ダブル発電ってなに?押上効果でよりお得な生活を!
近年、エコへの関心の高まりや卒FIT家庭の増加、脱炭素化へ向けた世界の動きにより「蓄電池」と「太陽光パネル」への関心や需要が増加しています。
蓄電池や太陽光パネルに少しでも興味のある人は「ダブル発電」や「押上効果」という言葉を聞いたことがあるのでしょうか。
ダブル発電とは、太陽光パネルと蓄電池などを利用することで、より多くの電気を売り売電収入を増やす運用方法です。
蓄電池の機種によっては、ダブル発電が出来ない機種もあるのでダブル発電で押上効果を得たい人は、よく機種を検討する必要があります。
目次
【押上効果!】ダブル発電とは?
では、押上効果のあるダブル発電とはどのような仕組みなのでしょうか。
ダブル発電とは、太陽光パネルと蓄電池を併用し売電量を増やす方法です。
ダブル発電をする場合は、日中に太陽光パネルで発電した電気を貯めることはせず、全て売電に回します。
さらに、日中の電力を蓄電池に貯めた電気で賄うのです。
太陽光パネルや蓄電池の動きを、売電を優先するように動かし、より多くの売電ができるようにする運用方法です。
蓄電池に貯めた電力により、日中の売電量が増えるので押上効果があると言われています。
【押上効果があるか?】ダブル発電とシングル発電の違いは?
ダブル発電があるということは、シングル発電もあります。
シングル発電とは、太陽光パネルで発電中の電気を使用と同時に蓄電池へ充電する運用方法です。
シングル発電をしている時は、蓄電池の電気が売電されないようになっており、売電が始まると放電がストップします。
シングル発電とダブル発電の違いは使用するか、放出するか
シングル発電とダブル発電の大きな違いは、太陽光パネルで発電した電気の使用を使用することを優先するか、売電することを優先するかです。
太陽光パネルや蓄電池を導入する際には、売電を優先したいかどうかで運用方法が決まります。
ダブル発電のメリット・デメリットは?
押上効果があり、お得なイメージがあるダブル発電ですがメリットに加え、デメリットもあります。
ダブル発電を目的として太陽光パネルや蓄電池を導入したい場合には、メリットとデメリットをよく比較しましょう。
ダブル発電のメリットはより多くの売電ができること!
なんといっても、ダブル発電のメリットはシングル発電よりも多く売電が可能ということです。
売電量が増えることで、シングル発電よりもより多くの売電収入を得ることが可能になります。
以前は通常の売電価格よりもダブル発電での売電価格は低く設定されていましたが、2019年からダブル発電であっても通常と同価格で売電することが可能となっています。
通常の売電価格とダブル発電の売電価格が同等になったことによって、ダブル発電のメリットが大きくなっています。
ダブル発電のデメリットは初期投資がかかること!
ダブル発電のデメリットは、初期費用が余分にかかってしまうケースがあることです。
また、ダブル発電を太陽光パネルと蓄電池で行う場合、蓄電池の種類が限定されてしまいます。
設置したい機種がある場合、ダブル発電に対応していなければ「ダブル発電」か「希望の機種」のどちらかを諦めなけれないけません。
ダブル発電に活用できる設備は様々!
ダブル発電に活用できる設備は、蓄電池だけではなく、エネファームやエコウィル、電気自動車などがあります。
それぞれ特徴や導入費用は異なるので、自分の家庭に合った設備をよく検討することがおすすめです。
押上効果のあるダブル発電には蓄電池を使用するのがおすすめ!
様々な設備で実現可能なダブル発電ですが、1番おすすめの設備は「太陽光パネル×蓄電池」の組み合わせです。
太陽光パネルと蓄電池は、現在地球に優しく、エコなエネルギーとして大注目されていることもあり、多くの市町村で補助金を受け取ることができます。
また、万が一この先、ダブル発電が不要になった場合でもシングル発電をし、活用することが可能なので可能性が広がります。
蓄電池と太陽光パネルを同時に設置で停電対策になる!
現在、世界の脱炭素化などの動きから注目されている「蓄電池×太陽光パネル」の組み合わせですが、多くのメリットがあります。
蓄電池と太陽光パネルの最大のメリットは、停電対策が可能になるということ。
災害の多い日本において、停電を恐れずに済むことは精神的にも大きなメリットをもたらします。
また、実際に停電が起こってしまった場合でも、蓄電池と太陽光パネルを導入していれば長期停電が起きてしまったとしても、いつも通りの生活をすることが可能になります。
電気が使用できるということは、外部との連絡を取ることができるだけではなく、リアルタイムの情報を受け取ることもできます。
大注目の蓄電池!補助金が出る市町村が多い!
世界中からエコなエネルギーとして注目されている蓄電池と太陽光パネルは、多くの市町村で設置が推奨されています。
今年度も多くの自治体で蓄電池に対する補助金が出ているので、蓄電池をお得に設置することが可能です。
近年、レジ袋有料化や脱炭素化の動きを受けて、エコに関心を持つ人も多くなっており蓄電池の需要も増加しています。
押上効果が見込める!ダブル発電が適している家庭は?
ダブル発電が適している家庭は、日中に電気を使用することが多い家庭や太陽光パネルの設置容量が少ない家庭です。
日中に電気を多く使用する家庭では、ダブル発電の押上効果のメリットが大きくなります。
また、太陽光パネルの設置面積が少なく、発電量が少ない家庭でもダブル発電をすることによって押上効果を得ることができます。
蓄電池の機種によってはダブル発電ができないものも!
蓄電池の種類によっては、売電している時には放電をやめてしまうシングル発電しか出来ない機種もあるので、注意が必要です。
ダブル発電によって、売電量を増やしたいのであればしっかりと購入前に確認しましょう。
また、設置したい蓄電池があった場合、その機種がダブル発電に対応していないこともあるので注意が必要になります。
押上効果を得たいなら仕組みを理解して家庭に合った機種選びを
今回は、ダブル発電の押上効果について解説しましたがいかがでしたでしょうか。
蓄電池などの設備を使い、売電量を増やすことができるダブル発電ですが、デメリットがあることも確かです。
蓄電池や太陽光パネルは10年前後という長い間、使用するものなので、しっかりとシミレーションをし、希望に合った運用方法を探しましょう。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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