用してエコキュートが故障してしまった場合、保証の対象外になってしまいます。
理由⑤ タンク内が汚れてしまう場合がある
エコキュートは、基本的にタンク内に水を溜めてお湯を作ります。
長年エコキュートの手入れを怠ってしまうと、タンク内が汚れてしまいます。
タンク内を汚さないためのメンテナンスが必要な点は、エコキュートのデメリットとも言えるでしょう。
理由⑥ 騒音がする
エコキュートは、お湯を作る際などに音がするケースがあります。
特に、エコキュートの近くに寝室がある場合、音が気になってしまうでしょう。
隣近所が近い場合も、エコキュートの音が原因で苦情が来る可能性があります。
理由⑦ スペースが必要
エコキュートは、タンクがある関係上、ガス給湯器に比べて多くのスペースを必要とします。
自宅のスペースが狭い住宅の場合、エコキュートが邪魔になってしまう可能性があります。
エコキュートを導入したはいいものの、本体が邪魔になってしまうと、導入を後悔する原因となるでしょう。
理由⑧ 料金プランを変更しなければいけない
エコキュートを導入する場合、夜間の電気料金が安いプランに変更していないと、電気代が負担になってしまう可能性があります。
エコキュートの電気代を節約したい場合、夜間の電気料金の安いプランに加入するか、太陽光発電システムの導入が必要になるでしょう。
何らかの理由で夜間の電気料金の安いプランに変更したくない場合、プラン変更が必要な点がネックになるでしょう。
理由⑨ タンク容量が決まっている
エコキュートは、お湯が使い放題のガス給湯器とは異なり、一度で使用できるお湯の量が決まっています。
タンク容量に対してお湯の湯量が多い場合、お湯を使い切るたびにお湯を沸かさなければいけません。
エコキュートのお湯を作るためには、数十分の時間が必要になります。
エコキュートの導入で「最悪!」と後悔してしまうのはなぜ?
実際にエコキュートを導入し、「導入したら最悪」だと後悔してしまう理由は、主に3つです。
- 頻繁にお湯切れする
- 導入費用が高くついた
- シャワーの水圧が足りない
それぞれ詳しく解説します。
後悔① 頻繁にお湯切れを起こす
エコキュートのタンク容量と、毎日使用する湯量が釣り合っていない場合、頻繁にお湯を沸かすことによりストレスが溜まってしまいます。
また、お湯が貯まるのを待つ時間だけではなく、何度もお湯を沸かすことで電気代も高くなってしまいます。
頻繁にお湯が沸くまで待ったり、電気代が高くなってしまったら「エコキュートを導入して最悪だ」と感じてしまうのも無理はありません。
後悔② 導入費用が高くついた
エコキュートは、導入に100万円程度の費用が必要になるケースがあります。
エコキュートの導入でローンを活用した場合、月々の返済額が負担になってしまうことがあります。
また、エコキュートを導入するだけで光熱費が大幅に下がるわけではありません。
毎月の返済額が負担になり、光熱費が思ったよりも下がらなかったら、エコキュートの導入を最悪だと感じてしまう可能性があります。
後悔③ シャワーの水圧が物足りない
エコキュートのシャワーの水圧に満足いかない場合、エコキュートの導入を後悔してしまいます。
エコキュートの水圧が心配な場合、水圧が強い製品を選ぶことがおすすめです。
エコキュートは「最悪」だけじゃない?メリットも!
「最悪!」と言われてしまうことがあるエコキュートですが、他の住宅設備には変え難いメリットがあることも事実です。
エコキュートを導入する際には、デメリットだけではなくメリットにも目を向けてみましょう。
メリット① 電気代が安くなる場合もある
電気代が高くなってしまうことがあるエコキュートですが、エコキュートを導入して電気料金プランを変更することで、電気代が安くなる場合があります。
電気の使用が夜間から深夜に集中している家庭の場合、電気料金プランを変更することで、電気代を安くすることができるでしょう。
また、今までガス代が高かった家庭も、エコキュートを導入することで光熱費を下げることが可能になります。
メリット② 災害時に水を使うことができる
エコキュートは、緊急時に内部の水を取り出すことができる設計になっています。
地震などの災害が起こり、水が止まってしまった場合、エコキュート内の水を活用することが可能です。
ただし、エコキュート内の水は飲用には適していません。
災害時にエコキュート内の水を取り出しても、そのまま飲むことはできないので注意しましょう。
メリット③ 太陽光パネルがあれば停電時でもお湯が使える
万が一災害が起き停電してしまった場合、通常であればお湯を使うことができません。
しかし、太陽光発電システムとエコキュートを併用していれば、水道が止まっていない限り停電してしまってもお湯を使うことができます。
「エコキュートは最悪!」とならないためにできる選び方は?
最後に「エコキュート最悪!」とならないためのエコキュートの選び方を紹介します。
特に、エコキュートを選ぶ時に気をつけたいのがタンク容量。
タンク容量が使用湯量にあっていないと、かなり不便になってしまうので注意して選ぶことが大切です。
選び方① タンク容量は適切に
エコキュートは、主に3種類のタンク容量が販売されています。
タンク容量別の人数目安は以下の表の通りです。
エコキュートは、10年以上使用する住宅設備です。
お湯の使用量が多い家庭や、家族が増える予定がある家庭は、大きめのエコキュートを導入しましょう。
タンク容量 | 人数 |
370L | 3〜5人 |
460L | 4〜7人 |
550~560L | 5〜8人 |
選び方② メーカーや製品選びを慎重にする
エコキュートは、メーカーや製品によって特徴や機能が異なります。
エコキュートを導入する時には「何を重視したいか」を家族に確認し、メーカーや製品を選ぶことがおすすめです。
選び方③ 水圧にこだわるなら水圧を重視する手も
エコキュートの中には、水圧が強い製品も販売されています。
水圧が強い方がいい場合や、2階に浴室がある場合には、水圧が強いエコキュートを選ぶことで、ストレスなくエコキュートを使用することができます。
選び方④ 使いたい機能も事前に決めておく
エコキュートには、製品によって様々な機能がついています。
お風呂のお湯の中の雑菌を抑制する効果がついているエコキュートや、お風呂に細かい泡を出して、湯冷めを防ぐ効果があるエコキュートなど様々です。
何を重視したいかによって、エコキュートの機能を選ぶことで、お風呂時間を楽しくすることができます。
ただし、エコキュートの機能が多いほど、価格も高くなってしまいます。
エコキュートを選ぶ時には、予算と機能など、優先順位を決めておきましょう。
選び方⑤ 電気代が気になる場合省エネタイプがおすすめ
近年のエコキュートのほとんどが、省エネが重視されたものです。
しかし、メーカーや製品によって省エネ性能は異なるので、なるべく電気代を節約したい場合には省エネ性能が高いエコキュートを選ぶことがおすすめです。
エコキュートは「最悪」だけじゃない!選び方を工夫しよう!
今回は、エコキュートについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
エコキュートは、「導入したら最悪だった」と思ってしまうくらい、後悔してしまうことがあります。
エコキュートを導入して後悔しないためにも、事前の調査はしっかり行いましょう。
また、エコキュートを導入する際には、専門販売店などでエコキュートのプロに話を聞くこともおすすめです。
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この記事の監修者
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太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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