パナソニック製エコキュートのリコールはいつ起きた?概要や対象機種・対処法を解説!

※本記事は、事業者から提供を受けた商品・サービスのPRを含む広告コンテンツです。
2013年より以前にパナソニックのエコキュートを購入した方は、もしかすると「リコール」の対象機種かもしれないことをご存じでしょうか?
パナソニックによると、過去に製造されたエコキュートの一部機種において、安全性に関わる不具合が判明し、リコール(無料点検・部品交換)が実施されています。
具体的には、2003年から2013年にかけて販売されたモデルが対象となっており、今も使用中かつ、点検や部品交換を行っていない方は要チェックです。
この記事では、リコールの発表時期や背景、対象機種の見分け方、具体的な対処法までわかりやすく解説します。
「うちのエコキュートは大丈夫?」と不安な方も、この記事を読めば落ち着いて行動できますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
パナソニック製エコキュートのリコールはいつ起きた?概要や対象機種を解説
まずはじめに、「そもそもリコールってなに?」といった疑問への回答をはじめ、過去に発表されたリコールの概要や、対象となる製品の型番などをくわしくご紹介します。
リコール対象のエコキュートを使い続けるデメリットも解説していますので、順番に確認していきましょう。
そもそも「リコール」ってどういう意味?
リコールとは、製品に安全性や品質上の問題が見つかった際に、メーカーが自発的に回収や修理・交換を行う制度のことです。
消費者保護の観点から法律(消費生活用製品安全法)でも定められており、不具合の原因がメーカー側にある場合は、原則として無償で対応されます。
エコキュートのような住宅設備機器は長期間使用されるため、発売から数年後に不具合が発覚するケースも珍しくありません。
今回ご紹介するパナソニックのエコキュートのように、特定の部品に不具合があり安全上の懸念がある場合、リコールとして公式に発表され、利用者に対処が呼びかけられます。
リコール=「危険な製品」というイメージを持つ方もいますが、正しくは「メーカーが責任をもって改善する仕組み」です。不安を感じたら、まずは対象かどうかを確認し、落ち着いて対応することが大切です。
パナソニック製エコキュートのリコールはいつ起きた?概要をご紹介!
パナソニック製エコキュートのリコールは、2014年7月25日に発表されました。
対象となったのは、2003年11月~2013年1月頃に製造された「ナショナル」および「パナソニック」ブランドの計199機種。
ヒートポンプユニット内の圧縮機が、塩分などによる腐食で破損し、ユニット本体が変形する可能性があると判明したためです。
これまでに発煙や発火などの重大事故は報告されていませんが、安全確保の観点から無料で点検・部品交換が実施されることとなりました。
点検前でも引き続き使用は可能ですが、万一に備えて作動中はヒートポンプユニットに近づかないよう呼びかけられています。
【確認方法も解説】パナソニック製エコキュートのリコール対象機種は?
「うちのエコキュートはもしかしたらリコール対象かも…」と不安を感じたら、まずは以下の方法・手順で対象機種かどうか確認することから始めましょう。
確認方法・手順 | 確認時のポイント |
①本体の「型番」シールをチェック | ・ヒートポンプユニット(屋外機)に貼付されている「型番ラベル(品番・製造番号)」を確認する
・型番は、ヒートポンプユニットの側面などに「HE-◯◯」のように記載されている |
②公式サイトで対象機種か確認 | ・以下の公式サイトと型番を照らし合わせ、対象機種かどうか確認する
・または、以下のpdfファイルから確認する |
③不明な場合はパナソニックの専用窓口に連絡 | ・型番や製造番号が読みづらい、mataha設置場所の都合で確認が難しい場合は、パナソニックの専用フリーダイヤルに問い合わせる
電話番号:0120-871-381 受付時間:9時~17時(土曜日、日曜日、祝日、弊社休日を除く) |
注意点として、似たような型番でも「機種名の数字がDとFで挟まれるものは対象外」など、判別がしにくい場合があります。(例:HE‐D46FQ)
「たぶん対象機種じゃないけど、それでも不安…」とお困りであれば、まずは気軽に専用フリーダイヤルに問い合わせてみましょう。
リコール対象のエコキュートをそのまま使い続けるデメリット
おさらいとして、今回のリコールの原因は、沸き上げ中にヒートポンプユニットが塩分などにより腐食・破損し、本体が変形する恐れがあることです。
以上の問題を放置したまま使用し続けると、将来的に「水漏れ」や「配管の劣化」、「電子部品の故障」などのトラブルが起きる可能性があります。
また、ヒートポンプユニットの倒壊によって建物や人体を傷つけたり、製品寿命が縮まる、省エネ性能が低下するなど、数多くのデメリットが考えられます。
現時点では、発煙や発火といった重大事故は確認されていないものの、トラブルを未然に防ぐためにも、対象機種であるなら放置せず早めに対処しましょう。
参考:株式会社 新日本エネックス / 株式会社エコテック / 急湯デポ
パナソニック製エコキュートのリコールでよくある「4つの質問」
大きな事故は今までなかったと知っていても、リコールと聞くと不安になるもの。ここでは、パナソニック製エコキュートのリコールでよくある4つの質問にお答えしていきます。
①リコール対象機種の点検・交換が無料にならないケースはある?
結論から言えば、今回のリコール対象機種であることが確認できれば、点検・交換はすべて無料となります。
一方で、リコール対象となっている機種は「199種類」と非常に多いため、「うちの機種が対象かどうか確信が持てない」というケースも容易に想像できます。
自己判断で「違うかも」とスルーしてしまうと、思わぬ不具合を見逃すリスクが生じるため、少しでも不安があれば、専用コールセンター(0120-871-381)に問い合わせるのが確実です。
対象でないとわかれば安心ですし、対象なら早期に無償対応が受けられます。ためらわず、まず確認してみましょう。
②我が家のエコキュートがリコール対象!こんな場合はどうすべき?
お使いのエコキュートがリコール対象とわかった場合は、まずは慌てずに専用コールセンター(0120-871-381)またはインターネット受付に相談しましょう。
相談することで、具体的な機器の状態・不具合のヒアリングや、点検や部品交換のスケジュール調整などを、専門スタッフがていねいに案内してくれます。
公式サイトでは「点検前でも使用を続けられる」と明記していますが、沸き上げ中のヒートポンプには接近しないことが推奨されています。
現状で不具合が感じられない場合でも、じょじょに内部の不具合が進行している可能性はゼロではないため、早めに点検を受けることをおすすめします。
③リコール対象機種の点検・交換するとどれくらいお湯が出なくなる?
一般的なエコキュートの点検・部品交換は「数時間〜半日程度」で完了するケースが多いため、リコール対象機種も同様の作業時間が予想されます。
点検や交換作業中は、場合によっては貯湯タンクのお湯を抜いたり、すべての電源を落とす可能性があるため、作業完了まではお湯が使えない時間がときおり発生します。
また、貯湯タンクのお湯が冷めてしまった場合は「沸き増し」する必要があります。たとえば100Lのお湯が使えるまでなら、約1時間ほど待つ必要があります。
生活に支障が出るほど長く待つ必要はないものの、場合によってはしばらくお湯が使えない状況があり得ることも頭に入れておきましょう。
※本項の数値・内容は特定条件に基づく試算であり、実際の結果を保証するものではありません。
参考:エラー解決隊 / イースマイル / Panasonic
④現在のパナソニック製エコキュートの安全性は高い?
結論から言えば、リコールが発表された2014年以降は新たなリコールが発生していないため、現在のパナソニック製エコキュートの安全性は高いと考えてよいでしょう。
過去にリコール対象となった機種も、点検や交換対応により問題が解決されており、大きな事故やトラブルは報告されていません。
現在のパナソニックのエコキュートは地震に強い「4本脚」を採用するなど、耐久性や災害に対する安全性の高さも人気の理由のひとつ。過去のリコールに対する真摯な対応から考えても、今後同様のリコールが発生した際でも安心して任せられます。
「過去にリコールがあったから心配…」とひとつの角度でのみ判断せず、新品に交換する際にもパナソニックのエコキュートも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
参考:耐震性|特長一覧|エコキュート|給湯・暖房|Panasonic
リコールに便乗した詐欺にご用心!よくある手口と対策法を解説!
パナソニック製エコキュートのリコール情報が広まるなか、それに便乗した悪質な詐欺も発生していることをご存じですか?
ここでは、エコキュートのリコールに便乗した詐欺のよくある手口や、被害を防ぐための対策法をわかりやすく解説していきます。
エコキュートのリコールに便乗した詐欺のよくある手口
エコキュートのリコール情報に便乗した詐欺では、メーカーや販売店を装って「リコールの無料点検に来ました」と突然訪問し、そのまま高額な修理や交換工事を迫るケースが多く見られます。
中には「このままだと火災になる」など、不安をあおるような説明で契約を急がせる悪質な業者もいます。また、電話やSMSで「リコール対象なので対応が必要」と連絡し、個人情報や費用をだまし取る手口も確認されています。
こういった詐欺の手口では、メーカー公式の連絡手段を装うため、一見すると本物に見える点が厄介といえるでしょう。
参考:ITmedia / 東京都中央区ホームページ
リコール詐欺に騙されないための対策法
まず、リコールに関する不審なメールやメッセージに記載されたリンクは、個人情報を抜き取られる恐れがあるためクリックしないように注意しましょう。
リコール情報が本物かどうかを確認するには、パナソニックの公式サイトや消費者庁のリコール情報サイトを利用するのが確実です。
さらに近年は、リコール対応を装った訪問詐欺も報告されています。身分証を見せずに修理や点検を迫る人物は、その場で対応せずにメーカーに確認を。
正規の作業員は、事前に日程調整のうえ訪問し、必ず身分証を提示します。少しでも不安を感じたら、その場で契約や支払いをしないことが大切です。
冷静に、そして「公式情報のみを信頼」する姿勢が、リコール詐欺を防ぐ最善の対策といえます。
まとめ:リコール対象機種は無料で点検・交換できる!落ち着いて対処しよう
パナソニック製エコキュートのリコールは、2003〜2013年に製造された特定の機種に限られており、対象であれば点検・修理は無料で受けられます。
リコールの原因となった「塩水などによるヒートポンプユニット腐食の可能性」は、場合によっては機器の寿命が短くなったり、漏水や故障のリスクが高まるため、早めの対応が重要です。
とはいえ、現在までに発煙や発火といった重大事故は報告されていません。必要以上に怖がることなく、公式サイトや専用コールセンター(0120-871-381)で確認し、冷静に対処しましょう。
また、リコールを悪用した詐欺にも注意が必要です。不審な連絡や訪問には応じず、必ず正規の窓口で対応することが、安心・安全への第一歩といえるでしょう。
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!