エコキュートの修理費用はどれくらい？相場・注意点・買い替えの判断まで徹底解説！

※本記事は、事業者から提供を受けた商品・サービスのPRを含む広告コンテンツです。

 

「耐久性の高さ」や「長持ち設計」もエコキュートの魅力ですが、長く使えば使うほど、「経年劣化」などによる故障や不具合が起こる可能性も上がってゆくもの。故障したときにまずに気になるのは、「修理費用はどれくらいかかるの？」という点ですよね。

 

エコキュートはガス給湯器などに比べて複雑な部品や大きなパーツが多く、修理費用が高額になるケースも少なくありません。故障の状況によっては「新品に交換したほうがお得」な場合もあるため、「修理か交換か」の判断を見極めることも大切です。

 

そこで本記事では、エコキュートの修理費用の目安や、修理を依頼する際の注意点、設備を長持ちさせ、修理費用を抑える「3つの工夫」についてくわしく解説していきます。

 

記事の後半では、エコキュートの寿命の目安や、修理より買い替えを検討すべきタイミングもご紹介していますので、興味をお持ちの方はぜひ参考にしてみてくださいね！

 

【2025年最新】エコキュートの修理費用の目安は？注意すべきポイントも解説

エコキュートの修理費用は「故障した箇所」や「部品交換の有無」によって上下します。大がかりな修理となると、「数万円」を超える費用がかかるケースもあり得ます。

 

ここでは、エコキュート修理費用の目安や請求額の差が出るポイント、メーカー依頼をおすすめする理由や、依頼前に「延長保証」に加入していたか確認する重要性について解説していきます。

 

エコキュートの修理費用は「故障箇所」で大きく変わる

エコキュートの修理費用を左右する、もっとも大きな要素は「故障した箇所」です。たとえば、リモコンの表示エラーや各部センサーの軽微なトラブルであれば、部品代と出張費を含めても「1〜3万円」程度で収まるケースが多いでしょう。

 

しかし、ヒートポンプユニットや貯湯タンクの精密部品・主要部品が故障すると、修理費用は一気に跳ね上がり、「5〜10万円前後」かかることも珍しくありません。修理費用の目安は、故障箇所や症状をメーカーや業者に伝えることである程度把握できます。

 

不具合を放置したまま使い続けると、さらなる故障につながる可能性もゼロではないため、気になるポイントがあれば、まずは気軽にプロに相談してみると安心できます。

 

※本項の数値・内容は特定条件に基づく試算であり、実際の結果を保証するものではありません。

 

参考：三菱電機 ／ リショップナビ ／ 交換パラダイス

 

修理するなら「メーカー依頼」が安心な理由とは？

エコキュートが故障した場合、修理はなるべく製造メーカーに依頼することをおすすめします。その大きな理由は、修理の際に「正規の部品を確実に使用してもらえる」からです。

 

一般の修理業者はメーカーより修理費用が安いケースもありますが、修理の際にメーカー純正部品ではなく「互換部品」を使う可能性があるため、「修理後の安心感」という点ではメーカーに劣る部分があります。

 

さらに、メーカーのサービスマンは製品ごとの構造や故障事例を熟知しており、原因を正しく突き止めて的確に修理できる点も大きな強みです。加えて、修理後に同じ症状が再発した場合、追加費用なしで再対応してもらえる点も安心につながります。

 

優良な修理業者であれば同様のサービスを受けられますが、依頼する前に信頼できる業者か判断するにはある程度の知識や時間が必要です。長く安全に使い続けるためには、多少費用がかかってもメーカー依頼を基本とするのが無難といえるでしょう。

 

依頼前に業者やメーカーの「延長保証」を確認しよう

修理を依頼する前には、メーカーや施工業者の「延長保証」に加入していたかどうか確認することも大切です。延長保証とは、通常「1〜5年」のエコキュート標準保証を延長するサービスのことで、「最長10年」ほどまで期間を伸ばせます。

 

延長保証はエコキュートの設置時に勧められて加入しているケースも多いため、たとえばメーカー延長保証が残っているのに業者に修理を依頼してしまうと、無料で修理を受けられる機会をみすみす逃す結果となってしまいます。

 

また、延長保証の期間をすぎると原則的に有料修理となってしまうため、現在お使いのエコキュートに深刻な不具合がない場合でも、念のため、保証期間内にいちど軽微な不具合などのチェックを依頼するのもおすすめです。

 

修理費用を抑えたい！エコキュートを長く使う「3つの工夫」

精密機器であり、毎日のように使う給湯設備であるエコキュートは、いくら高耐久といえど故障するリスクは避けられません。しかし、日頃のちょっとした心がけでトラブルを未然に防ぎ、結果的に修理費用を大きく抑えることができます。

 

そこで本項では、エコキュートを長く安心して使うために実践すべき「3つの工夫」をご紹介していきます。

 

工夫①：定期的な点検・メンテナンスでトラブルを予防する

エコキュートをできるだけ長く使うためには、自分でできる「定期的な点検・メンテナンス」が欠かせません。中でも、日常的な「配管洗浄」や「浴槽フィルターの清掃」、数ヶ月にいちどの「貯湯タンクの水抜き」は効果が高く、各メーカーも取扱説明書などでユーザーによる実施を推奨しています。

 

最近ではお風呂の栓を抜くだけで、自動で配管洗浄がスタートする機種も増えており、お手入れの手間も大幅に軽減されてきています。タンクの水抜きは操作箇所が多く、はじめはとっつきにくい印象ですが、慣れてしまえばそれほど難しい作業ではありません。

 

エコキュートのメンテナンスをする際には、屋外のヒートポンプやタンクに「水漏れ」や「損傷」などがないか目視でチェックすることも大切です。小さな不具合を早期に発見することで、高額な修理に発展するリスクを予防できるのです。

 

参考：パナソニック

 

工夫②：エラーコードや不具合のサインを放置しない

エコキュートの使用中に起こる不具合の多くは、リモコンや本体に「エラーコード」として表示されます。トラブルの重大さはエラーコードによってさまざまですが、共通するのは、エラーを放置すると「故障が悪化」する恐れがあることです。

 

たとえば、はじめは「給湯温度が安定しない」「お湯の出が悪い」などの軽微な不具合だったとしても、放置して使い続けて悪化が進むと、「お湯が出なくなる」「電源が入らない」といった大きなトラブルにつながる可能性がゼロではありません。

 

エラーコードの一部は「本体の再起動」などでリセットできる場合もありますので、表示されても慌てず、取扱説明書の支持に従って冷静に対処しましょう。また、「メーカーや販売店にご相談ください」と記載されたエラーは、放っておかずになるべく早くに点検を依頼したほうが、結果的に修理費用の節約につながります。

 

工夫③：3年に1度はプロの点検・メンテナンスを受ける

エコキュートを長く安全に使うためには、家庭でできるメンテナンスに加えて、3年に1度を目安に「プロによる点検・メンテナンス」を受けることがおすすめです。

 

メーカーのサービスマンや専門業者といった技術者は、家庭では気づきにくいヒートポンプユニット・貯湯タンク内部の劣化、配管の腐食・漏水の兆候などをしっかり確認し、適切な処置やアドバイスをしてくれます。

 

こうした点検やメンテナンスを数年ごとに行うことで、トラブルを小さな不具合のうちに対処でき、重大な故障や高額修理につながるリスクを大幅に減らすことが可能です。プロによる点検は製造メーカーも推奨していますので、かかる費用は必要経費と割り切り、忘れずに依頼しましょう。

 

参考：パナソニック ホームズ クラブ

 

エコキュートの寿命は何年？修理より買い替えがおすすめなケースを解説

エコキュートの修理費用は高くても「10〜20万円」程度。一見すると、新品に交換するより安く済むように思えます。しかしながら、故障内容や使用年数によっては「修理より買い替え」のほうが得策になるケースもあるのです。

 

そこで本項では、エコキュートの寿命が「10〜15年」である根拠から、10年を目安に新品への買い替えを検討すべき理由、最新モデルに交換するメリットについて解説していきます。

 

エコキュートの寿命は「10〜15年」が目安

エコキュートの製品寿命は、おおむね「10〜15年」ほどが目安とされています。根拠として、メーカーや販売店の延長保証は「最長10年」に設定されているケースが多く、設置してから10年という期間が、寿命のひとつの基準とされています。

 

また、メーカーが修理部品を保有する期間も「10年程度」と定められているケースが多く、設置から10年を過ぎると「部品がないため修理できない」という事態も起こり得ます。

 

もちろん、使用環境やメンテナンス状況によって15年以上使えることもありますが、10年を超えたあたりから故障リスクは高まりやすいのも実情です。そのため、寿命の目安を知っておくことが、修理と買い替えの判断に役立ちます。

 

参考：ダイキン工業

 

10年以上使ったら買い替えを検討すべき理由とは？

10年を超えて使い続けたエコキュートに不具合が起きた場合は、修理を依頼するより、新品への買い替えを検討したほうがお得なケースもあります。理由のひとつとして、設置から10年を超えるとメーカーが修理部品を保有していない可能性があるため、修理自体ができないリスクが挙げられます。

 

また、設備の使用期間が長くなるほど、ヒートポンプや貯湯タンクといった主要部品の故障が増えやすく、修理費が高額になる点もデメリットとなります。加えて、各部の消耗部品も劣化が進んでいるため、ある部分を直しても別の箇所で不具合が起こりやすく、修理費がかさみがちです。

 

一方で、新品に交換すれば初期投資は必要ですが、保証期間がリセットされるうえ、突発的な修理費の不安からも解放されます。10年以上経過したエコキュートは「直して延命」よりも「更新して快適」のほうが、長期的に見れば家計にも、精神面でもメリットが大きいといえるでしょう。

 

最新モデルに買い替えると省エネ性能も大幅アップ

最新モデルのエコキュートに買い替えると、まず大きく実感できるのが省エネ性能の向上です。ヒートポンプの効率は年々改善されており、同じお湯をつくるにも消費電力が少なく済むため、毎月の電気代を効率的に抑えられます。

 

さらに最近の機種は、AIによる学習運転で家族の生活パターンに合わせてお湯を最適に沸き上げたり、マイクロバブル入浴や自動配管洗浄といった便利機能が標準搭載されていることも多く、使い勝手の面でも大きな差があります。

 

古い機種を修理しながら使い続けるよりも、新モデルに更新したほうが省エネ性と快適性の両方を得られるため、結果的にランニングコストの削減にもつながります。買い替えは「出費」ではなく「先行投資」として前向きに考えるのがおすすめです。

 

まとめ：修理か買い替えかは「寿命とコスト」で判断！エコキュートと上手に付き合おう

エコキュートの修理費用は「故障した箇所」によって大きく変わります。軽微な不具合であれば「1〜3万円」ほどで済むケースが多いものの、状況によっては「10万円以上」の費用がかかることもあるでしょう。

 

原則として修理はメーカー依頼が安心ですが、依頼前には「販売店やメーカーの延長保証期間」が残っていないか確認することで、余計な修理費用の発生を防げます。また、日常のメンテナンスや定期点検を習慣化することで、故障リスクを減らし長く使い続けることも可能です。

 

ただし、設置から10年以上経過した機器は劣化が進んでおり、修理しても別の部分が故障しやすいため、結果的に修理費用がかさむ傾向があります。そのため、寿命の目安である「10〜15年」を迎えたら、買い替えも視野に入れるのが賢明です。

最新モデルは省エネ性能や便利機能が大幅に進化しており、光熱費削減や快適性アップにもつながります。修理か買い替えで迷ったときは、長期的なランニングコストや安心感も踏まえて、「新品への交換」も前向きに検討しましょう！