薄型タイプのエコキュートの特徴やメリットは?デメリットやおすすめ家庭の特徴も解説!

エコキュートは「角型」といわれる一般的な大きさのものから、今回の記事で紹介する「薄型」といわれるコンパクトタイプのものまで、幅広いサイズ感で展開しています。
角型タイプの特徴は多く知られていますが、あまりメジャーではない薄型のエコキュートにはどのような魅力があるのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、薄型のエコキュートの定義や販売価格、導入するメリットやデメリット、薄型のエコキュートがおすすめの家庭の主な特徴を紹介します。
目次
エコキュートの設置場所が難しい!薄型エコキュートの特徴は?
薄型のエコキュートにはどのような特徴があるのでしょうか。まずは、一般的なエコキュート(角型タイプ)との違いを紹介します。
一般的なエコキュートに比べて奥行きが狭い傾向!
薄型のエコキュートは奥行きが狭い傾向です。
以下の表は、薄型と角型それぞれのエコキュートのおおよそのサイズ感の違いを表したものになります。
| 薄型のエコキュート | 角型のエコキュート | |
| 高さ | 1,800~2,300mm | 1,750~2,200mm |
| 幅 | 1,000~1,120mm | 600~650mm |
| 奥行き | 430~450mm | 680~760mm |
一概にはいえないものの、高さの違いはあまりなく、奥行きが狭くなる分、幅が広くなっています。「薄型」といわれる所以がわかる結果といえるでしょう。
一般的なエコキュートに比べて販売価格は割高傾向!
薄型のエコキュートは販売価格が割高傾向です。
具体的には、各メーカー10万円ほど高い値段で販売しているようで、オープン価格だとしても5万円前後の割高感を許容する必要があるといわれています。
薄型タイプのエコキュートが気になる!導入するメリットは?
続いて、薄型タイプのエコキュートを導入するメリットには何があるのか、詳しく解説します。
メリット①狭い場所にも設置できる
薄型のエコキュートを導入するメリットとして、狭い場所にも設置できることが挙げられます。先ほどの表で見た通り、薄型のエコキュートは奥行きが狭いので、狭小住宅でもほとんど問題なく設置できるでしょう。
メリット②目立ちにくく家の景観を損ねない
目立ちにくく家の景観を損ねないのも特徴です。
長方形の形状をしているため、正方形の形状をしている角型タイプよりもスタイリッシュ。奥行きが狭くて壁に沿うような形のため、仮に多くの人に見えるような場所に設置したとしても角型よりは目立ちにくいです。家の景観を大きく損ねるようなことはないため、特に注文住宅でお好みの住宅を建てた家庭におすすめです。
薄型タイプのエコキュートのデメリットは?厳選して4つ紹介!
続いて、薄型のエコキュートのデメリットについても見ていきましょう。
デメリット①選択肢が少なめ
デメリットとして、選択肢が少なめであることが挙げられます。
一般的なエコキュートは角型タイプです。そのため、角型タイプは選択肢が非常に豊富で、家庭に合う機種を容易に探し出せるかもしれません。
一方で薄型のエコキュートは角型よりも販売数は少なく、家庭に合うエコキュートを探し出せるのかは不透明です。メーカーの中でも最上級クラスのエコキュートを求めたい家庭では、薄型のエコキュートは選択肢の問題で選べない可能性もあります。注意しましょう。
デメリット②一般的なエコキュートに比べて割高傾向
薄型のエコキュートは一般的な(角型)エコキュートに比べて販売価格が割高傾向です。
先ほども少し触れましたが、5万円前後は割高なので注意しましょう。
薄型のエコキュートが角型のエコキュートより割高なのは、タンクが2つあるからです。性能や搭載している機能はほとんど同じなので安心してください。
デメリット③一般的なエコキュートに比べて保温効率が低い
薄型のエコキュートは角型のエコキュートに比べて保温効率が低いというデメリットもあります。保温効率が悪い理由は、タンクが2つに分かれているため角型のエコキュートよりもお湯が冷めやすいからです。
保温効率が悪いということは、必要とされる電気代が角型タイプよりも多くかかるということ…。エコキュートのメリットとして「ランニングコストの削減」が挙げられますが、薄型タイプはその効果を最大限に感じ取ることは難しいかもしれません。
デメリット④耐震性能が劣る可能性がある
耐震性能が劣る可能性についても、薄型タイプのデメリットといわれています。
薄型タイプは、いわゆる「長方形の形状」をしています。一方で角型は「正方形の形状」です。両者で耐震性能を比べた場合、形状だけを見ても「細長い長方形」よりも「ずっしりと構えている正方形」に軍配が上がるのは当然のこと。
実際、角型タイプでは「耐震性能Sクラス(耐震性能の最上級クラス)」のエコキュートが存在しているのに対し、薄型のエコキュートでは同程度の耐震性能を誇る機種は存在しません。薄型のエコキュートのほとんどは「耐震性能Aクラス(一般的な住宅と同程度の耐震性能)」です。
ただ、だからといって薄型のエコキュートが地震に弱いわけではないので安心してください。住居が倒壊しないのと同レベルの耐震性能は持ち合わせているため、大きな自然災害が来ない限りは安心してお使いいただけるでしょう。
薄型のエコキュートはおすすめしない?どのような家庭におすすめ?
最後に、薄型のエコキュートはどのような家庭におすすめなのかを紹介します。
①初期費用の割高感に許容できる家庭
薄型のエコキュートは角型タイプに比べて割高です。ですので、初期費用の割高感を許容できる家庭におすすめとなります。
割高といっても5万円前後の話ではあるため、エコキュートを設置するスペースが確保できるのか、薄型のエコキュートにすることで痛感するデメリットを許容できるのかについても家族でしっかり話し合えると良いでしょう。
②ランニングコストの多少の割高感に許容できる家庭
ランニングコストの多少の割高感に許容できる家庭も、薄型のエコキュートの導入がおすすめです。タンクが2つに分かれていることから保温効率が低く、結果として電気代が角型よりもかかるとされている薄型のエコキュート。
初期費用もランニングコストも角型タイプよりも高い傾向ですので、そのあたりの出費を許容できる家庭では薄型のエコキュートの導入を前向きに検討してみるのも悪くはないでしょう。
③エコキュートの設置スペースを十分に確保できない家庭
エコキュートの設置スペースを十分に確保できない家庭は、薄型のエコキュートしか選べないかもしれません。
エコキュートは浴室近くに設置するのが一般的です。その場所に設置スペースが見つけられない場合は別の場所への設置を余儀なくされますが、エコキュートから実際にお湯を使う場所までの距離が遠すぎると、配管を通る際にお湯の温度が冷めてしまうリスクも…。
浴室近くに角型のエコキュートの設置スペースを確保できない場合は、コンパクトタイプの薄型エコキュートの導入を前向きに検討しましょう。
④家の景観を損ねたくない家庭
家の景観を損ねたくない家庭も、薄型タイプのエコキュートの導入がおすすめです。角型タイプよりもコンパクトでスタイリッシュなため目立ちにくく、家の景観を損ねることがないからです。
見た目にこだわって家づくりをした場合は、薄型タイプのエコキュートの導入を前向きに検討できると良いでしょう。
エコキュートの薄型タイプは魅力多数!ご相談は弊社まで!
今回の記事では、エコキュートの薄型タイプと角型タイプの違いや魅力を紹介しました。薄型のエコキュートは角型のエコキュートを設置できない家庭に特におすすめです。デメリットもありますが、許容できるのであれば薄型のエコキュートの導入も前向きに検討してみてください。
具体的に家庭にとって薄型・角型どちらのタイプのエコキュートが良いのか気になる場合は、ぜひ弊社「リノベステーション」までお気軽にお問合せください。
参考資料①
参考資料②
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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