太陽光発電の設置による雨漏りの原因は?対策も紹介します!
「太陽光発電を設置すると雨漏りが発生するって本当?」
「雨漏りを防ぐ方法を知りたい!」
このように考えている方はいませんか。
今回は、雨漏りの原因と雨漏りトラブルの対処法などについて紹介します。
目次
太陽光発電を設置すると雨漏りが発生?原因を紹介!
最初は、太陽光発電で雨漏りが発生する原因や修理費用などについて紹介します。
雨漏りが発生する原因
まずは雨漏りが発生する原因を2つ見ていきましょう。
技術不足
1つ目は、技術不足です。
ソーラーパネルの雨漏りの原因の多くは施工者の技術不足です。
太陽光発電設備を導入するには、パネルを金具で固定するために、屋根材に穴を開ける必要があります。
その際、
- 固定するためのビスが野地板まで貫通している
- コーキング処理がきちんと行われていない
- ソーラーパネルの設置時に屋根材等を破損させてしまっている
などの事故が起こることがあります。
つまり、この「穴を開ける」という工程で雨漏りのリスクが上がります。
また、悪徳業者の場合は費用を抑えよとして、工程作業を簡略化したり、耐久性の低い物を使用したりなど、手抜き工事が行われることもあるでしょう。
そのため、施工業者を選ぶ際には値段だけでなく、信頼できる業者を選ぶことが非常に大切になります。
知識不足
2つ目は、知識不足です。
ソーラーパネルを設置する際、屋根材や家の構造に適した工法や材料が必要となります。
これらに関する知識がなければ、本来は認められていない屋根材に設置したり、相性の良くない材料を使ったりして、雨漏りが起こることがあります。
知識不足の業者に依頼した場合、雨漏りは防げても発電効率が悪くなる可能性が高いので注意しましょう。
雨漏りの修理費用
ここからは雨漏りの修理費用について紹介します。
住宅を建てる際に太陽光発電を設置
まずは住宅を建てる際に太陽光発電も設置している場合です。
この時、ハウスメーカー側が保証を提供しているため、修理費用の補償やサポートを受けることができます。
サポートの詳細についてはハウスメーカーに問い合わせるとわかるでしょう。
ただ、設置ミスが原因でない場合は以下の費用が発生します。
- 雨漏り修理費用の目安:5〜30万円前後
- 瓦屋根などの屋根材の交換:1㎡あたり3万円前後
- 天井の雨漏り修理費用の目安:15万円前後
住宅を建てた後に太陽光発電を設置
次に、住宅を建てた後に太陽光発電を設置する場合について説明します。
この場合は、施工業者が加入しているリフォーム瑕疵保険で保証対応してもらえます。
リフォーム瑕疵保険とは、住宅のリフォームや工事を原因とする不具合や被害が生じた場合に補償が受け取れる保険です。
国土交通省は太陽光発電の設置業者にリフォーム瑕疵保険の加入を義務付けています。
そのため、仮に保証サービスが適用されない場合、国からの義務に違反していることになります。
太陽光発電の雨漏りトラブルの対処法を紹介!
ここからは、太陽光発電の設置で雨漏りを生じさせないための対策や優良な業者を選ぶための秘訣について紹介します。
雨漏りトラブル対策
まずは雨漏りを起こさないための対策を3つ見ましょう。
相見積もりをする
1つ目は、相見積もりをすることです。
太陽光パネルを設置する際には、IDを所有している複数の業者に相見積もりを出してもらうことが大切です。
相見積もりは費用を比較するために必要なだけでなく、見積書があまりに簡略化されていないかを確認するためにも必要な作業です。
簡略化されすぎているか、なぜ確認が必要なのでしょうか。
簡略化されすぎた場合、どのような作業が行われ、どの程度の費用がそれぞれにかかっているのか確認できません。
そのため、不当に高額な費用を請求されても確認を取ることができなくなります。
そのため、複数の業者で相見積もりを行い、費用や内容等を比較検討してから施工を依頼するようにしましょう。
施工業者が保険に入っているか確認する
2つ目は、施工業者が保険に入っているか確認することです。
施工業者が保険に入っていた場合、雨漏りが発生しても対応してくれるケースがほとんどです。
負担してくれる額は(修理費−10万円)×80%とされています。
自分が負担する修理費をできるだけ少なくするために、リフォーム瑕疵保険に入っている業者を選ぶようにしましょう。
定期的にメンテナンスをする
3つ目は、定期的にメンテナンスをすることです。
太陽光発電は20年近く使用するものであるため、定期的なメンテナンスが必要になります。
メンテナンスの点検項目は以下です。
- パワーコンディショナーや太陽光パネルに汚れや破損がないか
- 配線に傷がないか
- 配線の端子の接続が誤った方法でなされていないか
- 固定金具や架台に錆や破損がないか
- 太陽光パネルの動作試験は突破するか
などがあります。
このようなメンテナンスは施工業者やメーカーなどのプロに依頼して行います。
契約する際に、メンテナンスを行ってくれるか、どのくらいの頻度で行ってくれるか確認しましょう。
優良業者を選ぶポイント
雨漏りを起こさせないための対策を紹介してきましたが、やはり優良な業者を選ぶことが最も大切です。
最後に、優良業者を選ぶためのポイントを5つ紹介します。
IDを持っている
1つ目は、IDを持っていることです。
メーカーがパネルの設置を許可したことを証明する「ID」を持っている業者を選ぶことがまず大切です。
IDを持っているか確認するために、会社のホームページを訪問したり、直接問い合わせたりすることをお勧めします。
また、柔軟性の高い施工会社に太陽光発電の設置を依頼する場合、複数メーカーのIDを持っている業者を探しましょう。
丁寧な説明
2つ目は、施工に関して丁寧な説明があることです。
信頼できる会社は質問に対してとても丁寧に説明してくれます。
不明点があれば質問をし、その質問に対する回答だけでなく、対応や十分な知識があるのか見極めることが大事です。
もし曖昧な説明をされたり、説明を得られなかったりした場合には他の施工会社を探しましょう。
現場を見て見積もってくれる
3つ目は、現場を見て見積もってくれることです。
太陽光発電を設置する場合、屋根の状況によって設置方法が変わります。
そのため、見積もりを出すには現地調査を必ず行わなければいけません。
仮に現地調査をしないで見積もりを作ってきた場合は注意しましょう。
施工実績
4つ目は、施工実績です。
施工実績が豊富であれば、太陽光発電を設置した回数が多く、信用度も高いと言えるでしょう。
依頼を検討している業者の施工実績は見ておくことをお勧めします。
定期的なメンテナンスの実施
5つ目は、定期的なメンテナンスを実施してくれることです。
雨漏りを防ぐためには定期的なメンテナンスは必要です。
契約する前に、メンテナンスの有無・頻度、有償か無償かなどを確認しておきましょう。
業者によって、一定の条件下でのみ無償で行われることもあります。
長く使用する太陽光発電であるため、メンテナンスにも注目しましょう。
施工費
6つ目は、施工費です。
高額請求している業者には注意すると思いますが、反対にあまりに安すぎる場合にも注意する必要があります。
顧客の獲得を狙って工事費の安さを売りにする会社も存在しますが、手抜き工事が起きたり、設置後のトラブルに繋がったりする可能性があります。
また、工事を進めていく中で追加で払う必要があり、最終的には高額なることもあります。
そのため、あまりに高すぎる・安すぎる場合には注意しましょう。
太陽光発電設置で雨漏りが起きたらすぐに対策を!
今回は太陽光発電の設置に際して起こる雨漏りの原因や対策などを紹介しました。
雨漏りは起こさないために今回紹介した優良業者を選ぶコツを参考にして、太陽光発電の設置を依頼する業者を選びましょう。
また、定期的なメンテナンスを実施することでも防げる可能性は高まるので、導入後も適切に対応しましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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