寒いお風呂とサヨナラ!浴室暖房の設置で快適に大変身【後付けOK】
目次
「お風呂が寒い!」こんな悩みは浴室暖房の後付けで解決!
一日の疲れを癒してくれる自宅のお風呂。時間がなくてもお風呂だけは絶対に湯船に浸かって入りたい!あなたはどんなことを考えたことはありませんか?
暖かいお湯を張っても、浴室が冷え切っていては全裸で外出しているような体感。それに、急激な温度差が及ぼす「ヒートショック」など健康被害を不安に思う方もいるのではないでしょうか。
結論を先にネタバレすると「浴室暖房の後付けリフォームをしよう!」といった趣旨になります。
予算感やメリットデメリットなど含め、ご紹介していきます。
浴室暖房とは?
浴室暖房は浴室内の空調設備のことで、お風呂全体に暖かい空気を送ることで湯船と洗い場の温度差をなくしてくれるものを指します。
なんでお風呂って寒いの?
もともと日本では銭湯の利用が主流でしたが、昭和20年代以降より各家庭に内湯(自宅のお風呂)が普及しました。
しかし、当時の日本家屋は木造で密閉度が低く、部分暖房が主流でした。中でも換気のために外気が出入りしやすい「浴室」は、最も寒い場所の1つとなりました。
日本人は浴槽に浸かり、その後洗い場で髪や体を洗うという習慣があるため、洗い場の気温が低くなりやすい環境にありました。
寒いお風呂を放置しておくと、命に係わる問題が起きてしまうかもしれません。
浴室暖房と浴室乾燥
実は現在では、ほとんどの製品が「浴室暖房乾燥機」となっています。
「浴室乾燥暖房機」や「浴室換気乾燥機」も同義語として使われています。「浴室暖房乾燥機」には換気機能に加え、暖房機能、乾燥機能が付いています。
また、涼風機能やミストサウナ機能が付いているものもあります。
近年では様々な機能が搭載された商品が発売されているので、どんな浴室暖房を設置したいのかよく考えてみるといいでしょう。
【後付けでもOKです】浴室暖房の仕組みについて
浴室暖房には、大きく分けて次の2種類があります。
- ガス温水式浴室暖房
- 電気式浴室暖房
上記の通り。
動力が「ガス」か「電気」かという区別ですが、浴室暖房を取り付ける際にまず悩むのが、そもそもこのどちらにするのかということではないでしょうか。
それぞれの特徴について解説していきます。
ガス温水式浴室暖房の特徴
屋外にある「給湯暖房熱源機」で温水を発生させて、そのお湯を循環させることで熱を放出して、屋内の暖房機から温風が出ます。
通常の給湯機ではなく、専用の熱源機が必要となります。
また、ガス温水式浴室暖房は風量が多いことが特徴です。そのため、短時間で洗い場を暖めることが可能です。
そして、乾燥機能を利用する際も電気式と比較して半分程度の時間で利用することができます。
一方で、強い温風が濡れた体表面に当たると、水分が蒸発する際に熱が奪われて寒く感じることもあります。
電気式暖房の特徴
電気ヒーターを利用している暖房機は、暖房機の本体の中で熱を発生させて暖房を行います。
取付工事も比較的簡単に行うことができます。
ヒートポンプ式は、浴室以外の空間から空気を吸い込んで熱を溜め込み、その熱で浴室の暖房を行います。風量が多いのが特徴で住宅の気温を一定に保つことができます。
一方で、他の部屋が暖かいことが前提となっていて、他の部屋の温度が極端に低いと暖房能力が低下してしまいます。
また、温風の温度が若干低めです。
お高いの?浴室暖房を後付けする場合の設置費用
浴室暖房には「ガス温水式浴室暖房」と「電気式浴室暖房」があることをご紹介しました。
この2つのタイプはそれぞれ価格が異なります。
また、浴室暖房を設置するタイミングによっても設置費用は変動します。
主に3つのタイミングがあり、システムバス導入時、後付け、商品の交換時です。
各対応やメーカーで多少の金額前後があります
浴室暖房の本体代は、おおよそ下記の金額レンジであると考えられます。
- ガス温水式は約90,000円~250,000円
- 電気式は約40,000円~360,000円
安価なものであれば3万円以下で購入することも可能です。
また、本体代とは別に工事費用もかかり、設置するタイミングによって工事費用は異なります。
システムバス導入時に浴室暖房を取り入れる場合、工事費は本体の取付費用に含まれていることが多いので、商品価格のみで検討しましょう。
交換のタイミングでは、後付けの時と同様に交換工事費用に加えて撤去費用がかかります。
また、費用や工事費用は、物件やハウスメーカー、リフォーム会社によって様々なので、見積もりは複数の会社にお願いすることをおすすめします。何社か比較検討を行った後に決定をするといいでしょう。
浴室暖房を設置する際の譲れないポイントを決めて、最適な浴室暖房が選べるといいですね。
浴室暖房を後付けすると光熱費が高くなる?
相当な電力消費を創造してしまうため、毎日利用しているとどれくらい光熱費がかかるのか気になる方も多いでしょう。
浴室暖房にかかる費用を、光熱費節約のコツと一緒にご説明します。
暖房機能でかかる光熱費
浴室暖房のワット数は、メーカーや機種によって異なりますがおおよそ1300Wです。
換気扇と比較した場合、換気扇は約130Wのため毎日1時間の利用したところ1ヵ月で約75円となります。
ドライヤーやエアコンなど風力を必要とする家電製品は多くの電力が必要とするため、電気代も高くなりがちです。
光熱費節約のコツ
設置費用に加え、ランニングコストもかかる浴室暖房ですが、上手に利用すれば光熱費を節約することも可能です。
ポイントは、浴室内の湿気を極力減らし、温風をなるべく利用しないようにすることです。具体的には下記の感じ。
- 浴室に湿気をため込まない
- 浴室内の温度を下げない
- ヒーター以外の対処法
順番に見ていきます。
浴室に湿気をため込まない
浴室暖房は送風の機能は充実していますが、換気の機能は比較的弱いです。
そのため、湿気が浴室内に少ない時のほうが効果的に利用することができます。
浴室乾燥の機能を利用する時は特に、湯船のふたは閉め、周囲の水気も取りましょう。日中は24時間換気の機能を利用することや、窓を開けて換気をすることをおすすめします。
浴室内の温度を下げない
浴室内の温度が低ければ低いほど、温度をあげるために多くの電力を必要とします。
そのため浴室内の温度を極力下げないようにする必要があります。
脱衣所の方が温度が高い場合は浴室のドアを開けておくことや空気の流れを作るだけでも変わります。
また、室内を冷やす原因となる1番の要因は窓です。二重窓や断熱シート利用して窓からの空気の流れをシャットアウトしましょう。
ヒーター以外の対処法
ヒーターを用いるだけが浴室を暖かいと感じる方法ではありません。
浴室の床にマットやすのこを敷いて床からの寒さを防ぎましょう。
浴槽に温度の高いお湯を入れることや、入浴前にシャワーで暖かいお湯を出すことなどで浴室と他の部屋の温度差を小さくしましょう。
現在のお風呂に浴室暖房の後付け設置は可能?【可能です】
すでに住まいがあるけど浴室暖房をあと付けすることはできるのという疑問をお持ちの方もいらっしゃるとおもいます。
サイズや浴室の状態によっては、設置が難しい場合もありますが、たいていの場合大規模な作業を行うことなく設置が可能です。
照明と換気扇の位置などで設置が難しい場合などもあるので、まずはリフォーム会社に相談することをおすすめします。
設置場所を工夫して設置が可能となる場合もあるので1度検討してみてください。
【まとめ】後付けもOK、浴室暖房リフォームで快適なお風呂に!
近年「ヒートショック現象」の増加で注目され始めた浴室暖房。とはいえ、浴室暖房の導入には健康と費用の2つの側面から検討する必要があります。
住まいにあった機能の浴室暖房を導入できるといいですね。
浴室暖房には、ガス温水式と電気式の2種類あったり業者によって設置費用にも差があります。まずは、複数の会社に相談して最適な浴室暖房を見付けてください!
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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