エコキュートの室外機から水漏れ!原因・対処法・交換費用の目安まで徹底解説

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エコキュートの室外機(ヒートポンプユニット)から水が漏れているのを発見!そんなとき、「故障?」「修理が必要?」と不安になりますよね。実は、室外機まわりの水漏れには「放置すると危険なケース」と、故障ではない「正常な排水のケース」があります。とはいえ、外から見ただけではなかなか判断しにくいもの。
そこで本記事では、エコキュート室外機の水漏れに気づいたときの正しい対処法から、代表的な水漏れの原因、修理が不要な「例外パターン」や、室外機をまるごと交換する場合の費用の目安までをわかりやすく解説していきます。
設置から10年を超える機種では、修理より新品交換のほうが長期的にお得な場合もあります。水漏れトラブルをきっかけに、エコキュートの使い方の見直しについて、一緒に考えていきましょう。
目次
エコキュートの室外機から水漏れ!正しい対処法2選【注意点も解説】
エコキュート室外機(ヒートポンプユニット)の水漏れを見つけたら、まずは「落ち着いて対処する」ことが大切です。焦って内部に手を入れたり、自己判断で分解・修理しようとすると、「感電」などの二次被害につながる恐れも。
ここでは、専門知識のないユーザーでも実践できる「正しい応急処置の手順」と、ついついやってしまいがちな「注意すべきポイント」をあわせてご紹介していきます。
対処法①:まずは電源を切り「止水栓」を閉めて安全確保
エコキュート室外機からの水漏れを発見したら、まず優先すべきは「安全の確保」です。室外機周辺で水漏れが起きている場合、感電やショートのリスクがあるため、エコキュート本体の電源を切るか、ブレーカーを落として運転を停止しましょう。
続いて、エコキュートの「止水栓」を閉めることで、新たな水の流入を防ぎ、被害の拡大を食い止めます。止水栓は貯湯タンクの下部に配置されているケースが大半ですが、機種によって位置が違う場合もあるため取扱説明書で確認してから作業を行ってください。
止水栓の位置が分からない場合は、水道メーター近くの「水道の元栓」を閉めることでも、室外機への水の流入を防げます。ただしこの場合は、家中の水道が使えなくなってしまいます。室外機の水漏れは「無理に内部を開けない」のが基本。水や電気の供給を止めて、安全な状態を保つことを優先しましょう。
対処法②:なるべく早くメーカーや施工業者に連絡する
運転と水の流入を停止する応急処置が終わったら、次に行うべきは「メーカーまたは設置業者への連絡」です。室外機内部の配管破損やヒートポンプの不具合は、素人では原因を特定できないケースがほとんど。無理に自己修理を試みると、「誤った使用方法」と見なされ、メーカー保証が無効になる可能性もゼロではありません。
まずは購入時の保証書や施工業者の連絡先を確認し、状況をくわしく伝えましょう。リモコンにエラーコードが出ている場合は、メモしておくと診断がスムーズです。なるべく早く相談することで被害の深刻化を予防し、結果的に機器の寿命を延ばすことにもつながります。
【注意点】水漏れ補修テープでは根本的な解決にならない
エコキュート室外機の水漏れでついついやってしまいがちなのが、「水漏れ補修テープを巻く」という対応。しかしこれはあくまで一時しのぎにすぎず、内部の劣化や破損は止まりません。特に給水管やヒートポンプ内部からの水漏れは、テープで封じてもいずれ水圧に負けて再発する可能性が高いでしょう。
また、水漏れ補修テープの使用により室外機の内部に水が溜まり、「かえって不具合が悪化する」ことも。水漏れの原因や対処は素人には困難なため。早めにメーカーや施工店に点検・修理を依頼するのが最善策です。応急処置に頼らず、プロに任せて確実に直しましょう。
メーカー・業者の修理が不要な水漏れもある!【2つの例外パターン】
エコキュート室外機(ヒートポンプユニット)からの水漏れ = 故障とは限りません。中には、修理や交換の必要がない「正常な排水」や「一時的なエラー」の場合もあります。
慌てて修理を依頼する前に、まずは以下の「2つの例外パターン」に当てはまらないかを確認してみましょう。水漏れの状況を正しく見極めることで、無駄な出費を防ぐことができます。
例外パターン①:エラーコードのリセットで直る場合
エコキュート室外機の水漏れを確認できない状況でも、リモコンに水漏れに関する「エラーコード」が表示されているケースもまれに起こります。こういった場合の原因はシステムエラーや一時的な通信エラーであることも多く、実際には水漏れが起きていない可能性も十分に考えられます。
以上のような場合では、貯湯タンクの「漏電遮断器」をオフにし、約1分ほど後にオンに戻す「設備の再起動(リセット)」を試してみましょう。再起動後にリモコンの水漏れエラー表示が消え、動作が正常に戻れば問題なく使用を再開できます。
ただし、何度も同じエラー表示が出る場合や、実際に室外機まわりから水が漏れ続けている場合は、内部の故障の可能性があるため、早めにメーカーへ相談したほうが安心です。
例外パターン②:「ドレンホース」から水が漏れている場合
エコキュート室外機の下部、または側面からは細いホース(ドレンホース)が伸びており、そこから水がポタポタ落ちている場合は、正常な排水(ドレン水)であるケースがほとんど。エコキュートは運転中に熱交換器の結露水を排出する仕組みがあり、冷房機器のように水が出るのは正常動作の一部です。
ただし、ドレン水の量が異常に多い・泥水のように濁っている・周囲が常に湿っている場合などは、ドレンホースの詰まりや破損による水漏れの可能性も考えられます。その際は、ホース先端の汚れを取り除くなど軽く点検し、改善しない場合は業者に相談して詰まりや原因を除去してもらいましょう。
エコキュート室外機の水漏れはなぜ起こる?「3つの原因」を解説
エコキュートの室外機(ヒートポンプユニット)からの水漏れには、いくつかのパターンがあります。中でも多いのが、「排水経路の詰まり・部品の劣化・冬場の凍結」です。これらはいずれも経年劣化で起こりやすいトラブルですが、早期に発見すれば余計な修理費用を抑えられることも。
ここでは、エコキュート室外機が水漏れする「よくある3つの原因」について、順番にくわしく解説していきます。
原因①:排水ホースの詰まりによる逆流
エコキュート室外機の水漏れ原因として多いのが、「排水ホースの詰まり」による水の逆流です。ドレンホースの先端にホコリやゴミ、泥や雑草などが詰まると、水が正常に排出できず、逆流して室外機内部や周囲に水が溢れます。特に排水ホースが地面に接している場合は、詰まりが発生しやすい傾向にあります。
排水ホースの詰まりを放置すると室外機の内部が湿気を帯び、金属部分のサビやカビの原因にもなるため、定期的にホースを清掃するのが効果的です。ホースが取り外せる場合は水洗いしたり、割り箸などで取り除く、掃除機で吸い取るなどの方法を試してみましょう。無理に力を入れるとホースが破損する恐れがある点には注意が必要です。
原因②:配管やパッキンの経年劣化
エコキュートの室外機は長く使い続けるほど、内部の配管やパッキンの経年劣化が避けられません。劣化した配管・パッキンの接続部からにじみ出た水が原因で水漏れが起こるケースも多く、このようなトラブルはなかなか気づきにくいのが特徴です。
部品の経年劣化による水漏れは自然に回復しないため、メーカーや施工業者の点検・修理が必要です。古くなった室外機は、一部を修理しても別の部品が故障する可能性もありますので、修理を繰り返すより本体を新品に交換するほうが結果的にコスパが良いこともあるでしょう。
原因③:冬場の凍結による配管・各部の破損
寒冷地の室外機トラブルとして特に多いのが、「冬場の凍結による水漏れ」です。外気温が0℃以下になると、配管内の水が凍って膨張し、室外機につながるパイプやジョイント部分を破損させることがあります。
以上のケースでは、水漏れ補修テープなどを巻いても根本的な解決には至らないため、なるべく早めにプロに相談するのが基本の対処法となります。凍結の予防策としては、凍結防止ヒーターを配管に取り付けたり、前日の夜間に「凍結防止運転」をオンにしておくなどが有効です。
エコキュート室外機をまるごと交換する費用の目安は?
エコキュートの室外機をまるごと交換する場合、「30〜50万円」程度の費用がかかるのが一般的です。本体代金や設置・配管工事が必要となるうえに、既存の室外機の撤去費用もかかるため、部分修理より大幅に請求額が高くなる傾向があります。
室外機の交換に至らない部分修理の場合は、「3.5〜20万円」程度の範囲で修理費用が収まるケースも多く、まるごと交換するより負担は少ないでしょう。専門業者によっては製造メーカーよりも割安な費用で修理・交換に対応してくれることもあるため、時間に余裕のある場合は、複数社の修理見積もりを比較して決めるのもおすすめです。
※本項の数値・内容は特定条件に基づく試算であり、実際の結果を保証するものではありません。
設置から10年経ったエコキュートは「新品交換」もおすすめ
エコキュート本体の耐用年数(寿命)は、「約10〜15年」ほどが一般的な目安といわれています。10年を過ぎたあたりから経年劣化による故障リスクが高まり、修理を重ねるたびに部品代や出張費がかさんでしまうこともあるでしょう。
結果的に「何度も修理するより新品に交換したほうが安くついた」というケースも少なくありません。さらに、最新のエコキュートは、省エネ性能の向上やAIによる自動学習機能、スマホ連携など、便利で快適な機能が大幅に進化しています。
新品に交換することで利便性が高まるうえに、「電気代の節約」にもつながるため、長期的に見れば、「修理を繰り返すより新品に交換する」ほうが、家族にも家計にもやさしい選択といえるでしょう。
まとめ:室外機の水漏れは早期発見・早めの対処が肝心!古い設備は新品交換も効果的
エコキュートの室外機からの水漏れは、初期のうちは小さな水たまり程度でも、放置すると金属部品のサビや電気系統の故障につながる恐れがあります。日常的に水たまりの跡や異音などをチェックし、少しでも異常を感じたら、まずは電源を切り止水栓を閉めたうえで、販売店やメーカーに早めに相談するのが安心です。
また、設置から10年を超えたエコキュートは「経年劣化」による不具合が増える傾向にあるため、修理を繰り返すより新品への交換を検討したほうが、コスト面・省エネ面の両方で賢い選択となることも多いでしょう。
最新のエコキュートは、電気代節約につながる省エネ性能の向上だけでなく、快適な入浴機能やスマホ連携といった便利機能も進化しており、日々の快適性も大幅にアップします。トラブルの早期発見と迅速な判断を心がけ、古い設備は思い切って早めに新品へ交換することで、安心・快適な給湯環境を維持しましょう。
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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