【あらゆる利用シーンに対応】カナディアンソーラー製の蓄電池とは?
すべての動力を電気で賄う「オール電化住宅」の増加に伴い導入する家庭が増えてきた「蓄電システム」。
簡単な性能についてはご存知の方も多いかもしれませんが、作っているメーカーについてはあまり知らないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、カナダで生まれたグローバル企業「カナディアンソーラー」について紹介します。
同社で採用されている蓄電システムの特徴や相場について詳しく触れているので、ぜひご覧ください。
目次
カナディアンソーラーってどんな会社?どんな特徴があるの?
まずは、カナディアンソーラーを知らない方のために、簡単な会社紹介と生産している蓄電システムの特徴について紹介していきます。
海外メーカーならではのメリットが満載となっているので、ぜひご覧ください。
会社概要
カナディアンソーラーは、北米の大国カナダで生まれた会社です。
創業は2001年と比較的「若い」ですが、すでに日本を含む6大陸23カ国に子会社を創設している超グローバル企業です。
メイン事業は太陽光エネルギー関連で、世界160カ国以上に同社の製品を利用している顧客を抱えています。
カナディアンソーラーの日本法人「カナディアン・ソーラー・ジャパン株式会社」は2009年に誕生しました。
2020年には同社製品を累計で140,000棟設置しており、今後のさらなる市場拡大が期待されています。
ユーザーのニーズに合わせて複数メーカーの製品を採用
カナディアンソーラーでは、ユーザーのニーズに合わせて複数の蓄電池メーカーの製品を通常ラインナップとして採用しています。
カナディアンソーラーが現在通常ラインナップとして採用している蓄電池メーカーは次のとおり。
- ファーウェイ
- ニチコン
- 田淵電機
- 伊藤忠商事
各メーカーごとに、蓄電池のタイプや負荷形式、蓄電容量などの基本性能がそれぞれ異なっているので、ご自身の利用シーンを想定した上でベストな1台を導入することができます。
太陽光発電システムを導入する際に、「蓄電池の性能にもこだわりたい」という方は、ぜひカナディアンソーラーでの購入を検討してださい。
カナディアンソーラー製蓄電池の「性能」・「相場」大公開
続いて、カナディアンソーラー製蓄電システムのラインナップについてまとめていきます。
製品ごとの「性能」や購入する際の「価格」についても記載があるので、設置を検討している方は参考にしてください。
ファーウェイ
型名 | LUNA2000シリーズ |
タイプ | ハイブリッド型 |
負荷形式 | 特定負荷形式/全負荷形式 |
蓄電容量 | 5/10/15kWh |
価格 | 150万円~390万円 |
まずは最近採用された新たなメーカー「ファーウェイ」から。
ファーウェイの蓄電システム「LUNA2000シリーズ」は、蓄電容量を5kWh、10kWh、15kWhから選べる珍しい仕様になっており、ご家庭での電気の使用量に応じて適した製品を導入することができます。
タイプはハイブリッド型で、太陽光発電システムとの相性はバツグンです。
スマートフォンアプリをインストールすることで、遠隔地からリモート操作も可能となっているので、外出時に蓄電システムの設定を変更したい、という方には購入をおすすめしています。
ちなみに、負荷形式も一部の部屋でしか電気を利用できない「特定負荷形式」と、自宅にあるすべての部屋で蓄電池からの電源を利用できる「全負荷形式」から選択できるので、ご自宅での利用シーンを想像しながら好みのものにカスタマイズすると良いでしょう。
ニチコン
型名 | ESS-BS/ESS-BM |
タイプ | トライブリッド型 |
負荷形式 | 特定負荷形式 |
蓄電容量 | 4kWh |
価格 | 300万円~350万円 |
続いて、京都に本社を構える蓄電池メーカー「ニチコン」。
ニチコンの蓄電システム「ESS-BS」は、太陽光発電システム・蓄電池・電気自動車の内蔵電池といった3種類の電池を統合制御する「トライブリッドパワコン」が搭載されている蓄電池です。
サイズが非常にコンパクトで、狭小住宅にお住まいで屋外に設置場所を確保できない方におすすめの機器となっています。
蓄電容量が4kWhとやや少なめになっている点がネックとなっていますが、増設ユニット「ESS-BM」を追加で導入することで合計8kWhまで増設が可能です。
ご自宅で蓄電池をどれだけ利用するかわからない、という方はまずは4kWh分を購入したうえで増設が必要かどうかを確認すると良いでしょう。
田淵電機
型名 | CSTL70GF |
タイプ | ハイブリッド型 |
負荷形式 | 全負荷形式 |
蓄電容量 | 7.04kWh |
価格 | 150万円~200万円 |
3つ目にご紹介するのは、老舗蓄電池メーカー「田淵電機」。
カナディアンソーラーで販売している「CSTL70GF」は、同社が製造している「EIBS7」という蓄電池と同じ製品となっています。
EIBS7は全負荷形式のハイブリッド型で、蓄電容量はおよそ7kWh。
1台でも問題なく使用できる蓄電容量となっていますが、ニチコン製蓄電システム同様同じ製品を「増設」することで最大14kWhまで蓄電容量を増やすことが可能です。
IHクッキングヒーターやエアコンを動かすことができる「200V電源」にも対応しているので、自宅にあるすべての動力を電気で賄う「オール電化住宅」にお住まいの方に特におすすめしている蓄電システムとなっています。
伊藤忠商事
型名 | LL3098HOS/Y |
タイプ | 単機能型 |
負荷形式 | 全負荷形式 |
蓄電容量 | 9.8kWh |
価格 | 300万円 |
最後に紹介するのは、大手総合商社としても有名な「伊藤忠商事」。
伊藤忠商事で販売されているLL3098HOS/Y、通称「SmartStar L」は蓄電容量が9.8kWhを誇る大型蓄電システム。
今回紹介している蓄電池の中で唯一「単機能型」の製品となっています。
SmartStar Lの特徴は「AI連携」。
翌日の天気予報や直近数週間の電気の利用状況をAIが分析し、最適な充放電を実現します。
また、災害警報を自動検知し停電に備えてくれるので、「もしも」の際でも1台あれば安心。
価格がやや高めな点がデメリットではありますが、自然災害による被害が増加している昨今。
緊急時にもなるべく普段どおりの生活を送りたいという方は、同製品の購入がおすすめです。
【ユーザーの評判はいかに?】カナディアンソーラーの口コミ一覧
インターネット上で、カナディアンソーラー製の蓄電システムに関する口コミを調べた所、好意的な印象を持っている方が多いことがわかりました。
その中でも、価格が安く抑えられているという口コミや、売上高が大きいグローバル企業のため製品の質についても安心できるといった口コミが多く見受けられました。
ネガティブな口コミとして挙げられるのは、やはり「海外メーカー」であるという点でしょう。
カナディアンソーラーは本社こそカナダにありますが、機器の製造はほとんど中国でおこなわれています。
最近は「中国産」だからといって、以前ほど質の悪い製品が流通しているわけではありませんが、それでも気になる方は気になりますよね。
低価格を取るか、国産の安全性を取るか。
この点がメーカー選びの大きなポイントではないでしょうか。
利用シーンに合わせて相性の良い蓄電池を導入しよう
今回は、カナダで生まれたグローバル企業「カナディアンソーラー」についてご紹介しました。
カナディアンソーラーの強みは、「ユーザーの利用シーンに合わせた製品ラインナップ」。
現在は、ファーウェイやニチコンなど4つの蓄電池メーカーの製品を取り扱っており、ご自身の好みに応じて製品を選択することができます。
蓄電池は1台数百万円の高額な買い物です。
購入を検討している方は、ぜひ他の記事もご覧になって最高の1台を見つけてください。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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