コロナのエコキュートは「最悪」? 評判の真相と故障・エラー(E24等)の対処法を解説
の対処法を解説.jpg)
エコキュートの導入を検討する際、または既設の機器で不具合が出た際に、「コロナ エコキュート 最悪」という検索候補を見て不安に思われた方がいるかもしれません。
結論から言うと、コロナ(CORONA)は世界で初めてエコキュートを開発・販売したパイオニアであり、技術力のあるメーカーです。「最悪」という評価は、多くの場合、製品そのものの欠陥ではなく、特定の故障事例や施工業者の問題、他社比較における個人の感想が拡大解釈されたものと推測されます。
この記事では、住まいと設備の専門家の視点から、「最悪」というネガティブな評判が立つ背景を中立的に分析し、コロナ製エコキュートの客観的な特徴や、万が一のトラブル対処法について詳しく解説します。
- 「最悪」と言われる背景:主な原因は「エラーコード(E24, H19等)の発生」「経年劣化による故障」「施工業者の設置ミスや対応の悪さ」の3つに集約されることが多いです。
- コロナの客観的評価:世界初のエコキュート開発メーカーであり、独自の「ES制御(配管自動洗浄)」や高い省エネ性能など、技術的な強みを持っています。
- 故障時の対応:エコキュートの寿命は一般的に10年〜15年です。どのメーカーでも故障は起こり得ます。重要なのは、エラーコードが出た際の適切な初期対応と、信頼できる業者による点検・修理です。
この記事を読めば、「最悪」という評判に惑わされず、コロナ製エコキュートの特徴を正しく理解し、冷静な判断ができるようになります。
目次
1. なぜ「コロナ エコキュート 最悪」と検索されるのか?
「最悪」という強い言葉が検索される背景には、いくつかの具体的な理由が考えられます。これらはコロナ製品特有の問題というよりは、エコキュートという製品全体に共通する課題も多く含んでいます。
理由1:エラーコードの表示と故障・不具合
エコキュートは精密機器であり、長期間の使用により部品が劣化し、エラーコードを表示して停止することがあります。特にコロナ製品でよく検索されるエラーコードには「E24(ふろポンプの異常)」「H19(給湯ミキシング弁の異常)」「U16(ヒートポンプユニットの異常)」などがあります。
夜間にお湯が沸いていなかった、お湯が出なくなった、といった突然のトラブルに見舞われると、ユーザーは「この製品は最悪だ」と感じやすくなります。しかし、これらのエラーはパナソニック、三菱電機、ダイキンなど他メーカーの機種でも同様に発生しうるもので、コロナ製品だけが突出して多いという客観的なデータはありません。
理由2:経年劣化による寿命(10年〜15年)
エコキュートの一般的な寿命(耐用年数)は、設置環境や使用頻度にもよりますが、約10年〜15年とされています。2001年に世界で初めて発売されたのがコロナの製品であり、古くから設置されている台数が多い(=寿命を迎える台数も多い)ことも、「コロナの故障事例」が目立つ一因となっている可能性があります。
導入から10年を超えると、ヒートポンプユニットや基板、タンクの部品が寿命を迎え、修理費用が高額になるケースも出てきます。このタイミングでの故障が「最悪」という印象につながることがあります。
理由3:施工業者・販売店への不満(施工不良)
エコキュートのトラブルで多いのが、製品本体ではなく「施工不良」が原因であるケースです。
エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクを接続する配管工事や、電気工事、基礎工事を伴います。経験の浅い業者が施工すると、水漏れ、配管の凍結、設置不良による騒音・振動など、様々な不具合が発生します。ユーザーからは「コロナのエコキュートが悪い」と見えても、実際には「設置した業者の技術が最悪だった」というケースは少なくありません。
(まとめ)「コロナ エコキュート 最悪」という評判は、製品の一般的な故障、経年劣化、または施工不良といった問題が複合的に組み合わさって生まれたものと推測されます。世界初のメーカーとして実績がある分、様々な声が挙がりやすいとも言えます。
2. コロナ製エコキュートの客観的特徴とメリット
ネガティブな評判とは別に、コロナ製エコキュートが持つ客観的な強みや特徴を理解することは、公平な製品評価のために不可欠です。コロナはエコキュートのパイオニアとして、多くの独自技術を持っています。
メリット1:世界初のエコキュート開発メーカーとしての実績
コロナは、2001年に世界で初めて家庭用エコキュートを開発・販売したメーカーです。この分野における長い歴史と豊富なノウハウの蓄積は、他社にはない大きな強みです。長期間にわたる運用実績に基づき、日本の多様な気候や使用環境に合わせた製品改良が続けられています。
メリット2:充実したラインナップと省エネ性能
コロナのエコキュートは、機能や価格帯に応じて豊富なラインナップが用意されています。
- プレミアムエコキュート:最上位モデル。業界トップクラスの省エネ性能(年間給湯保温効率4.0など)や、後述する多機能性を備えます。
- 多機能モデル(フルオート):追いだき機能に加え、配管自動洗浄など便利な機能を搭載した主力モデル。
- スタンダードモデル(オート・給湯専用):機能をシンプルにし、導入コストを抑えたモデル。
特に省エネ性能においては、国の「省エネ基準達成率」で高い数値をクリアしており、ランニングコスト(電気代)の削減に貢献します。
メリット3:独自の清潔機能「ES制御(お湯の配管自動洗浄)」
コロナ独自の機能として評価が高いのが「ES制御」です。これは、お風呂のお湯を排水する際に、浴槽の栓を抜くだけで、エコキュートがそれを検知し、お湯の配管(ふろ配管)を自動で洗浄してくれる機能です。(※一部のフルオートモデルに搭載)
追いだき配管は湯垢が溜まりやすく、雑菌の温床になりがちですが、この機能により手動洗浄の手間を省き、常に清潔な状態を保ちやすくなります。
(まとめ)コロナ製エコキュートは、パイオニアとしての実績、高い省エネ性能、配管自動洗浄などの独自機能が大きなメリットです。製品の基本性能は高いレベルにあると言えます。
3. コロナ製エコキュートのデメリットや注意点
メリットがある一方で、他社(パナソニック、三菱、ダイキンなど)と比較した場合に、デメリットや注意点と感じられる部分も存在します。これらが「最悪」という評価に繋がるケースもあります。
デメリット1:価格設定がやや高めな傾向
コロナのエコキュート、特に「プレミアムエコキュート」などの高機能モデルは、他社の同等クラスの製品と比較して、メーカー希望小売価格がやや高めに設定されている傾向があります。
もちろん、実際の販売価格(仕入れ値)は施工業者によって異なり、コロナ製品が必ずしも高いとは限りません。しかし、相見積もりを取った際に、他社製品の方が安価な提案を受け、「コロナは高い」という印象を持つ可能性はあります。
デメリット2:デザインがシンプルすぎるという意見
これは個人の好みの問題ですが、コロナ製品のリモコンや室外機(ヒートポンプユニット)のデザインについて、「シンプルすぎる」「他社の方が見た目が洗練されている」といった口コミも見られます。
エコキュートは長期間設置するものであり、リモコンは毎日目にするものです。機能性だけでなく、デザイン性を重視する方にとっては、コロナ製品が物足りなく感じられるかもしれません。
注意点:寒冷地仕様・耐塩害仕様の選定
これはコロナ特有のデメリットではありませんが、重要な注意点です。お住まいの地域が寒冷地(最低気温が-10℃を下回る地域)である場合、必ず「寒冷地仕様」のモデルを選ぶ必要があります。標準モデルを設置すると、凍結による故障や、お湯が沸かないといった「最悪」の事態に直結します。
同様に、沿岸部にお住まいの場合は「耐塩害仕様」または「重塩害仕様」を選ぶ必要があります。これを怠ると、潮風によるサビや腐食で、機器の寿命が著しく短くなります。
(まとめ)価格帯やデザインは他社と比較検討すべき点ですが、機能性や信頼性を損なうものではありません。むしろ注意すべきは、設置環境に適したモデル(寒冷地仕様など)を正しく選定することです。
4. 故障?「コロナ エコキュート」のエラーコードと対処法
「最悪」と感じる瞬間の多くは、突然お湯が出なくなるエラー発生時です。エコキュートは自己診断機能を持ち、異常を検知するとリモコンにエラーコードを表示します。ここでは、代表的なエラーコードと、慌てないための初期対応を解説します。
代表的なエラーコードと原因の目安
コロナ製エコキュートでよく報告されるエラーコードの一部を紹介します。
| エラーコード | 主な原因(目安) | 一時的な対処法 |
|---|---|---|
| E24 | ふろポンプの異常、配管の詰まり・凍結 | 浴槽のフィルター(循環口)を清掃する |
| H19 / H20 | 給湯ミキシング弁(温度調整部品)の異常 | 専門業者による点検・部品交換が必要 |
| U16 | ヒートポンプユニットの異常(冷媒漏れ等) | 専門業者による点検が必要 |
| E14 / E16 | ヒートポンプユニットのファンモーター異常 | 室外機周辺に障害物がないか確認 |
| U4 | ヒートポンプ・タンク間の通信異常 | 配線の断線や接触不良の可能性 |
エラー発生時の対応ステップ
エラーコードが表示されたら、慌てずに以下のステップを踏んでください。
- エラーコードを控える:リモコンに表示されている英数字(E24など)を正確にメモします。
- 取扱説明書を確認する:取扱説明書に、エラーコードごとの対処法が記載されています。
- リモコンのリセット(台所リモコン):取扱説明書に従い、リモコンのリセット(またはエコキュート本体の漏電遮断器をOFF/ON)を試みます。一時的なエラーであれば、これで復旧する場合があります。
- フィルターの清掃:「E24」など循環系のエラーの場合、浴槽の循環フィルターの詰まりが原因のことがあります。清掃して再度運転を試みます。
- 専門業者に連絡:リセットや清掃で改善しない場合、または「H」や「U」がつくエラー(部品故障の可能性が高い)の場合は、無理に操作せず、設置した施工業者またはコロナの修理受付窓口に連絡します。
(まとめ)エラー発生時は、まずエラーコードを控え、取扱説明書を確認することが重要です。簡単な対処で復旧しない場合は、速やかに専門業者に点検を依頼してください。
エコキュートの故障や交換には、まとまった費用がかかります。しかし、導入から10年近く経過している場合、国や自治体の補助金(例:給湯省エネ事業など)の対象となる高効率な最新機種に交換する方が、長期的に見てお得な場合があります。無料で「交換に使える補助金情報」を確認し、修理費用と比較検討することをおすすめします。 ※補助金には予算上限や申請期限、対象要件があります。
5. 「最悪」の事態を避けるために:エコキュート業者選びの重要性
これまで見てきたように、「コロナ エコキュート 最悪」という評判の原因が、製品本体ではなく「施工不良」や「業者対応の悪さ」にあるケースは多いです。エコキュート導入で後悔しないためには、機器選び以上に「業者選び」が重要です。
「施工品質」が寿命を左右する
エコキュートは「設置して終わり」の家電ではありません。水道配管、電気配線、基礎工事が伴う「住宅設備」です。施工品質が低いと、以下のようなトラブルが発生します。
- 水漏れ:配管接続部の施工ミスによる水漏れは、多いトラブルの一つです。
- 凍結:寒冷地でもないのに配管が凍結する場合、保温材の施工が不十分な可能性があります。
- 騒音・振動:ヒートポンプユニットやタンクの設置基礎が不安定だと、運転中に不快な騒音や振動が発生します。
- 早期故障:不適切な設置が原因で機器に負荷がかかり、寿命(10年〜15年)を待たずに故障するリスクが高まります。
信頼できる施工業者の見極め方
「最悪」の業者を避け、信頼できる業者を選ぶためには、以下の点を確認しましょう。
- 施工実績の豊富さ:エコキュートの年間施工実績が豊富か、自社施工か(下請けに丸投げしていないか)を確認します。
- 有資格者の在籍:「給水装置工事主任技術者」や「第二種電気工事士」など、必要な資格を持ったスタッフが施工にあたるかを確認します。
- 詳細な見積書:機器本体の価格だけでなく、「基礎工事費」「配管工事費」「電気工事費」「諸経費」など、内訳が明確な見積書を提示してくれるか。
- アフターサポートと保証:メーカー保証(通常1〜3年)とは別に、業者独自の「工事保証(例:10年保証)」が付いているか。万が一のトラブル時に迅速に対応してくれる体制があるか。
- 相見積もり:1社だけでなく、必ず複数の業者から見積もりを取り、価格、提案内容、保証体制を比較検討してください。
(まとめ)エコキュートの満足度は、施工業者の腕次第で大きく変わります。「最悪」の事態を避けるため、価格の安さだけで選ばず、施工品質やアフターサポート体制を重視して業者を選定することが不可欠です。
エコキュートの導入や交換で後悔しないためには、まずご家庭に合った機能や容量、そして信頼できる業者の選び方を知ることが第一歩です。無料で「エコキュート導入・交換 E-BOOK」で、選定のポイントや注意点を押さえておくと判断がしやすくなります。 ※費用や制度適用は条件により異なります。
「コロナ エコキュート」に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 結局、「コロナ エコキュート 最悪」は本当ですか?
「最悪」という評価は、個人の主観的な感想や特定のトラブル事例(故障、エラー)が目立ったものであると推測されます。コロナは世界で初めてエコキュートを開発したメーカーであり、技術的な実績があります。
どのメーカーの製品であっても、エコキュートは約10年〜15年の寿命があり、経年劣化による故障は発生します。また、「最悪」と感じる原因が、製品本体ではなく、設置業者の「施工不良」にあるケースも多いです。
したがって、「コロナのエコキュートだから最悪」と断定することはできず、個別の事象や施工品質の問題と切り分けて考える必要があります。
Q2. コロナエコキュートの寿命や交換時期の目安は?
一般的なエコキュートの寿命(耐用年数)の目安は、約10年〜15年です。これはコロナ製エコキュートも同様です。
ただし、使用頻度、水質(井戸水や硬水は寿命を縮める可能性)、設置環境(塩害地域や寒冷地)によって変動します。導入から10年を超え、以下の症状が出始めたら交換を検討するサインです。
- エラーコードが頻繁に表示される
- お湯の温度が不安定になる
- 沸き上げに時間がかかる、またはお湯が足りなくなる
- 水漏れや異音が発生する
※修理費用が高額になる場合、最新の省エネ機種に交換した方が、補助金も活用でき、長期的な電気代削減につながる可能性があります。
Q3. エラーコード「E24」が表示されたらどうすればいい?
コロナエコキュートのエラー「E24」は、主に「ふろポンプの異常」や「浴槽の循環アダプター(フィルター)の詰まり」を示しています。
まず、ご自身で以下の対処法をお試しください。
- 浴槽の循環アダプター(フィルター)を取り外し、歯ブラシなどで詰まっている髪の毛や汚れを掃除する。
- フィルターを元に戻し、リモコンのリセット操作(または本体の漏電遮断器のOFF/ON)を行う。
これで改善しない場合、ふろポンプ自体の故障や配管の凍結、基板の不具合の可能性があります。その場合は、無理に操作せず、設置した施工業者またはメーカーの修理窓口に点検を依頼してください。
Q4. エコキュート導入で後悔しないための業者選びのコツは?
「最悪」の事態(施工不良や対応トラブル)を避けるには、信頼できる業者選びが非常に重要です。
- 相見積もりを取る:必ず2〜3社以上から見積もりを取り、価格と工事内容、保証を比較します。
- 施工実績を確認する:エコキュートの施工実績が豊富か、自社で施工管理を行っているかを確認します。
- 資格の有無:「給水装置工事主任技術者」「電気工事士」などの有資格者が在籍しているか。
- 工事保証:メーカー保証とは別に、施工業者が独自に設定している「工事保証」(水漏れなどに対応)の年数と内容を確認します。
※価格の安さだけではなく、長期的なアフターサポートも含めて総合的に判断することが、後悔しないためのコツです。
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!
蓄電池
太陽光発電
パワーコンディショナ
エコキュート
IHクッキングヒーター
外壁塗装
ポータブル電源











蓄電池の選び方


























