V2Hの価格はいくら?特長や使いみち・補助金についても徹底解説!
電気自動車と家をつないでお得に電気をやり取りできる「V2H」ですが、「工事は必要なの?」「補助金とかあるの?」など、疑問も多いのではないでしょうか?。
V2Hを設置するには工事費も含めて「80万円」ほどかかるため、買ったあとに「思っていたものと違ったかも…」と後悔したくないですよね。
そこで本記事は、以下の3つのポイントについて詳しく解説していきます。
- V2Hの特長や使いみち、設置のために必要な機材
- V2H機器の価格や工事費、もらえる補助金
- V2Hならではメリットや気をつけたいデメリット
記事を読めば、V2Hを設置するべきメリットや補助金を使って安く買うコツもわかりますので、興味のある方はぜひ目を通してみてくださいね!
目次
V2Hとは?【特長・使いみち・必要な機材を解説!】
まずはじめに、V2Hの特長や4つの便利な使いみち、設置に必要な機材について解説していきます。
V2Hって何?特長を分かりやすく説明
V2Hとは「Vehicle to Home」の略語であり、電気自動車(EV)と家のあいだで電気をやり取りできるシステムのことです。
屋外に「V2H機器」と呼ばれる機材を設置することで、EVのバッテリーを家庭用蓄電池のかわりとして活用する画期的な仕組みとなっています。
EVに搭載されているバッテリーは「50kWh」という超大容量のものも多く、エアコンやIHクッキングヒーターなどの家電を1日中動かす余裕があります。
V2Hを使えば、家の電気を車に充電するだけの暮らしから、豊富なバッテリーを家でかしこく運用する暮らしに変えることができます。
V2Hはどんな用途に使われる?【4つの使いみち】
V2Hの代表的な4つの使いみちを以下にまとめました。
- EVをバックアップ電源として使い、停電したときに家中の家電を動かす
- お得な深夜電力をEVに充電し、昼間に使って光熱費を節約する
- V2Hの急速充電機能を使い、通常の2倍以上のスピードで充電する
- 太陽光発電で余った電気をEVに充電し、燃料代をを節約する
「停電時も安心」「充電が速い」「光熱費の節約」など、V2Hを使えば普段の生活をますます便利に変えることができますね。
V2Hの設置には何が必要?【3つの機材】
V2Hを使うためには、以下の3つの機材を用意する必要があります。
- ①電気自動車(EV)※PHV、PHEVでも使えます。
- ②V2H機器(EVと家のあいだで電力を変換する機器)
必ず必要ではありませんが、「③ソーラーパネル」があればV2Hの魅力を最大限に引き出せます。
V2Hなら、余ることが多い太陽光発電のエネルギーをEVに充電することが可能になるため、EVの充電にかかる光熱費を大幅に減らすことができます。
V2Hの価格はいくら?目安や内訳・補助金までまとめて解説!
次に、V2H機器の価格や工事費、補助金でお得に手に入れる方法をご紹介していきます。
気をつけたい「追加工事費」が必要になるパターンについても説明します。
V2Hの価格と内訳を詳しく解説【目安は80万くらい】
V2Hを設置するために必要な費用は「80万円」くらいが目安であり、内訳は以下のとおりです。
(※本記事では、V2H機器の代表モデル・ニチコン「EVパワーステーション」を例に挙げています)
スタンダードモデル VCG-663CN3 | プレミアムモデル VCG-666CN7 | |
V2H機器の本体価格 | 43万7800円 | 87万7800円 |
基本工事費 | 30〜40万円 | 30〜40万円 |
スタンダードとプレミアムは「充電速度が2倍」「停電時のパワー差」「スマホアプリ対応」などの違いがあるため、予算や使いたい機能で選びましょう。
V2Hの「追加工事費」が必要になるパターンは?
以下のようなケースでは、追加で工事費が発生してしまうこともあります。
- 駐車場から家の分電盤までの距離が長く、配線の延長工事が必要なとき
- 鉄筋コンクリート住宅などで、「コア抜き」とよばれる穴あけが必要なとき
- 寒冷地や海に近い地域で、「防寒対策」や「防錆対策」が必要なとき
追加工事の可能性は見積もりのときに確認できますので、後から予期せぬ出費を避けるためにもしっかりと相談しておきましょう。
【2022年】V2Hの設置で補助金はもらえる?
結論から言えば、2022年度もV2Hの補助金はほぼ確実にもらえますが、申請は5〜6月まで待つ必要があります。
V2Hは次世代の電力ネットワークづくりを広める「DER補助金」の対象であり、年々予算が増えていることから、今年も実施は確実と言われています。
参考までに、2021年度のDER補助金の金額を以下にご紹介します。
V2H機器の購入費用 | 本体価格の50%(最大75万円まで) |
工事費用 | 最大40万円 |
補助金制度を使えばV2H機器は「24〜44万円」ほど、「工事費はほぼ無料」でお得に買えますので、ぜひとも利用したいところですね。
V2Hならではのメリット・デメリットは?【導入前にチェック!】
最後に、V2Hならではのうれしいメリットや、設置を決める前に注意したいデメリットを詳しく解説していきます。
V2Hのメリット【費用の元が取れる】
V2Hの大きなメリットは、設置費用の元を取りつつ、その後の光熱費が毎月お得になることです。
EVを蓄電池がわりに使えば毎月1万円以上の電気代を節約することも充分可能ですので、年間で得られる金額はかなりのものになります。
補助金を使ってV2Hを設置すれば数十万円で済むため、数年で費用を取り戻すことも難しくありません。
補助金制度はいつまでも続くとは限りませんので、V2Hはまさに「今が買いどき」と言えますね。
V2Hのデメリット【初期費用がかかる】
V2Hのデメリットは、補助金で安く買えるとはいえ、ある程度の初期費用がかかることです。
数十万円というお金は決して安いものではないですし、EVも同時に買うならかなりの出費は覚悟しなければなりません。
しかしながら、補助金を利用しなければ80万円以上の出費になってしまうことも頭に入れておくべきでしょう。
節約効果が高いV2Hは、多少無理してでも補助金があるうちに買っておく価値はあると言えます。
V2Hを買うべき人は?【光熱費を下げたい人におすすめ】
以下のようにお考えの方は、V2Hを買ってもきっと後悔しないでしょう。
- 休日や夜は家で過ごすことが多く、深夜電力プランを有効活用して光熱費を節約したい
- ソーラーパネルの電気をEVに充電して、電力の「自給自足」をしてみたい
- 停電しても、いつもどおりの快適な暮らしを維持したい
【まとめ】V2Hの価格は80万円くらい!補助金でお得に買おう!
本記事で解説してきた内容を、以下にもう一度まとめていきます。
- V2H(Vehicle toは、電気自動車(EV)と家をつないで電力をやり取りできる画期的なシステム
- 停電時の非常電源、電気代の節約、太陽光でEVを充電するなど、さまざまな使いみちがある
- V2Hを使うには「V2H機器」の設置が必要であり、工事費も含めて80万円ほどかかる
- 国の「DER補助金」を使えば機器は半額で、工事費はほぼ無料でお得に買える
- 蓄電池がわりに使えて光熱費を下げられるV2Hだが、追加工事が必要な場合もある
深夜のお得な電気をEVに充電して、昼間に家で使えるV2Hがあれば、毎月の光熱費をぐっと下げることができます。
国の補助金を使えば「24〜44万円」ほどで買えますので、せっかくのEVを家計にも役立てたい方はぜひ設置を検討してみてくださいね!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
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