蓄電池を導入する際に失敗すること。導入前に知れば未然に防げます!
蓄電池を導入する方が増えている一方で、失敗だったという声を挙げる方もいます。
生活を豊かにするために導入した蓄電池がなぜ失敗と言われるのでしょうか?
そこでこちらの記事では蓄電池導入時の失敗理由や改善策を解説します。
これから蓄電池を検討している方は記事を読んで、失敗しないように対策をしましょう!
目次
蓄電池で失敗する理由とは?利用しないとわからないことを説明します
蓄電池を実際に購入してみたが失敗したと言われる多くの理由を5つ紹介します。
購入前は意外と考えないことが多いため、知っておくだけで意識できるでしょう。
①必要ない機能や容量が大きすぎる
購入前は色々な事を考えて大容量なものや、AI機能が備わっているものなどを選びがちですが、いざ利用したときに必要なかったなどという方もいます。
こういった機能が備わっているものは高額なものが多く、失敗したと考えられる理由の一つと言えます。
購入前に利用シーンをイメージして、本当に必要かどうか考えてみましょう。
②補助金制度の申請に間に合わなった
国の補助金や地域の補助金を使って蓄電池を安く導入する方法があり、補助金は必ず使いたいです。
しかし補助金は条件や申請期間、予算が決まっており、蓄電池の導入を決めてから時間がかかってしまうと申請期間が終了してしまい補助金の利用が出来なくなってしまうケースがあります。
蓄電池を導入する際は頭金の用意や敷地、蓄電池の種類など決めておかなければならないことが多いため、早い段階でシュミレーションをおこないましょう。
③深夜電力を上手く利用できていない
蓄電池を利用する場合必ず知っておきたいことの一つとして、昼間の電力は高く、夜間電力は安い特徴があることです。
オール電化住宅のばあいは電気プランをそのようにしているため問題ありませんが、ガスを併用している住宅が蓄電池を導入する場合は、深夜電が安くなるプランに変更しないとこの差額メリットを上手く活用することができません。
なので蓄電池を購入する際には電気プランの確認や見直しをすることが重要です。
④回路が合っていないため発電量が下がってしまった
ハイブリッド型蓄電池で多い事例です。太陽光発電システムのパワーコンディショナーが故障した際に、交換するにあたり蓄電池も設置しようとハイブリッド型蓄電池の導入し設置したときに、太陽光発電システムの発電量が低下してしまうばあいがあります。
この事例は主に太陽光発電について知識が乏しい業者が対応するケースが多いため、業者選びにも注意が必要です。
⑤蓄電池の設置場所が悪く寿命が短くなった
蓄電池を25度を超える場所に設置すると、蓄電池の容量を超えて充電する過充電が起きます。また直射日光の当たる場所や湿気の高い場所、風通しの悪い場所や積雪のある場所への設置も蓄電池にとっては良くありません。
以上の要因によって過充電や過放電が発生して蓄電池の劣化が進みます。ただし定置型の場合、過充電や過放電状態にならないようシステムで制御されているので、それほど神経質になる必要はありません
またこまめに充電や放電をおこなうことで長持ちすることが出来ます。
蓄電池の導入で失敗を防ぐにはどうすればいい?綿密な計算を行おう!
ここまでよく言われる蓄電池導入時の失敗理由を紹介しました。
ではそちらを踏まえてどのような対策が必要なのでしょうか?
本当に必要?機能面や容量について
蓄電池購入時点では利用していないためついつい機能面が多いものや大容量な蓄電池を選びがちです。
しかし今までの生活スタイルから本当に必要な機能なのか、または容量なのか良く考えてみましょう。
確かに機能が多い方が便利かもしれませんが、生活が忙しくなったときなどに利用するでしょうか?
あまり電気を使っていない方や普段から節電を心がけている場合なども、大容量でなくても十分かと思います。
このように生活スタイルを振り返ると自身に適正な蓄電池を選ぶことが出来ます。
自宅環境と蓄電池の相性は合ってる?
住んでいる環境が雨や災害が多い地域、または沿岸部などによって選ぶ蓄電池が異なります。
例えば沿岸部の場合は海風に強い重塩害耐性がある蓄電池を選ばないとさびやすくなってしまい故障や交換をすることでさらに費用がかかってしまいます。
また雨や災害が多い場合は性能もそうですが、保証が多い蓄電池や家内に設置できるものがおすすめです。
このように環境と蓄電池の相性がマッチングしているかも選ぶ際に失敗しない要因と言えるでしょう。
蓄電池の相場価格を確認しよう
蓄電池はさまざまなメーカーが取り扱っており、相場価格も異なります。
しかし機能面やサイズが近いの高いなんてこともよくあることです。
このように値段と性能、サイズ感のミスマッチが起こらないようにするために、相場価格をリサーチしましょう。
またメーカーごとに蓄電池の価格がさほど変わらない場合でも保証などが充実している場合もあるので気になるメーカーに問い合わせて実際に聞いてみることも必要です。
蓄電池について深く理解しよう!失敗しないために必ず知っておくこと
ここまで失敗する理由や対策を説明してきましたが、蓄電池を購入するなら知っておくべきことを最後に説明します。
蓄電池の導入を検討している方は必ず見るようにしてください!
蓄電池の種類や特徴
蓄電池と言っても実は複数の種類や特徴があることを知っておきましょう。
(今回は家庭用蓄電池のみご紹介します。)
蓄電池の修理は主に4つあります。
- 単機能型
- ハイブリッド型
- トライブリッド型
- スタンドアロン型(ポータブル型)
さらに接続タイプは2種類あり
- 特定負荷型
- 全負荷型
蓄電池の種類や接続タイプは以上となります。
種類について簡単に説明しますが、単機能型はパワコンと蓄電池が独立しているタイプの蓄電池です。なので太陽光発電を併用する場合はパワコンの置き場所がそれぞれ必要になるので太陽光発電との併用は不向きとされています。
次にハイブリッド型は太陽光発電との併用が前提として作られているため、蓄電池とパワコンが一体化されており電気の変換ロスが少ない設計とされています。
しかし電気自動車の充電が出来ません。
トライブリッド型の蓄電池はハイブリッド型と同じ機能とプラスで電気自動車の充電が可能なので、愛用者が電気自動車の場合はこちらを選択しましょう。
スタンドアロン型は太陽光発電と併用や、電気代節約を行うことを目的としていないので充電できる容量が少ないものが多いです。
しかし簡単な工事で設置できるタイプもあれば工事不要で手元に届いた日から、すぐに利用できるので、緊急時に最低限の電気が使いたい方などに選ばれています。
接続タイプの違いは停電時に使える電力が全て使えるか限定的なのかの違いです。
蓄電池の制度(卒FIT について)
太陽光発電と蓄電池を導入する場合、売電をして収入を得ることが出来ますが導入してから10年経つと売電価格が大幅に下がってしまう制度です。
卒FIT後は少しでも高値で買い取ってくれる電力会社(地方の電力会社など)を探すか、家庭内で電力を全て消費するようにする2択の選択しに分けられると思います。
この制度を知らないと導入から10年後に慌ててしまうので良く理解して、早めに対策しておきましょう!
「まとめ」蓄電池導入は失敗ではなく、むしろ生活を豊かにできる!
今回説明したように蓄電池の導入を失敗したという方は、多くが知識不足によって起こる問題が多いです。
しかし蓄電池を正しく利用すれば必ず生活を豊かにできますので、導入する前に正しい知識と失敗談などを理解しておきましょう!
リノベステーションではニチコンやファーウェイを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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