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太陽光ブレーカーの選び方と設置完全ガイド

太陽光発電 2025年08月20日更新

太陽光ブレーカーとは何か

太陽光ブレーカーは、太陽光発電システムにおいて重要な安全装置の一つです。正式には「太陽光発電用ブレーカー」と呼ばれ、太陽光パネルで発電された直流電力や、パワーコンディショナーで変換された交流電力の回路を安全に遮断する役割を担っています。

太陽光ブレーカーは、発電システム全体の安全性を確保するために欠かせない保護装置です。
通常の住宅用ブレーカーとは異なり、太陽光発電システム専用に設計されており、直流電流の遮断性能や耐候性などが強化されています。

太陽光発電システムでは、複数のブレーカーが段階的に設置されることが一般的です。これにより、システム全体を効率的かつ安全に運用できる構造となっています。

太陽光ブレーカーの種類と特徴

直流ブレーカー(DCブレーカー)

直流ブレーカーは、太陽光パネルからパワーコンディショナーまでの直流回路に設置されるブレーカーです。太陽光パネルで発電された直流電力を安全に遮断する機能を持ちます。

直流電流は交流電流と比較して遮断が困難な特性があるため、専用設計のブレーカーが必要です。
一般的な交流用ブレーカーでは、直流電流を安全に遮断できません。

直流ブレーカーの主な特徴として、高い遮断容量、耐候性、長期間の信頼性が挙げられます。屋外設置にも対応できるよう、防水・防塵性能も考慮されています。

交流ブレーカー(ACブレーカー)

交流ブレーカーは、パワーコンディショナーから分電盤までの交流回路、および分電盤から電力会社の系統までの回路に設置されます。パワーコンディショナーで変換された交流電力を制御・保護する役割を果たします。

住宅用太陽光発電システムでは、既存の分電盤に太陽光発電専用の交流ブレーカーを増設することが多く見られます。交流ブレーカーは、余剰電力の売電時にも重要な役割を担います。

漏電ブレーカー

漏電ブレーカーは、電気回路において漏電が発生した際に自動的に電流を遮断する安全装置です。太陽光発電システムでは、人体への感電事故や火災の予防において重要な機能を持ちます。

太陽光発電システムの漏電ブレーカーは、一般的な住宅用よりも高い感度で動作するよう設計されています。
これにより、微細な漏電も検知し、安全性を高めています。

太陽光ブレーカーの選び方

容量の選定方法

太陽光ブレーカーの容量選定は、接続される太陽光発電システムの最大出力に基づいて行います。一般的な住宅用太陽光発電システム(4kW~5kW)の場合、適切な容量のブレーカーを選択することが重要です。

ブレーカー容量は、システムの最大出力電流の1.25倍以上の定格電流を持つものを選択することが推奨されています。
これにより、システムの安全な運用を確保できます。

太陽光パネルの設置費用の相場は、パネルの種類や設置面積、工事内容などによって大きく異なりますが、一般的には1kWあたり35万円~40万円程度となっています。ブレーカーの選定も、システム全体のコストを考慮して適切に行う必要があります。

品質基準と認証

太陽光ブレーカーを選択する際は、JIS規格やJET認証などの品質基準を満たした製品を選ぶことが重要です。これらの認証を取得した製品は、安全性と信頼性が確認されています。

認証取得製品を使用することで、保険適用や保証対応において有利になることがあります。
また、電力会社との系統連系においても、認証製品の使用が求められる場合があります。

住宅用太陽光発電(10kW未満)の売電価格は、1kWhあたり15円となっており、設置年度や電力会社によって異なります。安全で信頼性の高いブレーカーを選択することは、長期的な売電収入の確保にもつながります。

メーカー別の特徴

国内主要メーカーの太陽光ブレーカーには、それぞれ異なる特徴があります。パナソニック、三菱電機、東芝などの大手メーカーは、高い品質と信頼性を提供しています。

海外メーカーの製品も選択肢として考えられますが、アフターサービスや保証内容、技術サポートの充実度を十分に検討することが必要です。長期間の安定運用を考慮すると、国内メーカーの製品が推奨される場合が多くあります。

太陽光ブレーカーの設置工事

設置場所の選定

太陽光ブレーカーの設置場所は、保守点検のしやすさ、安全性、法規制への適合を考慮して決定します。直流ブレーカーは通常、太陽光パネル近くの屋外に、交流ブレーカーは分電盤周辺に設置されます。

設置場所は、直射日光や雨水を避けられる場所を選択することが重要です。
また、将来的なメンテナンス作業を考慮し、作業員が安全にアクセスできる位置を選ぶ必要があります。

屋外設置の場合は、防水ボックスや適切な保護カバーの使用が必要となります。これらの付属品も含めて、設置コストを検討することが大切です。

配線工事の注意点

太陽光ブレーカーの配線工事では、直流回路と交流回路の特性の違いを理解した適切な施工が必要です。特に直流回路では、配線の極性に注意し、適切なケーブルを使用することが重要です。

配線工事は電気工事士の資格を持つ専門業者に依頼することが法的に義務付けられています。
DIYでの配線工事は法律違反となり、火災や感電事故のリスクも高まります。

電力会社との系統連系を行う場合、経年劣化が早まることがあります。そのため、高品質なブレーカーと適切な施工が長期的な安全性確保において重要となります。

工事期間と費用

太陽光発電システムの設置工事は、一般的な住宅用システムの場合、1~2日程度で完了します。ブレーカーの設置工事も、この期間内に併せて実施されることが一般的です。

工事前には電力会社への連系申請や各種手続きが必要で、申請から工事完了まで全体では3~6ヶ月程度の期間を要することが一般的です。ブレーカー設置を含む電気工事の費用は、システム全体の工事費用に含まれることが多くなっています。

太陽光ブレーカーのメンテナンス

定期点検の重要性

太陽光ブレーカーは、太陽光発電システム全体の安全性を担う重要な装置であるため、定期的な点検が欠かせません。点検では、動作確認、外観点検、接続部の確認などを行います。

年に1回以上の定期点検を実施することで、潜在的な問題を早期に発見し、システムの安全性を維持できます。
点検は専門知識を持つ技術者に依頼することが推奨されます。

点検時には、ブレーカーの動作テスト、端子部の締め付け確認、絶縁抵抗測定などが実施されます。これらの作業により、ブレーカーが正常に機能することを確認できます。

交換時期の目安

太陽光ブレーカーの交換時期は、使用環境や製品の仕様によって異なりますが、一般的には15年~20年程度が目安となります。定期点検の結果に基づいて、適切な時期に交換を検討することが重要です。

交換が必要な症状として、動作不良、外観の著しい劣化、接触不良などが挙げられます。
これらの症状が見られた場合は、速やかに専門業者に相談することが必要です。

交換工事では、既存のブレーカーを撤去し、新しいブレーカーを設置します。配線の接続や動作確認も含めて、適切な施工を行うことが重要です。

トラブル対応

太陽光ブレーカーにトラブルが発生した場合は、まず安全を確保した上で、専門業者に連絡することが重要です。素人による修理や調整は危険であり、法的にも問題となる可能性があります。

よくあるトラブルとして、ブレーカーの頻繁な動作、動作しない、異音や異臭などがあります。これらの症状が見られた場合は、すぐに使用を停止し、専門業者による点検を受けることが必要です。

トラブル発生時の対応を迅速に行うため、設置業者やメンテナンス業者の連絡先を事前に確認しておくことが推奨されます。

法規制と安全基準

電気事業法による規制

太陽光発電システムは電気事業法の適用を受けるため、ブレーカーの設置についても同法の規制に従う必要があります。特に、電気工事士法により、電気工事は有資格者が実施することが義務付けられています。

10kW以上の太陽光発電設備については、発電事業者が廃棄費用を事前に積み立てることが2022年7月1日から義務化されています。
これに関連して、設備の安全性確保がより一層重要となっています。

系統連系は申請から承認までに要する期間は通常3ヵ月~6ヵ月程度となっており、この間に適切なブレーカーの選定と設置計画を立てることが必要です。

消防法による要求事項

太陽光発電システムの設置では、消防法による要求事項も考慮する必要があります。ブレーカーの設置位置や仕様についても、火災予防の観点から適切な配慮が求められます。

消防法では、太陽光パネルの設置において、消防活動を阻害しないよう配慮することが求められています。ブレーカーの設置位置も、緊急時の消防活動を考慮して決定する必要があります。

建築基準法との関係

住宅への太陽光発電システム設置では、建築基準法との適合も確認する必要があります。ブレーカーボックスの設置についても、建築基準法の規定に従って適切に行うことが重要です。

構造安全性、防火性能、避難安全性などの観点から、ブレーカーの設置が建築物の安全性に影響を与えないよう配慮することが求められます。

コストと投資対効果

初期費用の内訳

太陽光ブレーカーの初期費用には、機器本体価格、設置工事費、付属品費用などが含まれます。一般的な家庭用太陽光発電システム(4kW~5kW)を導入する場合の費用相場は140万円~200万円程度が目安となっており、ブレーカー費用もこの範囲に含まれます。

ブレーカー本体の価格は、機能や品質によって大きく異なりますが、システム全体のコストから見ると比較的小さな割合となります。
しかし、安全性の観点から、適切な品質の製品を選択することが重要です。

設置工事費用は、配線の複雑さや設置環境によって変動します。詳しくはお気軽にリノベステーションにお問い合わせください。

長期的なメンテナンス費用

太陽光ブレーカーの長期的なメンテナンス費用には、定期点検費用、部品交換費用、緊急修理費用などが含まれます。これらの費用を事前に計画しておくことで、システム全体の運用コストを適切に管理できます。

定期点検は年間数万円程度が一般的ですが、点検により重大なトラブルを予防できるため、投資対効果は高いと考えられます。適切なメンテナンスにより、ブレーカーの寿命を延ばし、長期的なコスト削減につながります。

保険と保証

太陽光発電システムには各種保険が適用できる場合があります。ブレーカーの故障や事故についても、適切な保険に加入していることで、修理費用や損害を補償してもらえる可能性があります。

メーカー保証については、基本的には製品の初期不良や製造上の欠陥に対して適用されます。保証期間や保証内容は製品によって異なるため、購入前に十分確認することが重要です。

保証対応について記載する際は、基本的には無償対応となりますが、使用状況や故障原因によっては例外もあることを理解しておく必要があります。

まとめ

太陽光ブレーカーは、太陽光発電システムの安全性と信頼性を確保するために欠かせない重要な装置です。適切な選択、設置、メンテナンスを行うことで、システム全体の長期安定運用が可能となります。

太陽光ブレーカーの選定では、システムの仕様に適した容量と品質を持つ製品を選択することが最も重要です。
また、法規制への適合や長期的な保守性も考慮して、総合的な判断を行うことが必要です。

設置工事やメンテナンスは専門業者に依頼し、定期的な点検を実施することで、安全で効率的なシステム運用を実現できます。投資対効果を最大化するためにも、適切な計画と管理を行うことが推奨されます。

よくある質問

太陽光ブレーカーは一般的なブレーカーと何が違うのですか?

太陽光ブレーカーは、太陽光発電システム専用に設計されており、直流電流の遮断性能や耐候性が強化されています。一般的な住宅用ブレーカーは交流電流用であり、太陽光パネルで発電される直流電流を安全に遮断することができません。また、屋外設置に対応できるよう防水・防塵性能も考慮されています。

太陽光ブレーカーの交換時期はどのように判断すればよいですか?

太陽光ブレーカーの交換時期は、一般的には15年~20年程度が目安となります。ただし、定期点検において動作不良、外観の著しい劣化、接触不良などの症状が見られた場合は、期間に関わらず交換を検討することが必要です。年1回以上の定期点検を実施し、専門技術者による診断を受けることが重要です。

太陽光ブレーカーの設置工事は自分でできますか?

太陽光ブレーカーの配線工事は電気工事士の資格を持つ専門業者に依頼することが法的に義務付けられています。DIYでの配線工事は電気工事士法違反となり、火災や感電事故のリスクも高まります。安全性と法令遵守の観点から、必ず有資格者による施工を依頼してください。

太陽光ブレーカーが頻繁に動作する場合の対処法は?

太陽光ブレーカーが頻繁に動作する場合は、システムに何らかの異常が発生している可能性があります。まず安全を確保した上で、すぐに使用を停止し、専門業者による点検を受けることが必要です。原因として、過負荷、漏電、ブレーカー自体の故障などが考えられますが、素人による判断や修理は危険です。

太陽光ブレーカーのメンテナンス費用はどの程度かかりますか?

太陽光ブレーカーの定期点検費用は年間数万円程度が一般的です。点検内容には動作確認、外観点検、接続部の確認、絶縁抵抗測定などが含まれます。交換が必要な場合の費用は製品や工事内容によって異なりますが、適切なメンテナンスにより重大なトラブルを予防でき、長期的にはコスト削減につながります。

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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