カーポートに太陽光発電を付けたい!種類やメリットデメリットは?
「自宅のカーポートに太陽光発電を付けたら、きっと色々な恩恵を受けられるんだろうなぁ~」と思ったことのある方は多いでしょう。では実際、カーポートに太陽光発電を付けるメリットやデメリットは何があるのでしょうか。具体的に解説します。
目次
カーポートに太陽光発電を付けたい!主な種類は何がある?
カーポートに太陽光発電を付ける際、選べる種類は以下の3通りです。それぞれどういう特徴があるのか、具体的に見ていきましょう。
種類①太陽光発電一体型
まずは、太陽光発電一体型のカーポートです。
太陽光発電一体型のカーポートは、太陽光発電を取り付けることを大前提に作られるもの。なので、フラットでスタイリッシュな見た目が特徴です。カーポート全体に太陽光発電を設置できるよう、無駄なスペースを最小限に作られているのも、魅力のひとつといえるでしょう。
種類②太陽光発電搭載型
太陽光発電搭載型のカーポートは、元々あるカーポートの上に太陽光発電を設置するものです。ライフスタイルや考えの変化から太陽光発電を設置したいと思ったとき、カーポートがあれば簡単に夢は叶います。
ただ、太陽光発電の設置を想定していないカーポートもあるため、重量や素材感をしっかり確かめてから太陽光発電を設置するようにしましょう。また、カーポートと太陽光発電はネジで止まっているだけなので、強風時に太陽光発電が落下したり、パネルとパネルの間にゴミが挟まったりする懸念点もあります。
種類③オーダーメイド型
オーダーメイド型は、住宅の景観に合わせた太陽光発電を設置できます。敷地に合致する太陽光発電付きのカーポートを設計できますが、オーダーメイドなので費用は割高です。
カーポートに太陽光発電を付けたい!主なメリットは?
カーポートに太陽光発電を付けた場合、具体的にどういったメリットを実感できるのでしょうか。代表的なメリットを7つ紹介します。
良い点①デッドスペースを有効活用できる
カーポートに太陽光発電を設置するメリットは、デッドスペースを有効活用できることです。自宅にカーポートがあれば、愛車を強い日差しから守ることができたり、カーポート内に簡易プールを出して子どもたちを遊ばせたり、家族でBBQができたり、何かと重宝します。なので、自宅に駐車スペースがあるのなら、青空駐車場ではなくカーポートを取り付けたほうが良いでしょう。加えて、カーポートの上は基本的に空間が広がっているだけなので、そこに太陽光発電を設置するのです。
カーポートに太陽光発電を設置すれば、無駄な空間だったデッドスペースを有効活用できます。
良い点②設置工事が1日で完了する
設置工事が1日で完了するのも、カーポートに太陽光発電を設置するメリットです。
一般的には屋根の上に設置する太陽光発電。この場合、足場の設置および解体、電気工事に最大で1週間程度を要します。足場を組むので一時的ではあるものの家の見た目の印象が変わったり、作業音がうるさかったりデメリットを痛感するでしょう。
しかし、カーポートに太陽光発電を設置する場合、工事は1日で完了します。工事に対するデメリットを感じる方にとって、とても嬉しい特徴ではないでしょうか。
良い点③電気代を削減できる
電気代を削減できるのも、カーポートに太陽光発電を設置するメリットです。
カーポートに太陽光発電を設置する場合、最低でも駐車場2台分くらいのスペースに太陽光発電を設置することかと思います。駐車場2台分は太陽光発電の出力3〜7kWに相当します。出力3〜7kWで得られる電気代の削減効果は、月3〜5千円です。
普通に暮らしていて、電気代を月3〜5千円程度マイナスすることは並大抵の努力では成し得ません。つまり、駐車場2代分のスペースがあるのであれば、積極的に太陽光発電を設置すべきなのです。
良い点④売電収入を得られる
カーポートに太陽光発電を設置すると、売電収入を得られるメリットがあります。
太陽光発電には最初の10年間、発電した電力を高値で売電できるお得なFIT制度があります。FIT制度を利用することで、売電収入を大きなものにでき、太陽光発電導入にかかった初期費用を完全に回収することが叶います。プラスして、電気代の削減も見込まれるのですから、カーポートをお持ちの方は積極的に太陽光発電の導入を検討すべきといえるでしょう。
良い点⑤既存の太陽光発電との併用で発電量を多くできる
既存の太陽光発電との併用で発電量を多くできるのも、カーポートに太陽光発電を設置するメリットです。
「太陽光発電=屋根の上に設置するもの」という認識があるかと思うので、既に屋根の上に太陽光発電を乗せている家庭も多いでしょう。ただ、電気代が年々高騰していたり、電化製品が増えて電気の消費量が多くなったり、屋根の上の太陽光発電だけでは心もとなくなるケースも考えられます。この場合、カーポートに太陽光発電を設置すればプラスαの電力を発電できます。
良い点⑥メンテナンスが簡単にできる
カーポートに太陽光発電を設置するメリットは、メンテナンスが簡単にできることです。
住宅の屋根の上に設置されている太陽光発電の不具合は、専用のモニターで確認する他ありません。モニターを確認する中で不具合を察知したら、業者を呼んで作業をしてもらいます。
一方でカーポートに太陽光発電を設置する場合は、少しのゴミ程度であれば手で払いのけることが可能です。ただ、素人が闇雲に太陽光発電に触ると怪我をする恐れがあるので、定期メンテナンスは専門業者を呼んで正しく行ってもらいましょう。
良い点⑦電気自動車を効率的に利用できる
電気自動車を効率的に利用できるのも、カーポートに太陽光発電を設置するメリットです。カーポートに設置された太陽光発電で発電した電力を、そのままカーポートの下に停めてある電気自動車に送電できるからです。
クリーンエネルギーで走行する電気自動車を作ることができるので、地球環境保全に貢献できます。
カーポートに太陽光発電を付けたい!マイナス面の特徴は?
カーポートに太陽光発電を設置するのは、とてもメリットが多いです。しかし、残念ながらマイナス面もあります。最後に、カーポートに太陽光発電を設置する場合のマイナス面の特徴を紹介します。
マイナス面①普通のカーポートより初期費用がかかる
カーポートに太陽光発電を設置するマイナス面は、普通のカーポート設置に比べて初期費用がかかることです。
通常、車2台分のスペースであれば25〜50万円前後でカーポートの設置が可能です。しかし、カーポートに太陽光発電を設置すると、同じ広さのカーポートにも関わらず200〜230万円前後の初期費用がかかります。
太陽光発電の設置で電気代の削減や売電収入を得られるメリットはありますが、初期費用面だけを特化してみると、出費の大きさに一歩後ずさりする家庭が多いのは事実です。
マイナス面②思ったほどの発電量が見込めない可能性がある
思ったほどの発電量が見込めない可能性があるのも、カーポートに太陽光発電を設置するデメリットです。
住宅の屋根よりも低い位置に太陽光発電を設置するので、住宅が影になったり、電柱や高い木々が影になったりして、発電量が低くなる可能性が考えられます。得られる発電量のシミュレーションをしっかりしてもらってから、導入の検討を進めていきましょう。
マイナス面③建築確認申請が必要
建築確認申請が必要なのも、カーポートに太陽光発電を設置するマイナス面です。カーポートに太陽光発電を設置するのが、建築基準法に該当するからです。したがって、床面積10㎡以上の場合は建築確認申請が必要です。
仮に審査が通らなかった場合、設置した太陽光発電を撤去する必要があります。審査基準をしっかり確かめて、後に慌てることのないように対策をしておきましょう。
【要検討】カーポートに太陽光発電を付ければ一石二鳥を実感できる!
今回の記事では、カーポートに太陽光発電を設置するメリットとデメリットを紹介しました。特徴には一長一短ありますが、最低でも駐車スペース2台分のカーポートをお持ちの場合は、太陽光発電を設置したほうがお得でしょう。ただ、住宅や周辺の高い建物の影響でカーポートに太陽光発電を設置するメリットを実感できない場合もあるため、事前のシミュレーションが大切です。
弊社リノベステーションでは、カーポートに太陽光発電を設置する場合の具体的なシミュレーションの案内もしております。どうぞお気軽にお声をかけてくださいね。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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