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エコキュートとは?特徴やメリット・デメリット!おすすめの家庭も!

オール電化 2024年01月04日更新

省エネできる!と話題になっているエコキュート。

では、いったいどういう点において省エネを感じることができるのでしょうか。

この記事では、エコキュートの概要、メリット・デメリット、購入がおすすめの家庭を紹介します。

エコキュートとは?特徴や電気温水器との違いを解説!

まずは、エコキュートとは何なのかについて解説します。

エコキュートの概要

エコキュートは、電気温水器の一種です。
空気熱をヒートポンプユニットで取り込んで圧縮し、できあがったお湯をタンクに貯湯して使います。

エコキュートが省エネと言われている理由は、再生可能エネルギーである空気熱を利用しているから。
省エネ家電が多く売り出されている昨今、エコキュートが注目されている理由に納得ですね。

電気温水器との違い

古くから存在している電気温水器は、電熱ヒーターでお湯を作り出します。
再生可能エネルギーを使っているわけではないので、省エネ商品とはいえません。

したがって、地球環境にあまり良くはないですし、電気代も程ほどにかかってしまいます。

エコキュートとは?メリットやデメリットには何がある?

続いて、エコキュートのメリットとデメリットを紹介します。

エコキュートのメリット

エコキュートの主なメリットは以下の通りです。

  • 電気代が安い
  • 地球環境に優しい
  • 電力のピークシフトができる
  • 断水時に非常用水として使用できる

それぞれ順番に解説します。

電気代が安い

エコキュートは、電気温水器と比べて電気代が安いというメリットがあります。

というのも、エコキュートは大気中の熱を圧縮してお湯を作るため、少ない電力で給湯が可能だからです。
ちなみに、エコキュートを購入した場合、電力会社と深夜の時間帯に電気料金が割安になるプランで再契約を結ぶことになります。

したがって、これまでと同じ湯量を使っているにも関わらず節約できる、という嬉しい特徴があるのです。

地球環境に優しい

地球環境に優しいというのも、エコキュートのメリットの一つです。

エコキュートが使用するのは、大気中の熱。つまり、再生可能エネルギーです。
したがって、これまでの電気温水器やガス給湯器と比べて地球環境に優しく、地球温暖化防止に大きく貢献できるでしょう。

電力のピークシフトができる

エコキュートは、電力のピークシフトができるのも魅力の一つです。

電力使用量は、日中にピークを迎えるのが一般的。
電力需要が電力供給を上回った場合、停電の発生確率が高まります。

エコキュートは既述の通り、夜間の割安電力を使用してお湯を作ります。
したがって、日中の電力需要ピーク時には電力をほとんど使いません。

つまり、電力のピークシフトが可能なのです。
エコキュート導入家庭が増えれば増えるほど電力のピークシフトができ、停電の回避に繋がります。

断水時に非常用水として使用できる

断水時に非常用水として使用できるという点も、エコキュートのメリットの一つです。
断水が長期化することで、非常用水として用意していたペットボトルも底を尽きる可能性があります。

エコキュートは作ったお湯をタンクに溜めるシステムを採用しているので、タンク内に残湯さえあれば非常用水として断水時に使用できます。

エコキュートのデメリット

続いて、エコキュートの主なデメリットは、以下の通りです。

  • お湯切れの心配がある
  • タンクの設置スペースを確保する必要がある
  • 水圧が弱い
  • 定期的なメンテナンスが必要

順番に見ていきましょう。 

お湯切れの心配がある

エコキュートのデメリットとして、お湯切れの心配があります。

既述の通り、エコキュートはタンクを使ってお湯を溜めていくシステムを採用しています。
したがって、タンクの残湯がなくなればお湯は使えません。

もちろん、再度沸き直しをすれば良いのですが、その際に使う電力は割高に設定されている日中の電気。
つまり、電気代が余分にかかってしまいます。

さらに、必要な分のお湯を確保するまでに時間がかかるというデメリットもあります。

タンクの設置スペースを確保する必要がある

タンクの設置スペースを確保する必要があるのも、エコキュートのデメリットの一つです。

エコキュートは、各家庭にとって必要な容量のタンクを購入しなくてはなりません。
しかし、隣家との距離が近すぎる場合など、タンクを設置できない場合も。
気軽に購入できない不便さを、感じてしまうことでしょう。

水圧が弱い

エコキュートは、水圧が弱いというデメリットもあります。

特に、上層階に行けば行くほど水圧が弱くなります。

エコキュートで水圧が弱くなってしまう理由は、タンクにお湯を溜める貯湯式だからです。

水圧の強さの違いは、以下の通りです。

  • 一般的な水道水…500kPa程度
  • エコキュート……190kPa程度

エコキュートの水圧がいかに弱いかわかりますよね。

定期的なメンテナンスが必要

定期的なメンテナンスが必要な点も、エコキュートのデメリットの一つです。

以下は、エコキュートを導入した際に実施すべき、自己メンテナンスの一例。

  • 配管の洗浄・点検
  • フィルターの掃除
  • 漏電検知システムの点検
  • 逃し弁の動作確認

上記のように、エコキュートは購入して終わりではありません。

エコキュートの10〜15年の寿命を全うしてもらうため、定期的なメンテナンスが必要になってきます。

エコキュートを設置したい!おすすめの家庭とは?

一長一短あるエコキュートですが、いったいどういう家庭におすすめの商品なのでしょうか。

具体的に説明します。

オール電化を検討している家庭

エコキュートは、オール電化を検討している家庭に特におすすめです。

オール電化家庭がお湯を作るためには、エコキュートもしくは電気温水器を導入する必要があります。
この場合、省エネをうたっているエコキュートを導入するほうが経済的で、地球環境を考えていることになります。

ちなみに、エコキュートでかかる1か月の電気代は、電気温水器の4分の1程度で済むのだとか。
経済的にお得なのは、言うまでもありません。

ランニングコスト重視な家庭

ランニングコスト重視な家庭にも、エコキュートはおすすめです。

エコキュートは、初期費用こそ高いものの、ランニングコストが非常に安いと話題です。
ちなみに、エコキュートを購入する際の初期費用は、25〜60万円程度が一般的。

反対に、ガス給湯器購入にかかる初期費用は5〜10万円程度。

初期費用だけを見ると、ガス給湯器に軍配が上がりますね。
とはいえ、ランニングコストは「エコキュート<ガス給湯器」となり、
総合的に見てエコキュートに軍配が上がります。

エコキュートの魅力とは?メリットとデメリットを天秤にかけて吟味しよう!

エコキュートは、省エネ製品だということが分かりました。

初期費用こそ高いものの、ランニングコストが安いのは嬉しいメリットだと言えるでしょう。

オール電化を検討しているのであれば、電気給湯器ではなくエコキュートの導入を前向きに検討してみてくださいね。 

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
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