オール電化に向いている電力会社をエリア別に徹底紹介!
安全性の高さなど、メリットの多いオール電化。
しかし、電気だけで家のエネルギーを賄っているので、電気代の高騰に影響されやすく、電気代も多くかかってしまいます。
今回は、オール電化住宅が光熱費削減のためにできる「新電力会社への乗り換え」について解説していきます。
記事の最後には、エリア別におすすめの電力会社を紹介していますので、お住いの地域の情報をチェックしてみてください。
目次
オール電化の料金プランは一般とは電気料金が違う!
オール電化向けの電気料金プランは、休日や深夜の電気料金が安いことが特徴です。
電気料金の安い時間があることで、エコキュート内のお湯を沸かすような電気を多く使用する場面などに単価の安い電気を使用することができます。
オール電化向けではない「スタンダードSプラン」では、電気使用量の段階ごとに電気の単価が変わります。
120kWhまでの料金は1kWhあたり19.88円、121kWh〜300kWhまでの料金は1kWhあたり26.46円、301kWh以上の料金は1kWhあたり30.57円です。
対して、オール電化向けの「スマートライフSプラン」では、午前6時〜翌午前1時が1kWhあたり25.80円、午前1時〜午前6時が1kWhあたり17.78円になります。
オール電化で電力会社を変えるメリットは?
オール電化は、電気を多く使用する以上、電気料金の上昇などの影響を受けてしまうことを避けられません。
オール電化住宅の電気代の節約対策として有効なのは、電気の使い方に合ったプランにすることや、電力会社の乗り換えです。
特に、最近は燃料費の高騰などで電気料金が高騰しています。
電気代が高いと感じる方は、プランの変更や、電力会社の乗り換えを検討してみましょう。
しかし、必ず電気料金が安くなるというわけではありません。
電気の単価や基本料金など、実際にかかる電気料金をシミュレーションすることが大切です。
メリット① 基本料金が0円の会社も!電気料金が安くなる!
新電力会社は、東京電力などの電力会社よりも電気料金が安く設定されている事が多いです。
さらに、電気料金だけではなく、基本料金が無料の会社も存在します。
基本料金が無料の新電力会社に乗り換えた場合、電気の単価が変わらなかった場合でも、基本料金分の電気料金を安くすることが可能です。
新電力会社への乗り換えで、電気料金や基本料金が安くなったとしても、送電方法や電気の質、停電後の復旧までの時間などは変わりません。
メリット② スマホなどとセット割を利用できることも
乗り変える電力会社によっては、スマホやネットなどとセット割を利用することができます。
セット割を利用することで、電気代だけではなくスマホやネットの料金も安くすることが可能です。
普段利用しているスマホやネットの会社が電気の小売業をしている場合、セット割の内容を確認し、契約を検討してみましょう。
メリット③ 買い物がお得に!ポイントが貯まる会社もある!
電気料金の支払いで、楽天ポイントやTポイント、dポイントなどが貯まる新電力会社も存在します。
特にオール電化住宅では、毎月支払う電気代が1万円から2万円と安くありません。
電気代でポイントが貯まれば、毎月の電気料金の支払いでポイントを溜めることが可能です。
毎月ポイントが貯まることで、電気料金がお得になるだけではなく、普段の買い物にポイントを使用することができます。
【オール電化住宅の電力会社の選び方は?
オール電化向けの電力会社を紹介する前に、電力会社の選び方を解説していきます。
オール電化に限らず、電力自由化により選べる電力会社も、かなり多くなってきています。
自分の家庭や電気の使い方に合った電力会社やプランを選び、電気料金の節約に役立ててください。
①ピークタイムに注意!よく考えて選ぼう!
オール電化向けの電気料金プランの多くは、昼間に電気料金の高いピークタイムが設定されていることが多いです。
夜間だけではなく、昼間も家にいることが多い人は、ピークタイムの電気料金をしっかりチェックしておくことが大切です。
対して、昼間にほとんど家に居ることがなく、昼間に電気を使用しない家庭では、ピークタイムの昼間ではなく、夜間・休日の電気料金に注目してみましょう。
②オール電化向けプランを選択しよう
新電力会社のプランには、オール電化向けのプランがない場合もあります。
年間を通して電気をあまり使用しないオール電化住宅では、オール電化向けのプランにこだわらなくても良い場合もあります。
しかし、オール電化住宅に住んでいて一般向けの段階的に料金が上昇するプランを選択してしまうと、電気料金が高額になってしまう場合もあるので注意が必要です。
③キャンペーンの有無をチェックしてお得に!
電力会社によっては、期間限定で基本料金が無料になるなどのキャンペーンを行っている場合があります。
電力会社を乗り換える場合は、キャンペーンの有無をしっかりとチェックしましょう。
しかし、重要なのはキャンペーン後の電気単価や、解約料などの契約内容です。
キャンペーン内容がかなりお得だからと言って、すぐに契約することはせず、電気の単価や契約内容をしっかりチェックしましょう。
エリア別のオール電化にオススメ電力会社を徹底紹介!
最後に、エリア別でオススメの新電力会社とプランを解説していきます。
電力会社によって特徴や料金が異なりますので、乗り換えを検討中の方は参考にしてみてください。
北海道エリアにオススメの電力会社
北海道エリアでおすすめの電力会社とプランは、HISでんきの「ママトクプラン」です。
基本料金は30Aで1943.70円、電気単価は一番高い単価で280kWh超過後の1kwhあたり32.30円です。
オール電化向けプランではありませんが、朝や夕方、深夜に2時間だけ電気の無料時間があるのがママとくプランの魅力です。
東北エリアにオススメの電力会社
東北エリアにお住いの方におすすめなのは、親指でんきの「いいねプランB」です。
電気料金は、基本料金が無料で、電気単価は1kwhあたり26.4円です。
東北電力の「よりそう+ナイト8」は昼間最大1kwhあたり34円83銭、夜間1kwhあたり11円12銭です。
昼間の電気料金は東北電力に比べて安く、基本料金が無料です。
昼間も在宅していて電気を使用する人におすすめのプランです。
関東エリアにオススメの電力会社
関東エリアでおすすめの電力会社とプランはコスモでんきの「スタンダードオール電化」です。
基本料金や電気単価は東京電力(スマートライフプランS/L)と同じですが、電気料金に毎月3%の割引が適用されます。
さらに、毎月の電気料金の支払いで、dポイントが貯まるのが嬉しいポイントです。
中部エリアにオススメの電力会社
中部エリアでおすすめの電力会社とプランは、HISでんきの「ぜんぶでんき」です。
中部電力のオール電化向けプラン「スマートライフプラン」では、デイタイム1kWhにつき38.71円、ホームタイム1kWhにつき28.52円、ナイトタイム1kWhにつき16.30円と時間帯によって電気単価が変わります。
HISでんきの「ぜんぶでんき」では、中部電力の「デイタイム」と「ホームタイム」の電気料金を2%割引で利用することが可能です。
さらに、ぜんぶでんきの利用で「あんしんサポート365」も利用することができます。
あんしんサポート365は、水漏れや鍵の紛失の出張料と作業料が無料になったり、ハウスクリーニングなどを特別価格で利用できたりするサービスです。
関西エリアにオススメの電力会社
関西エリアでおすすめの電力会社とプランは、eo電気の「オール電化プラン」です。
関西電力の「はぴeタイムR」では、デイタイムで最大1kwhあたり26.33円(夏季以外の期間)、夜間1kwhあたり15.20円です。
対して、eo電気の「オール電化プラン」では、平日昼間のデイタイムで1kwhあたり25.01円(夏季以外の期間)、深夜が1kwhあたり14.44円とかなりお得です。
さらに、電気を見える化することが出来るサービスも充実しています。
中国エリアにオススメの電力会社
中国エリアでおすすめの電力会社とプランは、シェルグループのオール電化向けプランです。
シェルグループの電気単価は、中国電力の電化Styleコースとあまり変わりません。
シェルグループの魅力は、中国電力に比べて基本料金がお得なことです。
中国電力の基本料金は10kWまでで1,650.00円なのに対し、シェルグループは10kWまでで1540円です。
さらに、シェルグループに乗り換えることで、ガソリン車の場合で1ヶ月に100Lまでガソリン代が2円(1リットルあたり)割引されます。
車をよく利用する人は、電気料金が安くなるだけではなく、ガソリン代も安くなるので、嬉しい特典だと言えるでしょう。
四国エリアにオススメの電力会社
四国エリアでおすすめの電力会社とプランは、エルピオでんき「使った分だけ Sプラン」です。
エルピオでんき「使った分だけ Sプラン」の電気単価は、一律1kwhあたり23.94円と分かりやすいことが魅力です。
四国電力の「でんかeプラン」は、平日昼間が1kwhあたり29.24円、休日夜間1kwhあたり19.48円kwhです。
休日夜間の電気料金は高くなってしまうので、乗り換えには注意が必要だと言えます。
しかし、昼間に電気を使い、電気料金が高くなってしまうオール電化住宅では、電気代の節約が見込めます。
九州エリアにオススメの電力会社
九州エリアでおすすめの電力会社とプランは、インデックスでんきの「夜トクプラン」です。
九州電力の「電化でナイト・セレクト」と比べると平日昼間(夏冬)の料金はあまり変わりませんが、夜間の電気単価が安くなります。(九州電力1kWhあたり13.21kwh、インデックスでんき1kWhあたり12.80円)
さらに、毎月の電気料金の支払いでdポイントかWAONポイントを貯めることができるのも、嬉しいポイントです。
オール電化でも新電力会社に乗り換えで電気代の節約をしよう!
今回は、オール電化住宅が新電力会社に乗り換えるメリットや、おすすめの電力会社を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ガスを使用しないオール電化住宅では、電気代が安くなることで、大幅な光熱費削減が見込めます。
電気料金が高いと感じる方は、新電力会社への乗り換えを検討してみましょう。
しかし、乗り換えたからと言って、必ず電気代が安くなるわけではありません。
電気の単価や基本料金などを事前にシミュレーションしておくと安心です。
また、契約期間や解約料などの契約内容もしっかりとチェックすることを、忘れないないようにしましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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